【星を数えて <前編>】
スピッツの歌詞にでも出てきそうなタイトルですが、内容は懺悔と反省を込めた自己分析です・・・。
昨日の美風さんの<必読>の記事 、何度も何度も糠床をご臨終させてきてしまった私としては身につまされる思いで拝見しつつ
私が歴代してきた失敗を書き出してみました。
2011年度:幸せコースでもらった種から。ビビってほぼ触らないまま桂剥き月間フェードアウト ★1
7月 中川式糠漬けクイック講座に参加、樽の宅配 → 秋口にフェードアウト ★2
2012年度:宅配 → おっかなびっくりながら細々と存命 → 秋口にフェードアウト ★3
2013年度:5月末 講座受講 宅配 → 6月末 糠床注意報発動「<必読>中川式糠床の注意情報」 → その後持ち直さず ★4
2014年度:4月末 宅配 → 2週間くらいでアウト ★5
→ 6月頭再度注文、宅配→ 7月頭「糠床の蒸れた臭いに気づきましょう 」
→ 8月頃ご臨終、秘伝に進級できない、私には糠床は無理なのかもしれないと絶望に打ちひしがれる ★6
書き出しながら、歴代の糠床たちに申し訳ない気持ちでいっぱいです・・・。
★1は論外ですが、★2、3のときは、発酵しているのかどうかもわからなかったので、
疲れさせるのを恐れて、ほとんど漬けないままでした(陰性・・・!)。
細々と夏を越えるものの、発酵が弱すぎて秋口にフェードアウトしてしまいました。
★4~6は、秋口までもたずにあっという間にアウトになってしまいました。
相変わらず、今の糠床が発酵しているのかどうかが把握できていませんでした。
教えていただいた仕組みは頭に入っているのですが、目の前の糠床の状態と結びかなかったのです。
たとえば、美風さんのブログで
>絶対条件として酸味を死守しなければなりません。
>酸味がないときは早急に酸味を復活させるべきです。
とありますが、今、目の前の糠床に酸味があるのかないのかがよくわからなかったのです。
目の前の糠床が酸味があるのか、塩分はあるのか、その判断すらできなくて、
多分酸味、ないんだと思う・・・でも、「酸味を復活させるべき」と言われても、
あるのか無いのかもわからないものをどうやって復活させたらいいのか、、
という感じでした。
異臭事件も発生させていました。
「発酵」「酸味」が舌やにおいで判断できなかった私は、
あっという間に暴走させてしまってダメにしてしまいます。
なんかおかしい気がする・・・と思いながらも、刻一刻と変わっていく元気な糠床の「発酵具合」が掴めませんでした。
こうして見てみると、私の場合★を出してしまった一番の原因は「目の前の糠床の、今の状態がわからなかった」ことでした。
なぜわからなかったのか。
それはやっぱり「味」「におい」「全体の感じ」を把握する経験値が足りなかったのだと思います。
「相手を思いやる気持ちと、状況を正確に判断する力があれば、糠床は必ず成功します」
と美風さんが以前ツイートされていたことがあるのですが
こんなにも糠床をだめにし続ける私は、思いやりのない人間なんだ、、
と落ち込んだ時もありました(ど陰性・・・!)。
でも、そうではなかったのですね。
気持ちの問題ももちろん大いにあると思いますが、
まず「糠床の現状を把握する」力が圧倒的に足りなかったのだと、今は思います。
続く
【2016.5.13 むそう塾生 舞記】(舞 @mai3k)
(2012年7月、おっかなびっくり漬けた加賀太胡瓜。iPhoneで撮影)