【むそう塾に出会うまで <後編>】
マクロビオティック、という概念を知っていくつかの料理教室をかじった後、むそう塾を知りました。
ブログ上で交わされるやりとりは真剣そのもので
抉られるような、魂をさらけ出すような気持ちになったことを覚えています。
今まで大した生き方もして来なかったし、お料理もしたことがないのにこんなところに身を置けるだろうか、
というこわい気持ち、気押される気持ちがある一方で
本物がここにある、そう感じました。
直感だったのだと思います。
今でこそ幸せコースのカリキュラムがどれだけ綿密に、順を追って構成されているのかもわかりますが
むそう塾を知ったばかりの時はそんなことはもちろんわからず…
「ここに通ったらお料理できるようになるかも」というところまでは正直考えていませんでした。
ただ、とにかくここに掴まってみよう、と申し込んだ愛クラスでした。
初めて食べた中川さんのお料理が福ZEN、という人が今では多いと思いますが、
私もその一人でした。
福ZEN、美味しかったです。
長年のダイエットで、食べるということに罪悪感を感じてしまっていた私でも
大したものを食べてきていなくて、貧相な舌をしていた私でも
そんなことは吹っ飛ばすような、しみ込むような美味しさ。というのを初めて知りました。
なんて言ったらいいのかわからないけれど、美味しいってすごい。
そう思いました。
なんだか凄そう、という直感が、
ここは信じられる場所だ、と
必要なところなのだ、中川さんと美風さん、むそう塾についていこう、と自然と思えるようになったのは
やっぱり、問答無用の「美味しい」という強力な後押しがあったからだと、今でも思っています。
そして、愛クラスで中川さん、美風さん、一緒に受講した塾生さんたちの真剣さに接して
こんなに真摯な場所を逃したら、きっと私の人生には後がないだろう、という気もしていたのでした。
むそう塾の先輩が以前、「むそう塾を選んだという自分のことを誇りに思っていい」と仰っていたことがありますが
ここぞ、という時にほんまもんを選べた、ということは、自分もなかなか捨てたもんじゃないな、と思います。
【2016.5.12 むそう塾生 舞記】(舞 @mai3k)
(新芽って、草木でも多肉植物でも、なんでも美味しそう)