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塾生の声

Is(25-2)さん (埼玉県)

2期幸せコース・3期幸せコース・1期上級幸せコース修了/2期上級幸せコース受講中

【感想文⑦ ~無菌女王~ 】
糠床が初めて我が家に来た時、正直「生き物」としての実感がありませんでした。きっとあの頃は、糠床を自分のコントロール下におこうとしていたからだと思います。まるで方程式のように「手順を踏む」という意識で。だから当然、育つはずがありません。しかも、自分の手を消毒してから混ぜるという衝撃的勘違いを続けていました。(驚)

 

それがいかに不自然か。潔癖さも糠床に敬遠され、昨日まで元気だったのにどうしてー!ということが度々起きた時期もありました。考えてみれば、乳酸菌は「微生物(=その名の通り、菌)」、それなのに消毒って。。。はぁ~だから「無菌女王」と言われちゃうんですね。(とほほ)

 

いろいろな失敗を繰り返しながら、糠床が生き物であることを実感していきました。糠床の状況も見ずに、「一方的に」あれこれしても思う通りになるはずがないんです。大切なのは、糠床が出すサインを見逃さず、感じ取ること。そして、ただその声にだけ答える。

 

単純ですが、これがものすごく難しいのです。糠床を育てているのに、私の方が糠床に育ててもらっている感じです。実をいうと、私はハーブでさえも枯らせてしまったという経験の持ち主。それ以来、生き物を育てることに苦手意識を持つようなっていました。でも、糠床は育てたい!とめげずに続けているのは、糠床が日本人にあう乳酸菌だと実感しているからです。

 

私たち夫婦は揃って、ヨーグルトでは返ってお腹の調子が悪くなり逆効果。ところが糠漬けはテキメンでした。そして、やっぱり「美味しい」から。中川さんの漬けた糠漬けはほんとうに美味しくて、いただく度に、玄米ご飯とこの糠漬けがあれば、それだけで幸せ~と思ってしまいます。

 

~「美味しい」とはそれだけ人を魅了するのです。~
中川さんのこの言葉にただただうなづくばかりです。糠床を迎えて3年目。まだまだ手探り状態ですが、少しずつ糠床の声が聞こえてくる感じがします。我が家に元気な糠床がいるだけで、こんなにも心身ともに安らげるなんて想像もしていませんでした。春夏秋冬、どの季節もこの糠床と共に活き活きとした毎日を送りたいです。

中川善博より

料理と調理の違いをお教えした事を覚えておられますか。血が通った仕事ができている時って疲れないですよね。料理ってどう作るのか。では無く、誰が作るのかが重要なのだと常に思っています。

糠床の中や味噌や醤油のなかの微生物は敏感にそれを感じているのです。どうされるのだろう?と思っているのではなく、だれが俺たちを活かしてくれるのだろう?



そんな事を感じていると思いませんか?私はやっと最近微生物と会話のような意思の疎通ができるようになって来ました。あなたもきっとそうなれるでしょう。大事な人に作る料理には血が通います。そして活きています。生命の源をお勝手で創り続けて行きましょう。

マクロ美風より

私は独身時代から糠漬けを漬けていたのですが、あれは中川さんの糠漬けから考えると、未発酵状態だったと振り返っています。糠の香りのする塩漬けといったところですね。
そんな私ですから、中川さんからほんまもんの糠漬けを教わった時は、もう興奮しちゃいました。その興奮を多くのむそう塾生にもお渡ししたのですが、最初はなかなか上手に育てるのは難しかったようですね。
でも、こうして何年もかかって安定したmy糠床をキープ出来るようになった人が増えて来てくれました。無菌女王だなんて笑える逸話もあったりして、糠漬けにまつわる話題には事欠きませんね。これからもご家族の健康と快腸・快便・美肌のために、お互い糠床を上手に育てましょう。

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