初めて包丁研ぎを習ったのは、
パスポートをいただいて1か月半後の「第1回パスポート取得者のための愛クラスと包丁研ぎ会」 でした。
中川さんのブログ 美風さんのブログ
むそう塾に出会うまでは、どこかのスーパーの2階で買ったペティナイフしか持っていなかった私ですが、
当時、2期の幸せコースの人たちが桂剥きの熱い夏を迎えているのを見て
憧れまくって包丁を入手して、受講したのでした。
(入手した、とは言っても、当時はパスを習得したばかりで有次の存在も知らなかったので、
引き出物のカタログでもらった包丁だったのですけど。。)
パスポートをいただいたとは言っても、
まだまだ炊飯に自信がなかった私には、愛クラスと包丁砥ぎという願ってもいない組み合わせで
いそいそと喜びいさんで申し込みをしたのを覚えています。
「砥石」というものの存在も知らなかった私ですが、
初めての包丁砥ぎを中川さんにうまいこと褒めていただいたおかげで
一気に包丁砥ぎが好きになりました(単純…笑)。
今にして思うと、炊飯含め何にも自信がなかったところに
初めてなんだか出来そうかも、と思えたものが包丁砥ぎだったのでした。
そういうわけで、包丁砥ぎは無性に好きなのですが
(まだまだ中川さんのようにはいかないので改善の余地ありですが)
好きでも、たまに、砥ぎそびれてしまうことがあります。
1日砥ぎそびれたからって切れなくなるわけではなくて
まな板でチェックすると問題ないのですが、
それでもやっぱりお料理に影響する、というのを、煮物コースに通うようになって
強く実感しました。
火通りも、食感も変わってしまうのはもちろんですが
砥ぎそびれた日のお料理は、どこかパッとしないのです。
包丁としては問題ないくらいには切れているはずなのに。
上が、砥ぎそびれた日のもの、
下が、前日の夜に砥いでから作ったものです。
(包丁砥ぎとお料理 砥ぎそびれ)
(包丁砥ぎとお料理 砥ぎ後)
(冬瓜と鶏団子の炊合せ 下の生姜がピーンとしちゃってるのはたまたまです…)
冬瓜の火通りは、私には写真だけでは判別できないのですが、
下の方が中まで均一に柔らかかったです。
写真に撮っていなくて気付かなかった時にでも、
こういう違いがあるのだろうと思うと、やっぱり包丁砥ぎって毎日ちゃんとしなくては、と改めて思いました。
【2016.7.23 舞記】
<マクロ美風より>
2009年からむそう塾の幸せコースを始めたのですが、包丁砥ぎの現実を痛感して初めての包丁砥ぎ講座を開催したのが2010年でした。
7月という暑い季節にもかかわらず、熱心な塾生さんたちが集まってくれました。
お写真には懐かしいお顔もチラホラ。
ところで、包丁を砥ぐということは、「キレのある料理」には不可欠です。
あなたは、お料理のキレが判る人になったので、こういう記事が書けるようになったのです。
進歩ですねぇ。
キレというのは限りなく陽性でなければ出ません。
砥ぎ上がった包丁にも陰性と陽性があり、お料理をする技術にも陰性と陽性があります。
その両方が合致した時、キレのある一級のお料理が生まれるわけですね。
ますますお料理が楽しくなることでしょう。
ちなみに第2回目の包丁砥ぎ講座も開催しました。