塾生の声

Ｋｏ（４０－７）さん （神奈川県）

３期幸せコース修了／２期上級幸せコース受講中

むそう塾、それはとても画期的な塾で、私が生きてきた中でも特筆すべき出会いとなりました。

 
私達夫婦は、数年前から食や農についての勉強を個人的にしていて、各地を訪ね歩いたり、自分たちなりに玄米を工夫しながら食していました。そんな折、中川さんと美風さんのＨＰに出会い、玄米愛クラスに参加して、玄米ご飯が炊き方の工夫でこんなにも違う味わいになる事に驚き、その美味しさに瞠目いたしました。ご飯は、毎日沢山頂くものですから、美味しくいただける事はとても重要なのです。

 
玄米ご飯の変化に感動した我が家では、そのご飯に見合うおかずも食べたくなり、幸せコースを受けることになったのです。毎月、むそう塾の日は、主人が私の帰りを待ちわびており、家に着くやいなや、お持ち帰りしたお料理や玄米ご飯を頂きながら、その日習った事を事細かにホウ・レン・ソウ（報告・連絡・相談）するのが恒例です。道具の扱い方、食材の見方、選び方、料理法の工夫、陰陽のバランス、盛付け、頂き方、美風さんのお話まで、深いスピリットを学べるのでした。「大根が、自分が切られたと気づかないうちに切る」と言われた言葉が耳を離れません。

 
中川さんは、お料理一品を創り上げるまで、なぜ、どのようにと全てを教えてくださいます。主人にこの理論を話すと、いつもディスカッションに花が咲くのでした。我が家の食卓もこの一年間で本当に美味しくなりました。胡麻和え、糠漬け、煮物・・・いつも作っていた料理ばかりなのに、そのどれもが生まれ変わって食卓に登場するのです。香り高い胡麻和え、キュンキュンする糠漬け、しっぽりとした煮物。

 
そして、翌年も上級幸せコースに通う事に。実は、幸せコースに通っている間に妊娠し、出産は２月に控えておりました。上級コースのお申し込みは出産前に済ませなければなりません。上級は行かないつもりでいた私に、主人が一言、「一月に一度、赤ちゃんと離れるけれど、母親が作る家庭の食は、家族の健康と、子供の味覚を守る要となる、一生の財産になるんだよ。だから、ちょっと大変かもしれないけれど京都へ行って、色々と持ち帰っておいで」と背中を押してくれました。

 
そして、今年も京都へ通っているのですが、帰宅後は、やっぱり夜中まで灼熱のディスカッションが繰り広げられるのでした。ああ、楽しい、楽しいむそう塾。