子供の苦しむ姿を見るのはツライけど安易に薬や西洋医学に頼りたくないという気持ちとてもよくわかります。
息子が2歳になる前、咳がなかなか治りきらず困り果てた時に一度だけ、マクロビオティックや自然療法を実践されている方はみなさんご存知の小児科医のところへ伺ったことがあります。
その先生からの言葉が今でもずっしりと心に響いており、その教えを指標に病院へ行くか行かないかを判断するようになりました。
その先生のお言葉をみなさんと共有したく再度記事を書かせていただきました。
当時の息子は日中の活動している時は元気だったのですが、夜の寝ているときに咳がひどくなり眠れない…という日々で、お手当ての効果もなく2週間ほど続きました。
さすがに連日、夜眠れない息子を見ているのがツラくなり先生のところを訪れました。
先生に状況を話したところ、先生は
「お母さん、あなたの判断は間違ってましたね」
「咳がひどく眠れなくなってしまった時点で(医院に)連れてくるべきでした」
とおっしゃりました。
そして…
子供の食欲・睡眠・機嫌を損ねるような症状が起きた場合、まずその原因となっている症状をすみやかに取り除くことが最も大切であること。
食欲・睡眠・機嫌を損ねている原因を取り除くには薬を使うこともある。
と、私に教えてくださり
その日は咳止めのお薬を数日分いただいて帰りました。
その頃の私は薬に頼りたくないという気持ちが強く、息子の睡眠に影響が出ていることに気付いていたのにもかかわらず、自分の勝手な想いを押し付け、何も対処していなかったと深く反省しました。
それと同時に、子供の食欲・睡眠・機嫌については母である自分が一番よくわかってるので、今後は間違った判断はしないだろうと安心しました。
食欲・睡眠・機嫌を損ねる=自己免疫力低下=治癒の遅延
いたってシンプルな考え方なので、普段から子供の様子を観察していればすぐに判断できると思います。
薬や西洋医学との付き合い方に悩んでいる方々の判断基準のヒントとして役立ってくれたら嬉しいです。
【2016.6.22 恭子(29-4)記】
(働く車や電車が大好きな息子です この笑顔を守れる母でありたいです)
<マクロ美風より>
恭子さんの文章を読んでいて、「ああ、あのお医者さんだなぁ」と分かりました。
あのお医者さんはむそう塾生にも勧めたことがあります。
病院に行かないことで不安になる塾生さんだったので。
その時にはお薬を出すことなく、「このくらいで病院に来なくてもいいよ」とおっしゃって、病院に来るときの目安を教えてくれたそうです。
そういうお医者さんの言葉って今後の参考になって、ありがたいですよね。
ところで、咳というのは出す必要性があるから出るので、それを止めない方が良いという考え方もあります。
咳の出る原因の除去が済めば咳は出なくなるからですね。
しかし、子供の場合は急に悪化することもあるので、お薬を使う判断をされているのだと思います。
それにしても母親の役割は重要ですね。