11月23日の玄米投稿 R版

パスポート保持者の玄米投稿は


先ずはUeさん(1ー13)Rです。

ほぼ完璧に炊けていますね。
なぜフィスラーと同じ炊き方では今まで美味しく無かった
のかが体感できたのではないでしょうか。
これが陰陽のバランスです。
若干ですが保温過多が起きています。
鍋底への配慮は素晴らしいですが真冬になってからで良い
でしょう。 今は段ボールとコルク鍋敷程度で充分です。
それぐらい減らして、ちょうど30蒸らしで圧が無くなる
くらいが理想です。 そうすればもっと飯肌がつやつや
します。 目指して下さい。
次はKoさん(26ー12)Rです。

優しく炊けていますがすこし「寒い」御飯ですね。
次回は水を1220に増やして28分炊いて下さい。
この米は火加減を強めるよりも炊飯時間を延ばしたほうが
あなたのご家族には合うようです。
試してみて下さい。
器の話。
今回盛りつけられた鉢は「染付け」というコバルトで文様を
書いて素焼きから着色し、土灰釉をかけて焼いた陶器です。
これは爽やかさや透明感を表す彩色で有名です。
今回のあなたの「寒い飯」ではこの染付けの鉢の中で私に
「美味そう」と思わせる陽が足りないのです。
もし今回私があなたの炊いた飯を投稿するのであれば、
もっと暖色な土の息吹を感じるような(伊賀とか備前とか
伊羅保など)を選んだでしょう。これは炊飯技術云々と
いうよりも私に対する戦術です。 如何に美味そうに
料理を魅せるか。 いかに相手の唾液腺を緩められるか。
これも大事な料理のファクターなのです。
終わります。
今日は魅せ方見せ方という話をします。
たとえばタコヤキ。
発泡スチロールの四角いディズポーザブルな容器に詰められて
無粋な蓋をされ、輪ゴムで留められたものを戴くのと、経木船
と呼ばれる松などの間伐材を薄くへいだ経木でできた船型の
容器に盛られてソースを塗り、青のりや踊る鰹などが立体的に
揺れているものとではどちらがあなたの「ヨダレ」を多く出す
でしょう?
味付けには関係無いようでも「器も味のうち」と言われます。
その器を演出するのは卓上、その卓上を演出するのが部屋。
その部屋を演出するのがエントランスや周囲の住環境。
これをアトモスフィアと呼びます。しつらえとも言いますね。
あなたもここ一番のデートの時に出身校のジャージ上下では
行かないでしょう?  そんな事ですね。
こう書くと「そうか!上等の器に盛りつければよいのか!」と
勘違いされる方も必ず出て来ます。 しかしそうでは無いのです。
如何に上に載せる料理を活かせる器をあてがえるかが命なの
です。 

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コメント

  1. Ue より:

    中川さん、おはようございます。

    玄米投稿のこの感覚、このドキドキが蘇り、「見てくださる」「導いてくださる」ことの新鮮な有り難さでいっぱいです。

    次回は、ご指導の通りに氣を払って炊きます。

    ありがとうございます。

  2. ko(26-12) より:

    中川さん

    おはようございます。今日もご指導ありがとうございました。
    今回再受講させていただいて 本当に沢山学ばせていただいています。改めてオーダーメイドの炊飯ということを実感いたしました。
    器のお話ですが、演出して、いかに魅せるかということーもっと自由に楽しみます♪

  3. ふみよ丸 より:

    中川さん、おはようございます。
    器やしつらえのお話に吸い付けられました(笑)

    『 器というのは、その中にお料理を盛って美しいと見えてこそ、
    器としての値打ちがある 』 そういう視点で器を選んできました。

    でもこれがなかなか難しく、絵付けがある器が全てごちゃごちゃするかというとそうでもなく、 素朴な器であれば良いかというと、なんとなく強すぎて美味しそうに見えなかったりします。

    それに、同じ作家さんの似たようなタイプの器ばかりにしてしまうと、
    飽きるというか、食卓が楽しくなくなってしまいます。

    それから、器も圧力鍋といっしょで、大は小を兼ねないというか、丁度いい大きさの器に盛らないと、美味しそうに見えない気がします。

    こんなふうに書いていくと、きりがありませんね(笑)
    器とお料理も、陰陽で考えてみればいいのだわ!というのが、
    今朝の気づきです。 ありがとうございました。

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