<必読>「2023年度(第10期)満足コース」持ち物のお知らせ

「第10期満足コース」は5月21日()からスタートしますが、最初の授業は現時点での実力を把握するための実技チェックを行います。
チェック内容は全部で8項目です。
1 玄米炊飯
2 一番出汁取り
3 出汁巻き玉子
4 桂剥き
5 刻み
6 盛付け
7 糠漬け
8 包丁砥ぎ

上記のチェックをするための持ち物は次のとおりです。
1 玄米・塩・圧力鍋・ふうわりさんなど玄米炊飯に必要なもの
2 包丁(幸せ/上級)
3 糠床(味見用)
4 出汁巻き玉子用に使い慣れたフライパンを持参してもよい
5 砥石(教室でオレンジ色の砥石を買える)

※玉子・昆布・鰹節・大根・盛付け用のお料理は教室で用意します。

 
 

(出汁巻き玉子 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

カテゴリー: 講座のご案内・連絡事項 | コメントする

1型糖尿病を忘れさせてくれるような美味しいお料理の力

むそう塾では、授業で習ったお料理を復習すると、それを写真や動画に収めて添削してもらうシステムがあります。
方法は次の3とおりです。

①【コース授業】:「復習投稿」として、中川善博のブログに掲載して添削。
②【単発講座のうち玄米炊飯と小豆玄米炊飯】:決められた期間だけ中川善博のブログに掲載して添削。
③【②以外の単発講座】:Twitterでのお弁当投稿(#musobento)や、iMessageで添削。一部は「塾生のきょうの100点お弁当」に転載。

 
 

昨夜送られてきた①の復習投稿の投稿文が、とても気持ちがこもっていて、私はそれを読んで涙がこぼれてしまいました。
(指導の参考にするため、投稿文は私も読ませていただいています)
投稿者は現在「自由人コース4」に在籍する“好(このみ)”さんですが、先月の「自由人コース3」の復習投稿を送ってくれたのです。
まずは、好さんの投稿文をお読みください。(掲載許可あり)

 
 

***

<好さんのメールより>

中川さん

こんばんは。
自由人コース3のシントンテキの復習をしましたのでご指導お願い致します。
【感想】
この シントンテキ のソースが・・・
家族や友人の反応が「このソース美味しい!!」って、
みんな口を揃えて言います!老若男女問わず!
中川さんの数々の魔法のソース。新たなるものを体験できて口福です。
このトンテキに負けない野菜のボリュームとカレーもやしが最高で
お腹いっぱいでもただただ幸せな食後でした。(ボリュームあるのですが重くない)
お弁当にも盛り込みます!

自由人3の最後のクラスにこのように元気の出るお料理を授けてくださってありがとうございます。
むそう塾に出会ってお料理の腕はまだ未熟ではありますが、出来るようになった事があります。
お料理で・・・自分を取り巻く人達(家族、友人・会社の人等)を元気付けることができました。
お料理で・・・自分の健康をグッとたぐり寄せることができた。
食べることがストレスではなくて、心から楽しく幸せになった。

中川さん、美風さん、スタッフの麗可ちゃん、TAMOくんやにっちを中心に
笑いの絶えない楽しいクラスに在籍させてくださって、感謝致します。
来期も楽しみでなりません。
ご指導よろしくお願い致します。

69-4
◯◯◯ 好

 
 

(シントンテキ 料理:好さん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

***

<マクロ美風より>

好さんは1型糖尿病患者で、食べることに恐怖心を抱えていた頃むそう塾に来られました。
食べてはいけないものだらけで、気持ちも身体も不健康そのものでした。
でも、むそう塾でマクロビオティックの陰陽を知り、食べ方を徐々に変えていったところ、だんだん気持ちも明るくなって、お料理が楽しくなってきたのです。
そして何より、食べることを楽しめるようになって、お料理も素晴らしく上達したのです。

好さんは写真も上達して、どんどん活躍の場がひろがって来ました。
素晴らしく美味しくできた彼女のお料理は、まわりの人たちを元気づけたり、感動させたりして、その良い氣が彼女に返ってくるようになりました。
血糖値のチェックはする必要がありますが、いたって元気ですし、幸せそのものです。
食べ物の制限もありません。

 
 

好さんの例で私が感じるのは、お料理の持つ力です。
最初は自分の健康のために始めたお料理ですが、その美味しさがまわりの人を巻き込んで行きました。
彼女が自分だけのためにお料理を作るのではなく、色々な人のためにキッチンに立ち続けたことが、結果として自分のためにエネルギーを持って戻ってきてくれたのです。

これはマクロビオティックの陰陽で考えると、ものすごい陽性の力が働いていることを意味します。
病気という陰性から、お料理で陽性の力をつけていった好さんは、いかにもむそう塾生らしい展開だと思わずにいられません。

美味しいお料理は、空腹を満たすだけにとどまらず、心の飢えをも満たしてくれるのです。
この繰り返しの波は、必ず強いエネルギーとなって自分を守ってくれます。
氣のよいものに触れる、味わう、慈しむ。
そんな時間をこれからも大切にしてくれる塾生さんの存在に、心から感謝している私です。

 
 

カテゴリー: うれしかったこと, 塾生さんのメールから心に響いたこと, マクロビオティックの指導現場からシリーズ, マクロビオティック京料理教室 むそう塾, からだ, こころ・想い | 2件のコメント

クイックバージョンのシジミのお味噌汁が美味しかった

先日、教室で仕込みをしていたときに、中川さんの手が離せないので、急遽私に命令が下りました。
中川さんの指示に従って、まかないのお味噌汁を完成させるのです。

中身はシジミ。
今、むそう塾はシジミブームなのです(^o^)

中川さんの指示は、上級幸せコースで教えた方法とは違って、急ぎバージョンでした。
でもね、いざいただいてみると、とっても美味しいのです♪
つまり、お味噌汁の作り方も正統派バージョンとクイックバージョンと、携帯バージョンなどがあるわけです。

忙しいから作れないではなく、忙しいときにはこの方法で、というのが中川式のすごさだといつも思います。
目指す美味しさがあって、そこに到達する方法は何通りもあるということでしょう。

今、中川さんが日々研究している食パンもその一つ。
中川さんが求めるパンの味があって、その方法をあれこれ工夫しているのです。
美味しさは、たゆまぬ研究の上にあるのだと実感したことでした。

 
 

 
 

(上級幸せコースのシジミ味噌汁 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

カテゴリー: 食べ物あれこれ | コメントする

シジミの砂抜きをマクロビオティックの陰陽で考えてみる

単発講座のご案内記事が続きましたので、ちょっと食べ物のお話を。

デパ地下でシジミを買おうと思ったら、前にいる80代と思しき女性が売り場の男性に質問をしていました。
内容は「シジミの砂抜きは塩水なのか、真水なのか?」というもの。
「えっ? 今までこの女性は砂抜きをどんな方法でしていたのだろう?」と思ってしまいましたが、この売場ではアサリとシジミが同じ場所で塩水にさらされているので、疑問に思ったのかもしれません。

よくマクロビオティックの勉強で、アサリとシジミの陰陽を比較することがありますが、この時に大事なのは産地です。
人間も果物も魚介類も野菜も、すべて「どこで育っていたか」が重要なのです。

砂抜きの目的は、貝の口を開けて砂を吐き出させることですから、貝がリラックスできなければなりません。(つまり陰性な環境にする)
そのためには、貝が育った場所に近い状態にするのが一番理想的です。
アサリは海辺で生息していますが、シジミは湖や川や沼などが多いですね。

でも、宍道湖やサロマ湖のように海水が入る汽水湖もありますから、私はシジミの産地によって真水と塩水を使い分けたらよいと思っています。
シジミの砂抜きには「海水と同じ濃度の塩水」と教える人がいますが、汽水湖は海水より濃度が薄いので、淡水に近くてもよいのではと思います。

こんな感じで、陰性な環境にして砂を出させるには、陽性な塩水より陰性な水の方が合うと思っているのですが、あなたはいかがですか?

 
 


(デパ地下にて撮影)

 
 

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, 食べ物あれこれ, マクロビオティックの陰陽で考えてみよう | コメントする

「夏の特別料理講座 涼麺と賀茂茄子のピザ」開催のご案内

夏のお食事で一番気をつけたいのは、ミネラル不足にならないことです。
汗をかきますので、そんな時には冷たい麺類がとても美味しく感じます。
マクロビオティックでは主食に玄米を奨めていますが、体調に合わせて麺類も取り入れて、上手に陰陽をコントロールしましょう。

この講座でお伝えする麺つゆの作り方は、幸せコースでも上級幸せコースでもお伝えしていない秘伝中の秘伝もので、まさに「麺は添え物 汁が主役」と実感していただける美味しさです。
私が一番好きな麺つゆがここにあります。
このお味は一生の財産ですね。

また、この講座では「賀茂茄子のピザ」が強烈な印象になっていますが、実は中川式温泉玉子の作り方がいかにも中川さんらしい精緻な方法です。
温泉玉子だけでもプロの世界の凄さを実感されることと思います。
さらに、「オクラ地漬け」や「どんこ椎茸旨煮」まであって、これらはお弁当のおかずにもなるという嬉しい内容です。

 
 

***

むそう塾の数ある単発講座の中でも、最も古くから開催されていて、風格すら感じさせる夏の必須講座です。
このとびきりの美味しさを多くの人に味わっていただきたいので、受講資格は「むそう塾のパスポート取得者」まで広げています。
この資格で受講できる講座は、他に「陰陽別お出汁の取り方と味噌汁大全講座」しかありません。
限られたチャンスを最大限にいかして、格調高い美味しさを我が家の味にしていただけたら嬉しいです。

なお、予め受講をご希望されていたのは次の方々ですが、この他の方もお申し込みできます。
1 まきさん(94-4)
2 しょうこさん(128-3)
3 Namikaさん(141-1)
4 ひろみさん(131-1)

 
 

***

【講座名】
「夏の特別料理講座 涼麺と賀茂茄子のピザ」

【開催日】
2023年6月19日(月)

【会場】
「むそう塾」京都市左京区孫橋町18

【内容】
<涼麺>
・中川式温泉玉子の作り方
・料亭を超える麺つゆの作り方
・冷麦の茹で方
・オクラ地漬けの作り方
・どんこ椎茸旨煮の作り方
<賀茂茄子のピザ>
<昼食>
(季節のおかず三種・玄米ご飯・お味噌汁・糠漬け)

【タイムテーブル】
11:00  開場
11:30〜12:15 昼食
12:30〜17:00 デモ&試食
17:30 解散

【定員】
8名

【受講資格】
・幸せコース在籍以上(2023年度幸せコース申込者を含む)
・むそう塾のパスポート取得者(飲食店・料理教室・セミナー関係者を除く)

【お子様】
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません

【受講費】
55,000円(税込)

【受講費の支払期限】
講座開催日の1か月前迄

【申し込み方法】
こちらの予約システムから 随時受付

【締切】
定員になり次第

【キャンセル料】
・開催日の15日前〜8日前:受講費の50%
・開催日の7日前〜当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

 
 

涼麺 マクロビオティック京料理教室 むそう塾
(涼麺 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

涼麺 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 中川善博
(涼麺 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

(賀茂茄子のピザ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

カテゴリー: 講座のご案内・連絡事項 | コメントする