仙台育英 須江航監督の優勝インタビューを観て思ったこと

人は生まれ育った環境の影響を受ける。
肉体的にも、精神的にも。
その影響の主なものに気候がある。

たとえば雪の降る地方と、雪の降らない地方では、決系的に気温の差がある。
これをマクロビオティックでは「陰性」「陽性」という言葉で説明している。

 
 

夏の甲子園で、仙台育英が悲願の初優勝を果たした。
須江航監督の優勝インタビュー動画を観て泣けた。
言葉を選ぶときの気配りさが見事だった。
コロナに翻弄されながらの優勝は、本当に大変だったと思う。
心から祝福したい。

この優勝に関して、東北が一つになって喜んでいる。
もともと東北は一つという意識が強い。
東北6県に北海道を加えた「北日本」は、雪が降る地方なので気候が似ている。
だから私もまた、東北の人と相通ずる気持ちを感じる。

雪や寒さは時には人の命を奪うこともある。
そのため、雪国の人たちは助け合う気持ちが強い。
私が生まれ育った北海道でもそうだった。
なんというか、根っこの部分で人と人がつながっているように感じるのだ。

 
 

私がマクロビオティックを教わった先生のお一人に、岩手県出身の先生がおられた。
寒い地方の話をするとき、「あのさあ、僕たちが子どもの頃は、りんご箱に手を突っ込んで・・・」と懐かしい光景を私の目を見て話された。
寒い地方の連帯感のようなものだったのだろう。

これは環境がつなぐ人と人の温もりなのだろう。
マクロビオティックの集まりで何度もお邪魔した仙台。
本当にお世話になった。
その想い出とともに、東北の熱い喜びに私まで熱くなったのだった。

 
 

(教室の掛け花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

余談だが、岩手県はりんどうの出荷量が日本一なのだそうだ。

 
 
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コメント

  1. かのん より:

    美風さん、ご無沙汰しております。

    仙台育英、地元代表ですので応援していました。
    息子の学校でも夫の職場でも近所のスーパーでも皆この話題でもちきりでした。
    決勝戦は、私は自宅で固唾を呑んで見守っていました。

    本当に監督の言葉が素晴らしかったです。
    まだお若い監督ですが、やはり優勝まで導くだけの方だと感じました。

    美風さんのおっしゃるように東北は仲間意識と言うか、団結力が強いと感じます。
    厳しい冬を過ごす者同士の絆のような……。

    良くないニュースが耳に入りがちな今、とても嬉しいニュースでした。

    • マクロ美風 より:

      かのんさん、こんにちは。
      お久しぶりでございます!

      仙台はこれから優勝ムードで大賑わいになることでしょうね。
      遠くから球児たちにもおめでとうと言いたいです。

      政治家をはじめとして、言葉に重みがなくて、信じる気持ちをどこかに置いてきてしまったような今の世の中ですが、この監督さんの言葉は久しぶりに、本物の人間に感じる含蓄のあるお言葉でしたね。

      仙台育英さんが優勝されたことは勿論とても嬉しいことなのですが、このような素晴らしい人を知ったことも嬉しいことでした。

      勝手に雪国つながりで、感動も倍増の私でした(笑)

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