2013年度「桂剝き美人・美男」を発表します!

1ヵ月の桂剝き投稿期間が済んで、やれやれとしていらっしゃいますか?
それとも、きょうも大根を片手に一サクでも剥いていらっしゃいますか?
中川さんは毎年皆さんに言います。
「1ヵ月で覚えた技術は練習をやめると10日間で忘れる」と。
全員に「頑張ったね!」と労をねぎらうとともに、特に心身ともに頑張った方々を「桂剝き美人・美男」として発表します。
1ヵ月間の成果はこちらからご覧になれます。
なお、桂剥き美人・美男さんには、後日「檜のまな板」を発送させていただきます。
楽しみにお待ちください。

 

<2013年度 桂剝き美人・美男該当者>

<中川善博より寸評>

【Is(25−2)さん】
余計なプレッシャーをかけてしまったようで申し訳なかったです。
28/30は苦しかったですと打ち明けられて反省しきりでした。もっとプレッシャーを楽しめる人かと思っていましたが、そうでもなかったのですね。
でも最後には楽しみ方と殻を突き破る突破力を身につけてくださって嬉しかったです。
あなたの横ケンの均一さは見事です。剥きと刻みが高次元で融合しなければ生まれないレベルのものができています。
さぁ次はどこに向かいましょうか。

【Ar(28−4)さん】
私も羨ましいほどの綺麗で長くしなやかな指を持つあなたの桂剥きは本当に正しいお手本となります。
どれだけ後輩たちのイメージトレーニングに貢献してくださったかわかりません。 私のクリームパンでは大きさも太さも長さも異次元なので真似しにくいのです。 ほんとうに助かりました。
あなたがIsさんのレベルに達するにはあとは「刻み」です。
これは横ケンの刻みだけをひたすら数やってもすぐに上達するものではありません。 包丁を使う仕事をする時すべての時に力づくでは無く、いかに「刃に仕事をさせるか」を考え続けることが必要です。
そうして横ケンの刻み「も」上手になってください。

【Mi(6−6)さん】
今年の目標は大胆に繊細にでしたね。 丁寧に剥くことはすでに前回のむき方講習のときにマスターはされていましたがキレが足りないことをご自分でも解かっておられたようです。
どの女性よりも大きな手、長い指をお持ちなのですからそれを使わない手は無いのです。
ゆったり長いストロークで、たっぷり送ってたっぷり上げる。 そしてその間なるべく面圧のオンオフをしない。というのが命題でした。 かなりのレベルまでアップできたと思います。
練習してください。 その大きな手で女性の小さな頭をぐっとご自分の胸板に抱き寄せるように。包み込むのです。
「優しく強く」「激しく淡く」これがこれからのあなたのテーマです。

【Ya(3−4)さん】
大進化しましたねぇ。 力むから遅いんですよ。ということは、速めるには力を抜くこと。これを理解する1月でしたね。 どんどん力みが抜けてどんどん速くなっていくと、力みの中に埋もれていた「優しい面圧」が顔を出してきて「あ、これかな?」という実感を持ってくださいました。 こうなればしめたもの。 「力抜いたほうが速いやん!♫」となりました。 ここからは私は見守っているだけで良かったのです。 最後すこし小罠をしかけてみましたが、まんまとハマりましたね。(笑) まぁ、油断大敵ということです。まだまだ脱力があたりまえになっていなかったという実験でした。 これからも優しい面圧を楽しんでください。

【Ch(60−4)さん】
妊娠中なのに真剣に精緻に桂剥きに取り組んでくださいました。 大したもんです。
お勉強が出来た賢い方の特徴で、なぜ出来ないのかを細かく分析しておられました。 細部にわたって分析してしまうので全体を俯瞰や鳥瞰で見ることができなくなっておられました。  その結果「左右で違う動きが出来ないんです〜」と言われたのでクスクス笑ったのを覚えています。 だってあなたは左右でとんでもなく違うことをするピアノ弾きさんなのですから。(足まで動かす)それに比べたら桂剥きなど簡単な動きなのです。  ですからあなたへのアドバイスは「感覚」「センサー」「リズム」「タイミング」そんなことばっかり言っていました。 でもそれは前半のあなたの自己分析による変形尺取虫の矯正があったからこそなのです。 分析力も感性も必要な桂剥きって陰陽でしょう?

【As(67−3)さん】
玄米炊飯投稿のときから気づいてはおりましたが、見事なガンコさんでした。 包丁は上下だけ大根は左手で剥きます。っていうのをいったい何度書いたでしょう。 一回もコピペしなかった私を褒めてやりたいです(笑)
でもあなたの偉いところは練習を止めなかったこと。そしてご主人様との信頼関係が素晴らしかったことですね。
ですからこの桂剥き美人の名誉は半分ご主人様のものです。はい。
これからも練習を続けるとお約束してくださいましたので期待しています。 いつでもアドバイスしますので基金も増やしてもらいながら練習を続けてください。

【Wa(49−3)さん】
桂剥きの授業の時に、初めて剥くのにするする切れずに剥けて、まがりなりにもぴら〜んまでできたのには驚きました。
よくよく聞くと、一年前から4期生の投稿を見て「よし、来年はあそこに私も!」と心に決めて予習をしてくださっていたのですね。 さすがです。
そこで判定をしていたのなら文句なしの桂剥き美人さんだったのですが、むそう塾はそう甘くはありませんでした。
予習していた貯金は数日で使い果たしてしまい、無意識の悪癖なども見つかって、こりゃぁ大変だと本腰を入れなおすことになりました。 お勤めも子育ても有る中でよく練習してよく自分を見つめられました。 努力の結果本当の面圧も理解できてさらに正しい剥きも刻みも会得できました。 これからは時間の制約を気にせずに落ち着いて練習を重ねてください。 いつでもアドバイスしますのでメール下さい。

以上

 

カツラムキビジン

 

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コメント

  1. 夏目 より:

    美風さん、中川さん
    嬉しい発表をありがとうございます。
    美人美男のみなさん、おめでとうございます。
    何度も桂剥き投稿をしているのだから、当たり前と言われれば
    それまでなのですが。。。
    今年の桂剥き投稿は、今迄の中で一番忘れられない投稿となりました。
    今、振り返っても涙が溢れて来ます。そんな1ヶ月を過ごせた事が
    とても嬉しい財産となりました。
    練習をさぼっていた私が、中川さんの熱意あるご指導のもと、
    1ヶ月で大進歩させていただき、刻みの世界へと導いていただけたこと
    大変嬉しかったです。
    刻みの世界は、日々の意識と積み重ねだということもよくわかりました。
    これからは、そんな刻みの世界をもっと知り、楽しみたいです。
    刃に気持よく仕事をしてもらえるようになれるよう、
    「いかに刃に仕事をさせるのか」を意識していきます。
    中川さんの全身全霊のご指導と、美風さんの心温まるサポートに
    心から感謝いたします。応援して下さった皆様にも感謝です。
    熱い1ヶ月をありがとうございました!
    これからも、宜しくお願いいたします。

    • マクロ美風 より:

      夏目ちゃん、おめでとうございます。

      日常生活の忙しい中に、桂剥きの時間を取るのは大変でしたね。
      剥きでは中川さんに羨ましがられる手も、刻む時にはチョイと活発になりすぎて、諌めるのに苦労しましたね。
      普段は意識していないであろうほどの「やさしい刻み」を実現できたら、もう夏目ちゃんは鬼に金棒です。
      その日をずっと待ってます!

  2. Is(25-2) より:

    中川さん、美風さん

    ありがとうございます。
    中川さんからの寸評を涙しながら拝読しました。

    今までで一番しんどかった1ヶ月間でした。
    頭では理解できているのに、身体がなかなか思うように動いてくれない。
    思考優先という私の悪癖が、最後の方まで尾を引っ張っていました。

    そんな私に、光がさしたのは残り1週間を切ったある日のこと。
    それまでを振り返って、ふとよぎった思いがありました。
    その思いを実際にやってみたことが功を奏し、今まで体感したことがない感覚を味わうことができました。

    それでも、少し揺らぐと思考先行になってしまう私に、
    中川さんからの「Don’t think,Feel!でっせ」という一言。
    この一言で、一気に苦しさから楽しさに変わりました。

    身体が思うように動かない。
    この言葉が根本的に間違っていたんです。

    最後の2日ほど楽しんで剥いたことはありません。
    なので、中川さん。
    私は、楽しめました!

    もう、迷いの森に入ることはありません。
    考えて剥くこともありません。
    そう、断言できるものを手にした1ヶ月でした。

    次の向かう先は、もう決めています。
    その報告ができるように、とことん楽しんでみます。

    ほんとうにほんとうにありがとうございました。
    これからもどうぞよろしくお願いいたします。

    • マクロ美風 より:

      Isさん、おめでとうございます。

      Don’t think,Feel!
      Don’t think,Feel!
      Don’t think,Feel!

      あらゆることにこれを優先しましょう。
      そうしたらIsさんはもっともっと楽しく軽やかに人生が生きられます。
      これってずっと前から言ってましたよね?
      「考えすぎるな」って。
      もうそろそろ、本当に考えすぎにオサラバしませんか?
      捨てれば得られることがあるのですから。
      陰陽ですよね〜。

  3. Wa(49-3) より:

    美風さん、中川さん

    嬉しい発表と暖かい寸評をありがとうございます。
    ハイレベルな先輩方の中で、私を選んでいただけたこと。
    これからの伸びしろへの期待と激励と受けとめます。

    子供の頃から右手で剥くのが当たり前だったのに、
    今では何でも面圧を意識して左手で剥くようになっていました。
    中川さんの粘り強いご指導の賜物です。
    次は「刃に仕事をさせる」という感覚を課題にしていきます。

    また、決して余裕があるとは言えない毎日の中で何かを身につけたいと思った時、その本気度と心身の健康、そして時間のやりくりが鍵なのだと痛感しました。
    一人で練習を続ける難しさは、この1週間で味わっています。
    でも、練習を始める時に、1ヶ月間がんばるのではなく、これから一生続く練習の最初の1ヶ月なのだ、と覚悟しました。
    身の回りを整えて、一日最低1さく、続けます。
    これからもご指導よろしくお願いいたします。

    最後に、直接的、間接的に支えてくださった全ての方に感謝します。
    本当にありがとうございました。

    • マクロ美風 より:

      Waさん、おめでとうございます。

      あなたほど時間のない人もいなかったことでしょう。
      それでも気力で頑張り抜きましたね。
      Don’t think,Feel!
      この言葉はWaさんにも有効ですね。

      体で覚えることは感じる。
      頭で覚えることは考える。
      これがごっちゃになって生きてきたようですね。
      ちなみに、感じるべき動作を考えてしまうと、その動作は遅くなります。
      遠回りするから当然ですね。

      今までとは違った感覚を使いながら生きると、人生がカラフルで綺麗に楽しく感じますよ。
      毎日ひとさくを続けてみてください。
      将来に向けての財産ができますよ。

  4. As(67-3) より:

    美風さん 中川さん
    桂剥き美人・美男の発表ありがとうございます。

    正しく練習できず、なかなか前に進めない私にも、丁寧に根気よくご指導くださり、本当にありがとうございました。
    励ましていただいた皆さまにも、感謝の思いでいっぱいです。
    そして、中川さんがおっしゃるように、夫の応援が本当に大きい1ヶ月で、出逢えて良かったと心から思いました。

    投稿中は、凹みもしましたが、「今日はやりきった!」と感じられた日もあり、これが毎日続いたら人生変わるだろうなぁと感じられました。
    その前に、私には、正しく理解し、練習するという課題がありますので、頑固さの殻を破って、柔軟に変わっていきたいです。

    この発表を励みに、まだまだ山のようにある課題を克服していけるよう引き続き練習します。
    今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

    • マクロ美風 より:

      Asさん、おめでとうございます。

      >「今日はやりきった!」と感じられた日もあり、これが毎日続いたら人生変わるだろうなぁと感じられました。

      そうなんです!
      そのモードを日々繰り返すのです。
      それを味わうための桂剥きだったのです。

      大根基金なるものは初めてです(笑)
      ご主人のお気持ちにお応えするべく、毎日ひとさくを続けてみてください。
      きっと暗闇の中にも一条の光が差しこむことでしょう。

  5. さっちん より:

    美風さん、中川さん、ありがとうございます。
    応援してくださった皆様、ありがとうございます!
    寸評を排読し1か月を振り返り胸にこみ上げるものがあります。

    この1か月熱く過ごせました。ご指導していただける事支えていただける事がどんなに幸せな事かかみしめながら過ごした1か月でした。皆様には申し訳ないくらい私には幸せな1か月でした。
    「脱力」「面圧」がやっとわかったようなそんな時罠にまんまと引っかかりました(笑)でも、越えられない課題は中川さんは出さないはず!と信じて練習しました。信じて練習して良かったです。

    これからも「優しい面圧」「脱力」を課題に練習します。
    まだ大根以外の野菜は練習できていないので(これも罠でしょうか(笑))頑張ります。
    本当にありがとうございました。
    これからもどうぞよろしくお願いいたします。

    • マクロ美風 より:

      さっちん、おめでとうございます。

      ついにやり抜きましたね!
      「今年は違うんです!」と言った時のさっちんのお顔が忘れられません。
      そしてその言葉どおりの結果を出しましたね。
      お見事です!
      罠にはまるのは中川さんを信じているからです。
      だからこそ上達できたんですね。
      罠にはまる者は上達するという伝説を作ってしまいましょう。

  6. 鴎門 より:

    美風さん、中川さん
    発表ありがとうございました。振り返ると充実した楽しい1ヵ月でした。
    何とか形になるまで導いてくださりありがとうございます。
    私も2度目でしたし、こんなすごい指導をいただいておきながら
    上達できなかったらもう一生できないままだと後がない気持ちもありました。

    中川さんがブログでくださったコメントはどれも印象に残るものばかりでした。
    中でも、「それほど猛練習はしていませんね」というコメントをいただいた時、自分の中では猛練習しているつもりでしたが(笑)、一度自分の尺度で物事を考えるのをやめて、中川さんならば、自分よりもっと上手な人ならば、一体どれぐらい練習するだろうと考えるようにしました。
    これからのテーマは定まったので(!)心身共に整えてがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。

    • マクロ美風 より:

      鴎門、おめでとうございます。

      猛練習って、中川さんと鴎門では世界が違うように思います(笑)
      きっと中川さんは鴎門を男同士の世界で導きたかったのだと思います。
      それは嬉しくもあり、厳しくもありということですね。
      色気だの艶っぽさだの、難解な課題を出されながらも、よくぞ上達されましたね。
      これからもその課題には挑戦なさってください。
      サボると確実にバレます(笑)

  7. さとみ より:

    美風さん、中川さん、ありがとうございます。

    ここに選んでいただいたことに驚き、気が引き締まるとともに、
    いただいた寸評には感じることがたくさんあります。

    左手で送ること。面圧。なかなか突破できない壁でした。
    投稿期間の後半は頭の中が煮詰まって焦りも出てしまい、
    本当に「練習は嘘をつかない」のかしら?と思う日もありました。

    が、それも、細部に入り込んで全体を見失ってしまうという私の弱点そのものからきていたのですね。
    そこに中川さんがご指導くださったあるポイントがきっかけで、
    なかなか理解できなかった面圧を感覚的に捉えることができました。
    それまでバラバラだった点と点が結びついていくような感じでした。

    分析と感性。陰陽。そのバランス。
    桂剥きがなぜむそう塾の登竜門なのか、少し解った気がします。

    やっと、剥くことの基本を理解するところまで来られ、
    刻みの難しさや練習課題も見えてきました。

    桂剥きは奥が深く、私にはまだまだ未知の世界が広がっていますが、
    包丁と仲良くなれるよう、これからも一つ一つ、
    見えてくる課題をこなしていきたいです。

    ご指導くださった中川さん、
    見守り、励ましてくださった美風さん、
    本当にありがとうございました。
    そしてこれからもどうぞよろしくお願いします。

    最後になりましたが、一緒に練習に励んだ皆さま、
    投稿を見守ってくださった皆さまにも心から感謝し、
    これからも一緒に歩んでいけることを楽しみにしています。

    • マクロ美風 より:

      さとみちゃん、おめでとうございます。

      最初のころのさとみちゃんは、本当に可愛くなってしまうほど??でしたね。
      正直なところ、どうなってしまうんだろうってハラハラしましたよ(笑)
      あなた独特の理解方法ではあのような経路をたどるんですね。
      私も勉強になりました。
      大きなお腹を抱えながらもキッチンに立つあなたを見ていると、だんだん研ぎ澄まされた感覚を感じました。
      そう、あなたは本当は感性の人なんですよね。
      その感性を活かして、これからももっともっと美しい桂剥きを剥いてください。
      これからも期待しています。

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