マクロビオティックのイメージ

イメージというのは怖いものです。
私がマクロビオティックを始めた頃は「玄米ってまずい」というイメージの人が多く、お年寄りには「あれは鳥の餌だよ」という人もいました。
特に昔玄米ご飯でボロボロの硬いイメージを焼き付けられた人が親になって、子供が玄米ご飯を食べようとすると頭から反対するのです。
その中で玄米ご飯を炊こうとするには一苦労なのです。
でも、子供がふわっとした美味しい玄米ご飯を炊き上げて、美味しいマクロビオティック料理を作れれば、親世代も文句なくマクロビオティック料理を食べてくれるのですが、どうも現実はそうではないようです。
理由の一つはやはり一般のお料理に比べて不味いと感じる要素が多々あるからです。
お料理はなんでもそうですが、美味しくなるのは美味しくなる理由があり、不味くなるには不味くなる理由があります。
そこを深く追求しないで、単に陰陽の理論に偏って料理技術が未熟なままお料理をしても、それは美味しくないに決まっています。
往々にしてあることなのですが、お料理をする人がマクロビオティックに陶酔していて、身体に良いはず・美味しいはずと思い込んでいる場合が圧倒的に多いのです。
何を隠そう、この私も最初はこんな部分があったかも知れません。
幸いに夫も子供も私の料理を食べてくれましたが、今考えるともっと美味しく作れる要素があったんだなぁと思います。
陰陽だけの理論でお料理をすると、すごく不味くなることがあります。
しかし、美味しく作る技術の上に陰陽理論を載せると、もの凄く美味しくなります。
そこのところが未成熟なままマクロビオティック料理が広まり、場合によってはマクロビオティック料理は不味いものというイメージが広まっているのではないかと危惧しています。
「健康には良さそうだけど不味くてね?」という人が多くなったのかも知れません。
つまり、マクロビオティックの良い部分(考え方とその効果)より、悪い部分(料理面だけ・排除食)という部分の方が広まってしまったように思うのです。
これは私が当初から気になっていたことであり、だからこそ美風ゼミではマクロビオティックの考え方を中心にお伝えして来ましたし、このブログもそのスタンスで書いています。
しかし相変わらずマクロビオティックで体調不良になっている人も多く、やはり雑誌や一方通行の広まり方、あるいは理解不足、そんなことが見え隠れします。
せっかくマクロビオティックを知ったのに、今は白米を食べているという人も結構います。
今こそ(放射能問題)玄米を食べて身体の排出力を高めておくことが必要なのに、白米を食べるのはもったいなさ過ぎます。
まずは美味しい玄米ご飯を召し上がってください。
そうすると不思議におかずの好みが変わります。
その好みに忠実に食を進めていくこと。
これがマクロビオティックであることを理解し直してほしいです。
マクロビオティックの正しい広まりが、今の混沌とした時代には必要です。
間違ったマクロビオティックは修正して、元気で自分の命を生かしきる人生にしましょう。
真のマクロビオティックにはその力があります。
真のマクロビオティックとは?
楽しいこと。
内からエネルギーが湧いてくること。
周りの人も明るくなってくれること。
目覚めがスッキリして、そのまま一日を終えられること。
踏ん張りが効くこと。
謙虚になれること。
そして何より感謝の気持ちが高まること。
さあ、あなたはいかがですか?

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コメント

  1. わかば7-14 より:

    こんにちは

    マクロビオティック、今は「バランスをとること」と解釈しております。

    実践出来ているかというと自信をもって出来ていないと言えます。

    というか敢えてきっちりやらないようにしています。
    玄米ご飯と温かい味噌“水溶液”(笑)はいただくようにしていますが。

    きちんとした知識と技術をお二人にご教授頂けるのでそれまでは下手なことしない方が良いのかなと。

    食べ過ぎだけは注意します。

    ボヤボヤしていたら愛クラスがすぐそこに。
    楽しみです。

  2. sa(56-1) より:

    美風さん、こんにちは。

    今までマクロビオティックを知らなかったこと、
    今まだ出来ていないことに少し引け目を感じていましたが、
    この記事を読んで「もしかしたら良かったのかな…」と感じました。
    玄米ごはんに真のマクロビオティックの道へ連れて行ってもらおうと思います。

    お正月休みは白米を食べる毎日で、
    ごはんによって食べたいもの、食べたくないもの、
    食べられないものが違うなぁと思っていたところでした。
    体が感じることを見逃さない・聞き逃さないようにしていきます。
    私は全て、これからです。

  3. マクロ美風 より:

    わかばさん、こんばんは。

    考え方はさまざまですが、マクロビオティックの考え方は実にシンプルで簡単明快です。
    その簡単な理論を使って難題を解決できることの素晴らしさに私は目を見張る思いです。

    幸せコースではその簡単だけれど、とてつもなくスケールの大きい考え方をお伝えしますので、それまではひたすら玄米ご飯を完璧な状態まで高めておいてください。
    それができたらお料理も理解しやすくなります。

  4. マクロ美風 より:

    Saさん、こんばんは。

    お正月は色々なおつき合いや人間関係があるので、なかなか玄米を食べるのが難しい時もありますよね。
    でも、そのお蔭で食べ物の変化と身体の要求の変化を発見できて良かったですね。
    いつも自分の世界で生きなくても、このように他の世界から学びのチャンスが得られますので、どうぞ色々な体験を増やしてみてください。
    そうしながらマクロビオティックの良さを知ることが出来る場合もあるのです。

    何でもそうですが、出会った時がその人にとってちょうど良い時です。
    むそう塾に来られた時からあなたは大きなうねりの中に身を置いています。
    段々そのうねりを自覚出来るようになると思いますので、それを楽しみに玄米と向き合ってみましょう。
    あなたの将来に期待していますよ。

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