盛り付け

きょうの京都は雨です。
ホテルから見える山は白くなっていますから、比叡山の方は雪なのでしょう。
こんな時は関ヶ原あたりは真っ白で、新幹線もスピードを落として運転します。
東京方面から来られる方は、遅れないで到着出来ますように。
さて、今月の「幸せコース」は「盛り付け」です。
すでに中川さんのブログで写真をご覧になったと思いますが、実に勉強になります。
昨日のクラスはご質問がたくさんありました。
すべて日常的に解らなかったことを中川さんにお聞きする内容のものでしたが、実はそれがとても大事なことばかりなんですよね。
お値段が張るようなお店でのマナー。
そもそも日本人として知っておきたい日本文化の歴史。
その決まりは、なぜそのようになっているのか。
それらのお話をしている中川さんを見ていると、本当に楽しそうに話されていて、やっぱりきちんとしたことをお伝えしたいんだなぁと感じました。
これぞ中川さんの真骨頂とでもいいましょうか。
ご本人も「これだけは伝えておきたい大事なこと」と話されていました。
また、「むそう塾生なら絶対に守って欲しい常識」も力を込めて話してくれました。
それらはすべて、私たちがより「心美人になれる常識」でした。
今の日本人の問題点。
それは、新しいものを取り入れて、昔から伝わって来たことを伝承されていないことでしょうか。
でも「むそう塾」では、日本人が日本人であるために、今だからこそ昔からのものに、日本人の心を感じてほしいと思います。
お若い女性がふっと古風な振る舞いをされると、抱きしめたくなるくらい愛おしく感じます。
その仕草に美を感じます。
むそう塾生さんには、ぜひそのような女性になっていただきたいと思います。
*    *    *    *
ところで、中川さんが盛り付けのデモをされているときに、目の前に並ぶお料理の作り方ばかり質問する人がいます。
これはいただけません。
盛り付けの心を学ぶときに、なぜ作り方に気がまわってしまうのでしょう?
陰性な証拠ですね。
盛り付けの時には、盛り付けに氣を集中してほしいです。
お花を生けたりお茶のお手前のとき、ベラベラお喋りしながらしませんよね。
それと同じです。
心を込めて作ったお料理の、最後の完成段階が盛り付けです。
そこで気を抜いてはなりません。
一心に氣を集中して盛るのです。
盛り付ける人の美意識がすべてお皿の上に反映されるのが盛り付けです。
これはテクニックだけの問題ではなく、普段からどのくらい美しいもの(こと)に触れてきたかが問われます。
集中力も影響します。
たかが盛り付け、されど盛り付けです。

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コメント

  1. SU(8-4) より:

    美風さん。昨日はありがとうございました。
    いつも中川さんのお料理講座は驚きと感嘆の連続ですが、
    昨日の中川さんのお料理を盛り付ける手さばき・箸さばきは息を呑むものがありました。
    中川さんの料理に対する思い・真摯な姿勢がびしびしと伝わってくる講義でした。
    本当に日本人として生まれてきて、良かった。

    器に盛りつけた姿をまず思い描いて、
    瞬時に素材集めから、食材の切り方・調理法まで
    すべての段取りを思い描くことができるか。。。
    こんなに、こんなに深すぎる料理教室,他にはない。。。です。

  2. マクロ美風 より:

    Suさん、おはようございます。
    先日はお疲れさまでございました。
    本当に中川さんの手元は素晴らしいですよね~。
    何度拝見しても美しいです。
    修業時代にも速くて綺麗という評判だったらしいですよ。
    それから中川さんのお話はとっても深くて、日本人なら絶対知っておきたい内容でしたね。
    まさに一生ものの財産でした。

    >こんなに、こんなに深すぎる料理教室,他にはない。。。です。

    ありがとうございます。
    勿体ないことでございます。

  3. こみねです より:

    美風さん、日曜はお世話になりました。

    >目の前に並ぶお料理の作り方ばかり質問する人がいます。

    私の事です…反省です。知りたかったお料理が目の前に並び、嬉しくてついつい質問してしまいました。
    そうですね、もっともっと集中してみるともっと違った疑問も浮かんだと思います。

    それに、美風さん、すみません!今回だけでなく、数々の無礼をしているかと思います。
    (あとになって、いつも心の中で懺悔しています…)
    大人として恥ずかしくない立ち振る舞いができるよう、気をつけます。

    古風な振る舞いとは程遠い、落ち着きのなさで情けないです。
    しっとりとした大人の女性になって、子供にとっても素敵なお母さんになれるよう心がけます。

  4. よつば より:

    美風さん、日曜日はありがとうございました。

    こみねさんだけではなく、私も盛りつけ中に、お料理の質問をしておりました。
    むそう塾生なのにご無礼申し訳ありません。

    幸いにも、今お叱りを頂けたので、よそで二度と同じ過ちは犯さないことを誓います。
    こんな事、他人は誰も教えてくれないと思います。

    心から感謝致します。
    ありがとうございました!

  5. マクロ美風 より:

    こみねですさん、こんばんは。
    あらあら、謝ってほしくてこの記事を書いたのではありません。
    滅多に見られない中川さんの盛りつけの極意を見逃すのが惜しいからこの記事を書いたんですよ。
    結局あなたが損をするのです。
    今は何が一番大事なことか。
    それを常に考えて行動しましょうね。

    コメントをいただき、ありがとうございました。

  6. マクロ美風 より:

    よつばさん、こんばんは。
    あらあら、よつばさんまで(笑)
    作り方を中川さんにお聞きしたいお気持ちはとっても良く分かるのですが、盛りつけの最中に作り方の質問をするということは、他のかたの氣の集中を削ぐことになります。
    全体のことに気配り出来ると素敵ですね。

    コメントをいただき、ありがとうございました。

  7. ゆうぽん より:

    美風さん、日曜日はありがとうございました。

    こみねさんやよつばさんだけでなく、私も質問をしてしまっていました。
    おまけに理解も遅く、たくさんの事をきちんと丁寧に説明していただいているのに、すぐに理解ができず、本当に申し訳ございません。

    私も、お叱りをいただけてよかったと思っています。
    もっと、気持ちに余裕を持って、気配りのできる女性になりたいですね。
    気づかせていただいて、ありがとうございます。
    だから、大事な点がちょっと抜けていたりするのですね。

    まだまだ至らない点が多いかと思いますが、
    どうぞ遠慮なくたくさん叱ってください。

    これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

  8. マクロ美風 より:

    ゆうぽんさん、こんばんは。
    あららら、何だかお詫びコーナーみたいになってしまいましたね。
    う~ん。

    その時でなければ見られないことは、見ることに集中する。
    後でも質問出来ることは後にまわす。
    そのメリハリをつけてほしかったのです。
    つまり、時間を大切に使うということですね。

  9. Ya(3-4) より:

    美風さん、おはようございます。
    月曜日はありがとうございました。

    中川さんの盛り付けの美しさ・手早さに目が釘付けでした!!私も盛り付け上手になれるよう日々のお食事を大事にしたいと思います。

    むそう塾に通うようになって、日本人であること・女らしくあることが当たり前に感じられるようになりました。以前は女らしさは忘れていたように思います。
    日本人として恥ずかしくないマナーも身につけ、女らしく生きていきたいなあと思いました。結婚にも興味が出てきました(笑)。
    ほんの数ヶ月のことなのに、自分の感情の変化が面白くコメントさせていただきました。
    長々と失礼いたしました。
    来月もよろしくお願い致します。

  10. マクロ美風 より:

    Yaさん、こんばんは。
    お疲れさまでした。
    そしてお土産をご馳走様でした。

    >中川さんの盛り付けの美しさ・手早さに目が釘付けでした!!

    でしょう?
    無駄な動きがないのがさすがですよね~。
    スッスッと一度に形を決めるところが見事ですよね。

    >結婚にも興味が出てきました(笑)。

    お!
    いいぞいいぞ、その調子!
    頑張ってね~!

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