先日、船越康弘著「野菜たっぷり重ね煮レシピ」の出版記念講演会が開催されました。
私と船越さんは、かつて、編集者の吉度日央里さんからご紹介されて、それ以来、ハグの間柄にさせていただきました(^^;)
さて、私が「重ね煮」を初めて教わったのは、東京のリマ・クッキングスクールでした。
その時の感想は、「なぁるほどね?」というように、陰陽理論として理解している部分が強かったのです。
その後、日本CI協会の書籍売り場で、船越康弘さんの「わらのごはん」に出会いました。
綺麗な写真の数々は、お料理本であることを忘れさせるものでした。
そして、いたるところに出てくる家族揃っての笑顔の写真。
胸に響くものがありました。
マクロビオティックって、まず、家族が幸せになることが第一なんだよね。
船越さんの家族は、みんな楽しそうに笑っている。
特に船越さんの笑顔は、少年のようだね。
納得できるなぁ?、この人の考え方。
当時の私は、この本の中に「鰹だし」があることに、ちょっとひっかかっていましたが・・・。
それから年月が経って、「わらのお話」(という本を入手しました。
その頃になると、私も、教えられたマクロビオティックから、自分なりに考えるマクロビオティックに移行しつつあったので、船越さんの考え方が以前より深く納得できるようになっていました。
鰹だしのことも。
この本は、私のマクロビオティック観を代弁してくださっているようで、とても心強く感じたものです。
* * * *
船越康弘さんと大谷ゆみこさんに、私は共通性を感じます。
それは、お互いにマクロビオティックをベースにしながらも、「陰陽の言葉を乱用しない」ことです。
ともすると、マクロビオティックを知った途端に、「陰陽の奴隷」になってしまう人がいます。
あるいは、そんな時期があります。
私にもそんな時期がありました。
でも、ちょっと落ち着いて自分を遠くから眺めると、そんな私ってきっと素敵な人ではないと思ったのです。
陰陽はマクロビオティックの基本中の基本ですから、もちろん疎かにしてはいけないのですが、そのために、人間性が損なわれるのは本末転倒だと思うのです。
そして、何より社会性が問題になってきます。
そんなことを、充分知りぬいた船越さんや大谷さんは、マクロビオティックという土俵にとどまらない活動を展開して、大成功を収めているんですね?。
そして、それは、経済的に自立できるやり方でもあったわけです。
* * * *
マクロビオティックのセミナーだと、圧倒的に女性が多いのですが、船越さんのセミナーは様子が違います。
男性が結構多いのです。
先日の講演会でも、男性の姿が他のマクロビオティックセミナーより多かったですね。
それはやはり、「生き方やお金の問題がメインで、そのためのお料理」という捉え方が効を奏しているのだと思います。
今は、地球のことを考えても、慢性病のことを考えても、心の問題を考えても、マクロビオティックが本当に必要な時代です。
そんな時代に、私達は井の中の蛙にならず、軸足の置き方を再検討して、真の意味での素敵な人になりたいですね。
船越さんのホームページに、そんな人のためになるヒントが載っていますので、お読みになると肩の力が抜けますよ?。
そうね?、こちらがいいかな。
そこで、いいなぁと思うこと。
それは、「日常的 それが大切」という視点です。
「農薬の有無にこだわることより大切なことが私にはあります。」
この言葉に代表されるでしょうね。
なお、この文章は「わらのごはん」にも出ています。
* * * *
こんなふうに書くと、船越康弘さんという人は、マクロビオティックから離れようとしているのかと誤解されてしまうかも知れませんね。
いいえ。NO!です。
それが証拠に、先日の講演会でも、最後に声を大にして仰っていました。
“桜沢先生が最も嫌ったもの、権力”、それに繋がることはしないと。
マクロビオティックの真髄を知り、実行している人の言葉ですね。
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美風さんこんにちは。
>ちょっと落ち着いて自分を遠くから眺めると、そんな私ってきっと素敵な人ではないと思ったのです。
いくら無農薬で体にいいものを食べていても、本人に魅力がなかったら、人はいいと思いませんよね。
とても共感して今回も読ませていただきました。
今、ずっとつけていた食事日記を一旦やめました。
何を食べてしまった、とか食事にばかり気をとられてて、肝心の「どう生きるか」という軸足がずれてきてる気がしたからです。辞めてみると何か不安なんですが、もっと自分の体の声を信じてもいいのかなと思いました。そして何よりも、もっと他に時間を費やしてやることがある気がします。
大きい目で自分の人生を見たいなあ、と美風さんの記事を読んでますます思いました。
ビジュアルにすることで見えてくる面もあるので、食事日記はつけ方と活用の仕方が問題ですね。
病気治しの時には、食事日記をつけるようにいう指導者もいます。
>何を食べてしまった、とか食事にばかり気をとられてて、肝心の「どう生きるか」という軸足がずれてきてる気がしたからです。
そうなんです!
「何を食べるか」も大事なんですが、「どう生きるか」「何をしたいのか」は、もっと大事なように思います。
うっかりすると、日記をつけることで満足してしまう危険性がありますものね。
ですから、そっとからだの声に耳を澄ましてみましょう。
船越さんこそ真の意味で
「マクロビオティックから自由」になっているお方ですね。
今回の講演会に行くことが出来て本当によかったです!
美風さん、お知らせそしてお誘いありがとうございました。
そして大変お世話になりました。
お正月に家族で百姓屋敷わらに泊まりに行くことになりました!
もちろん母も一緒です。
わたしたち家族もあんな風に楽しそうに笑えるように。
僕がただの玄米菜食からマクロビオティックを意識する様になったのも船越さんの影響が大きいです。
当時聞いた講演会で船越さんが「僕は正食という言い方は好きじゃないです。僕は正しいからではなく、好きだからマクロビオティックをやっているんです」と言っていた言葉が印象的でした。
>船越康弘さんと大谷ゆみこさんに、私は共通性を感じます。
それは、お互いにマクロビオティックをベースにしながらも、「陰陽の言葉を乱用しない」ことです
大谷さんが雑穀を主食やデザートに使ったりするのも、雑穀の種の保存と言う目的のほかに、(中庸にもって行きやすいので)「陰陽をもっと簡単にしたい」「陰陽のとらわれから開放したい」という思いからだと言っていました。
>今は、地球のことを考えても、慢性病のことを考えても、心の問題を考えても、マクロビオティックが本当に必要な時代です。
僕もそう思います。
久司先生の本にも「マクロビオティックは単なる食事法のひとつではなく、宇宙の秩序にしたがい環境と調和したライフスタイルを送ることによって、ひとりひとりが、そして社会全体、人類全体が健康と幸福を取り戻すことをめざした「生き方の指針」」だと述べています。
地味なようですが、「個人個人の日々の生活の仕方」が最も大切だと思います。
自分が変われば、周りもなんとなく変わっていき、広がっていく事が一番大切だと思います。
マクロビオティックは、本来自由なものです。
それを、制限食のように思っている人のなんと多いことか・・・。
この差を埋めるために、「美風ゼミ」を始めた私ですが、船越さんの切り口はとても勉強になります。
お正月にわらに行かれるなんて、最高の贅沢ね!
大阪からは近いからいいね~。
先日、幸運にも
わらにて、船越三昧セミナーに参加できて、
船越さんの魅力と重ね煮の魅力に取り付かれています。三昧セミナーは、私が今まで受けてきたセミナーの中でナンバー1でした。親友達に船越さんと重ね煮を口コミしている今日この頃です。
今回はお誘いいただいて
講演会では
素敵な時間が過ごせました。
ありがとうございます。
私もわらに
行ってみたいなぁ。
私も会った事はありませんが
船越さんをとても尊敬しています。
著書もわらのごはん、わらのお話、今回の新刊が
手元にあります。
わらのごはんで出汁をとってお味噌汁を作った時に
「陰だ陽だと言う前に・・・」とその味噌汁を飲んで
心が溶けていくようでした。
私も来年の夏はわらで親子合宿に参加したいなと思っています。
船越さん いいですよね
私は まだお会いした事がありませんが
でも 船越さんの著書との出会いで 私の人生は大きく変わりました。
息子さんのお弁当を作ってた時の話と
乗り越えられない宿題は出されないって書かれていた話
ずいぶん その後の自分の人生が変わったように思います。
今月の18日には 岐阜にいらっしゃるのですが
でも その日は行けないんです。
船越さんには まだまだ お会いできないようです><
マクロ美風さん、お久しぶりです♪
以前の“わらのごはん”以上に、今回の新刊には深く心を動かされました!特に“たらこおばさん”のお話が(笑)ますます胸を張って玄米おにぎりをほおばりたいと思いました^^(あ、ほおばっちゃイケナイですね;味わわないと^^;笑)
農薬の有無、執拗なまでの動物性の有無にこだわりすぎてしまうと、どうしても視界が狭くなっちゃいますよね><もちろん、ほんの少し前までの私ですが(汗)
自分がどうありたいか、自分はどうなっていきたいかを見据えて、その上でマクロビオティックとどう関わっていきたいのかを自分の判断で決めることで、全てが楽しくなるのかもしれないですね…なぁんてやっと最近そう思えるようになったのですが・^^;
船越さんのハグ、羨ましいです(笑)