料理人 中川善博の陰陽料理」カテゴリーアーカイブ

中川式のビーフシチューが美味しすぎて・・・ 塾生さんのメールより

むそう塾の「無双原理&盛付コース」では、毎月新しい陰陽料理を1品ご紹介しているのですが、今月は「ビーフシチュー」でした。
マクロビオティックの教室なのにビーフ?と目くじらを立てる人がおられるかもしれませんが、むそう塾ではご家族様の健康を損ねないように、陰陽を十分考えた料理方法でお伝えしています。
お子様のためにも、もどき料理ではなく、素材の本当の美味しさを味わってほしいので、このようにしています。

講座を受講された“こつぶ”さんが復習をして、今朝お母様に召し上がってもらったそうです。
今頃はお父様にも召し上がってもらっている頃かもしれません。
明日は妹さんにも召し上がってもらうのだとか。
それほど気に入ってもらえてとても嬉しいです。

ちなみにこつぶさんは、数年前にむそう塾に来られた時、動物性がダメで食べられるものがとても少なかったのです。
しかし、上級幸せコースで美味しいお料理をたくさん習って、少しずつ動物性のお料理も食べられるようになってきました。
それとともに、体調や友達づきあいにも変化がみられ、とても食生活が豊かになって来ました。

そして、とても楽しそうになって、以前より格段に笑顔が増えたのが嬉しいです。
体力もついてきて、思考にも弾力が出てきました。
まさに「食べたもののようになる」を実感します。
では、こつぶさんのメールをご紹介させていただきます。

*   *   *

<こつぶさんのメールより>

美風さんこんにちは。
先ほどはTwitterでお声掛けくださりありがとうございました。

中川さんに投稿送信するメールを書いていて、あまりに言いたいことがいっぱいになってしまったので(笑)、いくつか消そうと思ったのですが、やっぱり聞いてほしくて、美風さんにお手紙を書いていたところでした。

このメールと中川さんに送るメール、重複するところもあるのですが、投稿は今夜の父の反応と 明日夜の妹の反応を聞いてから送信しようと思います。

*****

昨晩仕込をして、今朝作ったビーフシチューをランチに持っていきました。
自分でも意外なくらい美味しく感じて嬉しかったです。
食べた瞬間も口福ではあるのですが、その食べた後が特筆ものでびっくりしました。
ジャガイモが煮崩れないので澱粉が口に残ることもなく、シチューを食べたと思えないくらい食後が軽くて、いかに一般のルーが油脂や小麦、その他の塊なのかがよく分かりました。

1月の牡蠣シチューもとっても楽しみです。
今まで後回しにしてきたカレー講座にも、ますます興味が湧いてきました^^

特に今回嬉しかったのは ◯◯肉へのハードルが下がったことです。
◯◯や△△は苦手最たるもの、という感じでしたが、▽▽をして、良く煮込むと食べられることが分かったのが最大の収穫です。
それでもあまり多くは食べられませんが、時々□□の煮込みも食卓に取り入れていきたいと思います。

上級ラーメンの煮豚から始まり、鶏手羽、牛煮込み… 「美味しければ食べられるのだ」ということを身をもって体感しています。
世界がどんどんと広がってきて数年前の自分からしたら信じられない気持ちです。
大きなお肉がゴロゴロ入ったシチュー、なんだか自分が作ったものではないような…「えっへん!」みたいな…誇らしい気持ちでした。     

*****

余談になりますが、
苦手なものってそれなりに自分の中では理由があるんですね…

例えば
脂っぽさが辛い とか
食感が苦手   とか
臭みを感じる  とか。

ずっと〝それ(理由)を解消しよう〟と思ったことがなかったです。
というか、「嫌いなら食べなくていい」と思っていたので、解消などとは思いつきもしませんでした、排除一辺倒で。

でも、中川さんのお料理で 美味しければ食べられる、という新しい風が私の体や意識の中に入ってきました。
多分それは 今まで思ったこともなかった
・素材を良く選ぶ とか
・丁寧に下処理する とか
・食べにくい理由を極力排除すること…
・あ、あとは技術か…(そこは大きな課題ですけども^^;)

そんなことで世界が広がるということなんだと。
上手く言えませんが 【美味しくしようとする】ということでしょうか。
そんなことを今回ので復習で感じました。

*****

偏食が治った、とは言えませんけど、美味しいものがきっかけで、多少のものなら抵抗が無くなったのは、本当に大きなことで、お付き合いや会食で人に気を遣わせることが減ったと思います。

何より体調や気持ちに変化が出てきたと思います。
マクロ関係なくの結構なベジ生活でしたが、あのまま続けていたらどうなっていたのかな…想像できません。
食べた後を考える事や、体の声を聴けるようになったこと、これはむそう塾で学ばないとできなかった事だなと思います。

食べることって大事ですね。
美味しいって大事ですね。
有難いことです、本当に。

取り留めない話になってしまいすみません。
純粋に、嬉しかったです。
おいしかったです。
家族の反応が楽しみです!

こつぶ

 
 

(無双原理コースの授業でビーフシチューを味見する皆さん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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「無双原理&盛付コース」のお料理 塾生さんの感想が嬉しい

むそう塾には「無双原理&盛付コース」というのがあります。
マクロビオティックでは「陰陽」という視点で物事を考えますが、そのお母さんである「無双原理」のことを、もっと生活に密着して考えようと思ってスタートしたコースです。

そして、陰陽で考えた中川さんの新作料理を毎月お伝えする内容ですが、そのお料理がとても美味しいのです!
今月は「ビーフシチュー」でした。
「なあんだビーフシチューか」と思われるかもしれませんね。
でも、そこはマクロビオティック京料理教室のむそう塾ですから、ポピュラーなお料理でも陰陽で構築し直してあります。

*   *   *

そのお料理を復習投稿してくださった塾生さんの投稿文が素敵でしたので、記事にさせていただきたいと思います。
お父様のお言葉がとても嬉しくて、このお料理をお伝えして良かったなあと思いました。

マクロビオティックだから動物性抜きで、と頭を固くしていたら、きっといただけないご感想だったと思います。
お料理を作った人にとって、こういう言葉がけは嬉しいだけでなく、お料理へのモチベーションも上がりますし、人生が充実しますね。

【11月】
<ビーフシチュー>

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 好さんの作品)

<復習投稿文より> 抜粋
【作った感想】
丁寧にお鍋から油を取り除いたり、シチューが冷めないようにお皿を温めたり食べる人のことを思って作るお料理は優しい気持ちになれます。時間をかけて煮込む冬にぴったりなお料理を伝えてくださってありがとうございます。盛る器も変えて楽しんでみます。

【感想】
最後に塩を入れてからお味見して…..味見が止まらない美味しさでした。外食でビーフシチューは憧れの存在でしたが、この冬からは自宅で楽しめます!

本日は家族と共にいただきました。
食べ始めてあまりに静かなので一瞬「あれれ?」と思いましたら、美味しくて黙々と食べてくれていたようです。
シチューがしみたパンも、ご飯も両方楽しみました。
父が眠る前に「シチューとっても美味しかった、ありがとう」と。

陽を加えたり、陰性の力を足したりしながら出来上がった、優しい陽性のシチューは体に負担なく馴染んでいきます。
こんな美味しいお料理を父母はもちろん、今はいませんが…「彼氏」と呼べる人ができましたら振舞ってあげたいと思いました。

美味しくできたと思います。

ご指導、よろしくお願い致します。

*   *   *

「無双原理&盛付コース」は、美味しいお料理を習いながら、無双原理を真正面から考えるコースですが、現在10名の皆さんが学ばれています。
途中でお二人が出産されて、赤ちゃんを抱えながら受講されています。
寝返りを打つようになってしまうと、狭い教室では危ないので、託児施設を利用しながらの受講になります。

育児中でもこうして「無双原理」を考えながら暮らせるのは、マクロビオティックを知っている者の特権ですね。
きっと日々の暮らしに「穏やかさ」を運んできてくれるはずです。
この穏やかさこそが、むそう塾が一番伝えたいことです。

お料理はその入り口なのですが、味は到達点でもあります。
なぜなら、味は陰陽バランスの結晶ですから。

*   *   *

ついでに、5月から10月までにお伝えしたお料理も載せておきましょう。

【5月】
<筍と地鶏の陰陽煮>

【6月】
<賀茂茄子の鶏味噌射込み>

【7月】
<あさりと上賀茂トマトのスープ>

パスタとも組み合わせられます。
<トマトとあさりのパスタ>

【8月】
<冬瓜と焼きなすと穴子の炊合せ>

【9月】
<鴨汁蕎麦>

【10月】
<地鶏手羽肉と丹波栗の甘辛煮>

以上

 
 

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鱧の骨切りが出来たら、ぜひ鱧うどんを作ってみましょう

(鱧うどん 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

先日の試作会で、中川さんが「鱧うどん」を作ってくれました。
当日の朝、スタッフの麗可さんが大阪のお魚屋“たくや”さんから受け取った鱧を、すぐおろして骨切りして教室に持参してくれました。

作り方は、上級幸せコースで習う「うどん屋さんの出汁」を使ったうどんの要領で、鱧を加えるだけです。
確認のために、材料の切り方を長さの写真も載せておきましょう。

(鱧うどんの材料 他に水菜・柚子など)

 
 

すでに秘伝コースで「鱧の特訓講座」を受講された皆さんは、鱧が大きくなりすぎないうちに、どんどん練習されていると思いますが、鱧うどんにされると日常的に気軽に召し上がれるのでおすすめです。
お揚げが厚くなりすぎないように気をつけてくださいね。

 
 

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「出会ってから一度も見たことのない位の優しい笑顔」にしたお料理

「主人が浅蜊うどんを一口食べたところで、出会ってから一度も見たことのない位の優しい笑顔になってました…。」 (苑)

このコメントを読んで、とても嬉しかったので、ここで記事にしておきます。
これは、上級幸せコースで「うどん屋さんの出汁」を習って、家で復習をした“苑”さんのコメントです。
これはお料理をした人にとって、最高に嬉しい場面ですね。
苑さん、おめでとう!
ご主人様は本当に美味しくて、思わずそういう笑顔になったのでしょう。
お料理の力ってすごいですね。

本当にこの「うどん屋さんの出汁」は、何度食べても美味しくて、飽きなくて、食べる度に感動します。
上級幸せコースは、「上級出汁と唐揚げだけでも上級に来た甲斐がある」と先輩が語ってくれるほど、「どこにもない美味しさ」なのです。

 
 

(あさりうどん 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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玄米の炊き込みご飯をふっくらと炊くのはとても難しいのです

マクロビオティックのスクールやお料理教室に通われた方ならご存知だと思いますが、玄米の炊き込みご飯をふっくらと炊き上げるのはとても難しいのです。
しかし、むそう塾では陰陽を徹底的に追究していますから、まるで白米の炊き込みご飯のように、優しくふわふわに炊き上げます。
陰陽のエネルギーの違いをはっきりと実感できるのが、この炊き込みご飯というわけです。

むそう塾では一番最初の「幸せコース」ですでに、「松茸ご飯」が登場しますが、これも玄米での炊き込みご飯になります。
なぜそんなに玄米にこだわるかというと、白米より美味しいからです。
玄米を食べて白米を食べると、ちょっと物足りなさを感じます。
この物足りなさは、味覚だけでなく、体でも感じることなんですね。

そんなわけで、むそう塾では基本となるベーシックな玄米ご飯の炊き方を徹底して美味しく炊くように指導しています。
その基本の玄米ご飯がやわらかく炊けてはじめて、炊き込みご飯やお寿司が可能になるのです。
下の写真は、昨日の授業で炊いた筍ごはんです。
たっぷり入った筍がとても良い香りで、筍はそんなに好きではないという人も大歓声で召し上がっておられましたよ。

 
 

(筍ごはん 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

ついでに、美味しい筍料理も載せておきましょう。

【筍木の芽和え】

【筍の木の芽焼き】

【筍と菜の花の炊合せ】

【生麩田楽】(筍料理ではありませんが、筍ごはんにピッタリ!)

 
 

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