金平牛蒡を習っても   ある塾生さんの朝の練習から

習って帰っても、私が包丁を完璧に砥いで渡しても、切るのはあなたです。
青の太さ、黄色の太さ、緑の太さ。バラバラですね。 これは牛蒡ですが、人参でも同じことが起きています。 そしてあなたはどの細さの材料に適正な火力や時間を加えていますか?
細すぎるものには過渡の、太すぎるものには不足が生じます。 これがすべて一鍋の中に混在し、口の中に混ざったまま運ばれます。  そのときに感じる味を「雑味」といいます。
私のデモとあなたの作品の間にある味の差といえばこの雑味の多寡なのです。

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