大阪の会話って・・・ 他人の話に入っていっていいの?

先日、大阪の美容室であった出来事です。

隣の席に神奈川からやってきたという初めてのお客さんが着席しました。
美容師さんとの会話が聞こえてきます。

どうやら、皮膚が赤くなってただれているので、そのご相談のようでした。
美容師さんの質問はシャンプー剤やトリートメント剤に及びますが、メーカーはおろか商品名も覚えていません。
私は心の中で、「使っている商品を持参すればいいのに」と思っていました。

美容師さんとの会話では原因がわからず、とにかくシャンプーをしましょうということになりました。
どうやら、このお客さんはシャンプーをしてもらいに神奈川から新幹線で来られたようです。
すごいエネルギーですね。

実は、美容師さんとの会話の中で、私は「ははん!」と思ったことがあります。
そのお客さんは、「10月頃から漢方を飲み始めていて、そのせいかな〜?」と話しておられたのです。
私はそれが原因だと思いました。

そのお客さんは施術に大満足されて、シャンプー剤とトリートメント剤を購入して帰られました。
美容師さんが私の席に戻って来られたので、「さっきのお客さんは、漢方が原因かもしれませんね」と言いましたら、「あれ〜、それだったら直接話してくれたらいいのに〜、大阪の人はそういうとき、『あのな』って話に入って来るんですよ」とおっしゃるではありませんか!
「え〜、大阪ってそうなんですか?」と私。

たまたま隣り合わせになっただけで、ましてや私に質問されているわけでもないのに、こちらから話に入るなんてマナー違反だと私は思っていましたから、ビックリしました。
「へ〜、大阪はそんなふうにして話の中に入っていってもいいの?」と驚いたので、今度大阪の塾生さんに確認してみようと思いました。

 
 

(大阪で見かけた塀)

これで終わりなんだ。
鉄筋のサビはどうなるんだろう?

 
 

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「健康診断のウラ側」 内容が面白い

仕事の書類を片付けていたら、こんな本が出てきた。
今年の夏に買っておきながら、読み切れていなかった本だ。
こういう本が結構ある(泣)

先日、塾生さんから健康診断のことで質問されたので、私の意見はお伝えしておいたけど、その内容と同じことが書かれているので、塾生さんにもぜひ読んでほしい。

健康診断も予防接種も、私は不要だと思っている。
なぜなら、人は案外自分の体のことは自分で判断できるからだ。
それが生き物というものだ。

ちょっと熱があったり、体がだるかったり、ちゃんと体は教えてくれているのだ。
だから、人間はその体の声にしたがって養生すればいいだけだ。
早期発見早期治療というけれど、そんな一瞬の状態なんか知らなくたっていいこともあるのだ。

変な数値を気にして病気になってしまう人もいるから、健康診断は病人製造機だと私は思っている。
悪い情報には近づかないことも大事だ。
マンモグラフィにせよ、バリウム検査にせよ、被爆の大きさも問題だ。
外国ではもう実施していない検査を、日本はまだやっているのも大いに問題がある。

もっと動物としての本能を鍛えて、怪しいものには接しない生き方を貫きたいものだ。

 
 

健康診断のウラ側 プレジデント

 
 

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家の心地よさを追求するとどうなるか?

私は「家」というものに並々ならぬ関心があるらしくて、先の記事の「お片付け」もそうですが、心地よさを感じるセンサーが強いように思います。
今は埼玉の家も京都の家もマンションなので、共用部分の変化にも敏感に気がつきます。
特に照明の変化は100%的中です。
部分ではなく、全体として空間を認識しているようです。

過去に拘りにこだわった一戸建てを建てたことがあります。
もちろん注文建築ですが、自分で図面を書いてエネルギーの5割はキッチンに集中しました。
だって、キッチンは私の居場所ですからね。
あとの3割は他のお部屋、2割は広大な庭です。

庭の設計は庭師さんと打ち合わせをしながら、いっぱい勉強しました。
そのとき、京都の庭とその他の庭の違いを知りました。
主に魅せ方ですね。

お願いしたのは京都で修業された庭師さんだったので、私の大好きな苔や木々を絶妙に配置してくれて、季節の花々に囲まれる生活は最高でした。
ただし、苔はその土地にふさわしい苔になるまで少し時間がかかるとのことだったので、苔の変化を眺めるのも楽しみでした。
毎月1週間は庭のお手入れに来てくれるので、その時のお茶タイムでまたお勉強ができます。

大好きな和室もたくさんあって、2階は家の端から端まで畳でつながっていたので、息子は畳の上を走り回っていました。
バルコニーも端から端までたっぷりとあるので、お洗濯物を干しているときにも幸せ気分全開でした。

そんな生活をしていると、旅行に行くとき普通のお部屋だと自宅より狭くなるので、ちっとも嬉しくないのです。
特別室か貴賓室でないと自宅より特別感が出ないのです。
それでその頃は旅行代がとてもかかりました。
満足できる家と庭があると、そんなに外に出たくないこともしっかり経験しました。

 
 

***

そんなある日、阪神淡路大震災が起きました。
当時は毎朝5時起きで朝食の支度をしていたのですが、ラジオからとんでもない様子が伝わってきました。
テレビをつけると一日中地震情報が流れています。
そのとき思いました。

どんなに気に入った物に囲まれていても、形のある物はいつかは壊れると。
この家も、この庭も、地震が来たらおしまい。
私の価値観がガラガラと崩れた出来事でもありました。

その頃、夫は謎の軽い下痢が何か月も続いていました。
腹痛もないし、食べ物の影響でもないようだし、とにかく軟便が続くのです。
最初は韓国にゴルフに行ったり、台湾にゴルフに行ったりしていたので、水のせいではないかと言っていたのですが、あまりにも長く続くのでちょっと違うかなと思い始めました。

色々考えて私が出した応えは「ストレス」でした。
当時夫は職場と自宅が25キロほど離れていて、そこを車で通っていました。
元々は職場の近くに住んでいたのですが、夫の養母の老後のお世話があるので、家を建てて引っ越したのでした。
毎日片道1時間、高速を使っても往復2時間かけての通勤です。

それにお食事はなるべく家族一緒にしたいという私の希望で、残業があるときの夫は一度帰宅して家族とお食事をして、それからまた職場に向かって仕事をしていたのです。
そうすると一日に2往復。
そんな暮らし方がストレスにならないわけはないと判断しました。
でも夫は、「車の運転は好きだから大丈夫だよ」と言っていました。

しかし私は地震のこともあったので、「これからは住まいは1箇所だけではない方がいいな」と思ったのです。
それで夫の職場近くに家を購入しようと思ったのでした。
新しい住まいには月〜金曜日いて、週末はお気に入りの家で過ごせばいいやと考えたのです。

家探しをして信号待ちをしていたら、ちょうど目の前にマンションのモデルルームがありました。
それでそのマンションを購入したのです。
阪神淡路大震災から3か月後、私たちは夫の職場に近い所で暮らすようになりました。
そうしたら、夫の謎の下痢はピタリと止んだのです。
ああ、やっぱりストレスが原因だったと確信しました。

 
 

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一戸建ての家は130㎡の広さでしたが、マンションは半分の65㎡です。
夫は「こんなに狭くて住めるの?」なんて言っていましたが、「大丈夫! 寝るとこさえあればなんとでもなるから」と私は明るく答えました。
しかし実際は狭いです。一戸建ての1階部分だけで暮らすのと同じなのですから。
でも、ここで28年間、家族みんなが元気に暮らしています。

欲しい物は自由に買えません。
何しろ置き場所がないのですから。
でも私は、あの地震で価値観が変わりましたから、物への執着はなくなりました。
家への執着もありません。
ほしいのは時間だけになりました。

いかにして時間を有効に使うか。
いかにして時間を生み出すか。
ですから、家は「どこに建っているのか?」が一番重要だと思っています。
そして、満足しすぎない家の方が案外旅行の楽しみがあっていいかもしれません(笑)

 
 

(京都の空 2024.12.26)

今日も京都は快晴です。
気温も上がって暖かいです。

 
 

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片付けられる人と片付けられない人 片付け好きの人

12月も26日になりました。
あなたのこれからは、どんな過ごし方でしょうか?
私は埼玉の自宅に帰って大掃除をします。
普段留守がちなので、大掃除とともに片付けに結構時間がとられます。

何しろ夫は「片付けられない人」なのですから(泣)
「マクロ美風の家事アドバイス講座」でも書いていますが、「物には住所を与えよ」というのができない人なのです。
とにかく思いついた所に物を置きます。
ですから、忘れ物もしょっちゅうで、時には紛失もあります。
でも夫は、それがあまり気にならないらしくて、「忘れちゃった」とあまり落ち込みません。

一方私は、小学生の頃からの片付け好きで、夏休みや冬休みには頼まれもしないのに、家の中(押し入れの中まで)を片付けまくっていました。
キチッと整っている景色が好きだったんですね。
これはもう、単なる性分です。
ですから、夫と私はこれで陰陽バランスが取れているんだと、夫は勝手に言っています(笑)

 
 

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ところで、世の中には「片付けられない人」というのがいますね。
これはもう「数学が苦手」とか、「体育が苦手」とか、「音楽が苦手」というのに似ていて、生まれつきの特徴だと思います。
そもそも、どうやって片付けたらよいのか発想が生まれてこないようです。
ですから、そういう人には「方法」を教えてあげると、先に進むことができる場合があります。

しかし、その場合は時間の経過とともに、また散らかってくるので、先に書いた「物には住所を与えよ」という考え方が重要なのです。
つまり、定位置に置くということですね。
でもね、この住所を与えられない人が結構な割合でいます。
これはもう性格なので、本人が相当意識して、直すことをしない限り無理です。
まあ、性格を変えるのはそれほど難しいということです。

難しいことではありますが、やはり片付けられた方が気持ちよく暮らせるので、誰かの力を借りてでも、あるいはプロの力を借りてでも、片付けた方がいいです。
それは「氣の流れ」が変わるからです。
家の中にも、自分自身の中にも、「良い氣」が満ちてくるのが分かるからです。
そうすればご機嫌良く過ごせるので、無用なトラブルには縁遠くなります。

日本人はとても綺麗好きな国民なので、大晦日に向かって家族総出で大掃除をして、新年の初詣で氣を清めるのですが、最近はそれも薄れて来たように感じます。
旅行に行ってしまうんですね。
旅行が悪いとは言いませんが、ぜひその前にお掃除をしてから出かけましょう。
帰宅して玄関のドアを開けたとき、家の中の氣が違いますよ。

 
 

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マクロビオティックの創始者である桜沢如一先生は、お掃除をとても重要視する人でした。
なんでも磨き倒す人で、家の柱まで白くなってしまったとか(笑)
お掃除に関しては逸話の多い人です。
このブログにも過去記事として登場していますので、他の記事とともに目を通していただけると参考になるかと思います。

お掃除とは秩序をつけることである 2020.7.18
掃除とは心を掃除することである(家事アドバイス) 2014.4.26
なぜ掃除をするのか? 2009.7.15

むそう塾でも昔はお掃除のことを詳しくお伝えしていました。
1期生の頃はみんなで洗い物やお掃除をしていました。
最近はスタッフが洗い物とお掃除をするようになって、塾生さんはお料理に時間を費やすようになりましたが、ご自宅ではぜひお掃除も大事にしていただけると嬉しいです。

家の中の氣が良くなってくると、外出が減ります。
外より家にいるのが心地よくなるからですね。
過去の「家事アドバイス講座」を受講してくださった塾生さんにも、そのような変化をされている人がとても多くいらっしゃいます。
ぜひ「我が家が一番!」と思える空間にしましょう。

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室  むそう塾)

 
 

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2023年の授業がすべて終わりました

2023年12月24日に年内のすべての授業が終わり、25日は教室の大掃除をしました。
“あみ”さん、“ひかる”さん、“にっち”さんが、朝早くから大掃除を手伝ってくれました。
幸いにお天気もよくて、教室の隅々まで清々しい状態にしてくれました。
床も熱いスチームで拭き上げると、とても気持ちがよく、拭き掃除の大切さを実感します。
皆さんに心から感謝申し上げます。

お昼ごはんには、中川さんが「レバニラ炒め」と「麻婆豆腐」を作ってくれました。
今日の中川さんは中国人になったような感じです(笑)

 
 

(麻婆豆腐 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室むそう塾)

 
 

(レバニラ炒め 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室むそう塾)

 
 

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