主食と副食の陰陽バランスには料理方法が影響します

むそう塾では圧力鍋で玄米ご飯を炊く方法を教えています。
なぜなら、圧力鍋が最も玄米を理想的な状態に炊き上げられるからです。

圧力鍋で炊く方法は陽性な料理方法なので、白米を電気炊飯器で炊いていた人がそのまま圧力鍋で炊いた玄米を食べていくと、徐々に陽性さが増えてきます。

それが良いところなのですが、マクロビオティックで陽性に偏っている人は、主食のみならず、おかずも陽性にしている人が多いです。
そういう人たちは、圧力鍋が陽性だから悪いのだと土鍋に移行したり、玄米以外の陰性な穀物を混ぜたりしますが、それでは玄米の本当の美味しさが減ってしまいます。

そういう人たちは、暑い夏になると玄米ご飯すら入らなくなって、他の主食に逃げたりします。
そして、徐々に体調が変化して秋を迎える人も多いですね。

マクロビオティックは、陽性が良いのでもなく、陰性が悪いのでもなく、弾力のある中庸が一番都合がいいですね。
それを知っているのに、陽性に偏ったお料理をして体調が思わしくなくマクロビオティック歴の長い人が多いです。

人間はあくまで全体で判断するべきなのですから、主食を陽性に仕上げたら、おかずは陰性さを考慮することも当然できるのが本当の陰陽使いになります。
しかし、頭のどこかに陽性信仰があると、そこを素通りしてしまうんですよね。
そして、体調不良の原因を圧力鍋に押し付けてしまう人も多いです。

しかし、主食を陽性な料理方法にしたら、おかずは中庸や陰性の料理方法にするのが最も体に負担なく陰陽バランスを取れます。
ここのところが認識できていないマクロビオティックの料理教室が圧倒的多数です。

多くの人は体調を調えるために、主食と副食の食材の陰陽ばかりに目が行っていますが、実は料理方法の陰陽というのがとても大事なのです。
むそう塾では、そこを大切に教えています。

 
 

 
 

(中川式金平牛蒡蓮根入り 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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