都会の生活に疲れた人々が辿り着く「ある村」の記事に想う

都会の生活に疲れた人々が辿り着く「ある村」という記事がありました。
私はこのこの試みを否定するつもりはありませんが、何事も理想どおりには運ばないことが多いものです。

「都会の生きづらさ」が田舎に行けばすべて解消されるわけではないからです。
物理的には田舎の方が景色を見ただけでも開放感や自然から得られる利点はたくさんあるのですが、こと人間関係になるとそんなに簡単なものではありません。

都会では雑踏に紛れ込めた人が、田舎ではむき出しになります。
場合によっては過干渉されることもあります。
景色や自然の環境に憧れて移住しても、人間関係に疲れて都会に舞い戻る人も少なくありません。

住む土地はその人への影響力は大きいのですが、最終的には「その人そのもの」がどこまで柔軟性のある人間になれるかだと思うのです。
そうでないと、住む所を変えただけでは「逃げ」になってしまうからです。

都会の空気が合わなくて地方暮らしの方が合う人もいますが、どんな生き方がしたいか明確なビジョンを持っていないと、都会との落差でまた田舎から「逃げ」になってしまう人もいます。

私は今、埼玉に住んで忙しい東京の空気を感じ、京都にも部屋を借りて、悠久の時の流れの片鱗を感じながら暮らしています。
北海道の田舎に育った者として、都会の良さと田舎の良さのどちらも好きですが、最後は「目が輝く自分でいられる人になる」ことが大事だと思っています。

住む場所は二の次っていう感じですね。

 
 

 
 

(カレーうどん 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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