小豆玄米ご飯とむそう塾のiMessage指導に唸った日

毎年むそう塾の新学期が始まると、新人さんがお持ちの携帯電話がAndroidだったり、古ーいiPhoneだったり、ひどい場合にはガラケーだったりして、タイムリーな指導が出来ずに大わらわになります。
でも、携帯なんてどこでもいいじゃないとか、家族割引が〜とか、仕事で〜とか言っているうちに、桂剥き投稿月間に突入して、そこで動画のアップで苦戦することになります。
それで早い段階から(本当は愛クラスから)iPhoneにした方がいいとご指導しているのですが、なかなか個人の事情が優先されたままになっている場合があります。

ですから、iMessage(ショートメッセージ)を送ってグリーン表示されるようなスマフォを使っている人は、上達のチャンスを何重にも逃していることになります。
「作ったけど上手にできなーい」じゃなくて、上手に作れるようになるための環境を整えていないのです。

皆さんは、何かを習いに行く時、最低限必要な道具は揃えると思うのです。
むそう塾の場合は、その中に携帯電話とパソコン(できればMac)が入るのです。
(お弁当投稿をする人は、おすすめのカメラもあればなお良いですね。)
なぜなら、離れていてもタイムリーに指導が出来るようにするためと、鮮明な画像で詳細な情報を送ったほうが細かいところまで的確な指導がもらえるからです。

*   *   *

昨日、第9期幸せコースの“みそっ娘”さんが、中川さんにiMessageで質問をされて、陰陽の大切な内容を正しくつかみました。
彼女はマクロビオティックのことを知らずにむそう塾に来られたので、これからマクロビオティックのことや陰陽のことを勉強していくところなのですが、すでに大事なところをiMessageで学びました。
ご本人のご許可もいただいたので、どのようなやり取りだったのかをご紹介しましょう。
(左寄りのグレーの部分がみそっ娘さん、右寄りのブルーの部分が中川さんです。)

 
 

<むそう塾生と中川善博のiMessageより> 抜粋




*   *   *

というわけで、彼女は地方に居ながらにして京都からのレッスンをマンツーマンで受けられたのです。
彼女はマクロビオティックのマの字も知らなかったのですから、いきなり「身体の声」とか「陰陽」とか言われても、頭の中は大混乱をしていると思います。
それで普通です。だって、義務教育で教わらなかったからです。

でも彼女は賢いです。
自力で「玄米との相対関係で陰性ってことなんでしょうか…」と思考の道筋をつけました。
そして最後は腑に落ちています。

【大事なこと】
彼女が今ひとつ疑問なのは、本には小豆が陽性と書いてあったことにあります。
この場合は、「豆類の中では小豆は陽性」というふうに理解するのです。
次に、それを玄米と比較したらどちらが陽性かな?と考えるのです。
そこで陰陽の結論が出せたら、自ずと料理方法も開けてきます。
とはいっても、まだむそう塾でのお料理を習っていませんから、かなり難しいはずです。

むそう塾では小豆入り玄米ご飯の炊き方は、どなたにも詳しく指導はしていません。
陰陽の生きた勉強になりますし、ここで苦労することには大きな学びがあるからです。
愛クラスを再受講されて、合格点をもらった人だけが小豆入り玄米ご飯の投稿を許されます。
プレーンな玄米ご飯で合格点をもらえない人は、まずは基本の玄米ご飯をちゃんと炊きましょうということになります。

*   *   *

その後、みそっ娘さんは、自力で小豆玄米ご飯を炊き上げました。
そのiMessageを中川さんに送っているようですが、変更点が複数になってしまったようです。
まだまだ彼女の試行錯誤は続きます。
でも、彼女と一緒にスタートした幸せコース仲間より、彼女は何歩も先の展開をしています。
これがiMessageを使いこなしている例ですね。
もちろん、宿題の動画をメールで送ることも早々と合格しています。

そして彼女は、ブログからよく勉強されていると思います。
最近見つけたブログなのに(笑)
みそっ娘さんの将来に大いに期待しています。

 
 

 
 

(小豆玄米ご飯 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 2017.4.1撮影)

小豆玄米ご飯を炊きたいみそっ娘さんへ、私からのプレゼント画像です。
初公開です。
この日はお朔日に当たるため、幸せコースの皆さんに中川さんが朝から小豆玄米ご飯を用意してくれました。
炊いてから何時間も経っているため、ましてや下の方になっているので重みで押しつぶされていますが、ふわ〜っと美味しそうな感じが伝わりますでしょうか?

今回の炊飯はサードジェネレーションで炊き上げた小豆玄米ご飯でしたが、口に入れてからあまりの美味しさにビックリして、私が食べかけのご飯なのに大急ぎで撮影したのでした。
もう小躍りしそうなくらい美味しかったです。
小豆は切腹していないけど、口に入れるとホロリと崩れ、玄米ご飯と一体になって混ぜ合わされて行きました。
この日の感動は、私の玄米ご飯の歴史の中に確実に残るほど強烈なものでした。

 
 

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コメント

  1. みそっ娘 より:

    美風さん、取り上げて頂きありがとうございます。

    私は小豆(あんこ)が大好きで、「先輩たちのように小豆ごはんを炊いてみたい!どーしても小豆ごはんが食べたい!」という食い気が今回の質問メールの発端だったのですが、思わぬほど奥の深いやりとりとなりました。中川さんから頂いた返信の量を見るにつけ、こんなにがっつり向き合ってくださるなんて本当にありがたいと思います。

    ついつい「答え」を聞きたくもなりますが(笑)、自分自身でたくさん考え、炊飯・お料理と向き合った上で、中川さんや美風さんのお知恵をめいっぱい吸収していきたいと思います。

    中川さんの小豆ごはんの画像、ありがとうございます!ガン見して再度炊いてみます!

    • マクロ美風 より:

      みそっ娘ちゃん、おはようございます。

      なるほど、あんこがお好きで小豆ご飯だったのですね。
      それも良いと思います。
      それそのものが体の声かもしれませんから。

      いつか中川さんの小豆ご飯を召し上がれる機会があるといいですね。
      感動する美味しさです。

  2. Ka(107-4) より:

    美風さん、おはようございます。

    はい、いつか中川さんの小豆ごはんを頂ける日を楽しみに頑張ります!

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