お肌と動物性と中川式玄米ご飯のこと

先日Twitterで久しぶり(数年ぶり)に会話をした人から、こんなTweetをいただきました。

>動物性増えて肌のハリの変化とかどうですか?

う〜ん、ブログを見てくださっている人には、マクロ美風は動物性をバンバン食べていて、どこがマクロビオティックだー!って思われているのかもしれませんね(笑)
でもね、実際はそんなに動物性の量が多いわけではありません。
その時の体調と気持ちで少しチョイスする程度です。
分かりやすく言うと、毒消し出来る範囲内での量ということですね。

お肉好きの多くの人は私より多くの量を召し上がっていると思いますが、私は食が細い方なので、動物性をいただくときでも、そんなに食べれません。
具体的には、ステーキなら50〜70gぐらいでいいですね。
このくらいだと毒消しもできますので、食後にツケを残しません。

しかし動物性の量は個人差が著しくて、何gが理想的なんていえません。
それは消化力や耐性が個々人によって物凄く違うからです。
私からみたら暴飲暴食の範囲に入る人でも、とても健康で長生きする人もいるからです。
健康相談をされればされるほど、杓子定規的な食べ方を伝えることは危険だなと思います。

私はもう40年近くもすっぴん生活をしていますので、今のお肌はまさに「私が食べたもの」で出来ています。
玄米を食べるようになって変わったことはたくさんありますが、一番早く感じたのはお肌の状態が良くなったことですね。
これはお通じが変わるのと連動しているので、当然の結果かなと思います。
つまり、腸の景色が変わったということなのでしょう。

*   *   *

京都の家で久しぶりに玄米ご飯を炊いたある日のこと。
美味しく炊き上がった玄米ご飯を一人で噛み締めていると、とても癒やされて、白米のときとはまた別の奥深い味わいに、しばし感動しながらその幸せな世界に浸っていました。
穀物のもつ穏やかな甘味は、まさに精神安定剤のようであり、これこそが玄米ご飯の醍醐味だと感じていたのでした。

お菓子のようなインパクトの強い甘さではなく、ジワジワと感じさせてくれる心地よい甘味。
この甘味が実は心身の安定につながっているのであって、この甘味まで排除する食べ方は死者をも出して危険ですらあります。
日本人ならお米を食べましょう。
白米でも玄米でもお好きな方でかまいませんが、玄米を白米のようにふっくらと炊く方法をマスターすると、想像以上の良いことが起きたりします。

今朝、ある塾生さんから中川さんに嬉しいメールが届きました。
塾生さんをAさんとしておきます。
Aさんのお父様は、Aさんの作ったお料理を今まで何一つとして召し上がらない人だったのに、Aさんの炊いた玄米ご飯のおにぎりを「夜も食べたい」と仰って、「7個全部をちょうだい」と言ってくれたそうです。

Aさんは、「私にとっては奇跡に近いことが起きました」と書かれていましたが、これはお父様にとっても奇跡に近いことなんだと思います。
きっとお父様のお体(体の声)は、玄米を求めていらっしゃる状態なのでしょう。
玄米ご飯一つでこんなにも親子関係が動くなんて、「むそう塾をしていて良かった」と改めて思えた朝でした。

 
 

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 中川式玄米ご飯

 
 

(中川式玄米ご飯 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック教室教室 むそう塾)

 
 

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