薬に頼らない子育てをしたいけれど・・・(小児科医の見解)

恭子さんから子育てについて参考になる原稿をいただきました。
早く皆さんにお伝えしたくて、通勤電車の中で携帯で書いてくださったそうです。
恭子さん、ありがとうございました。
「陰陽を感じる日々の暮らし」に掲載するとともに、コメントが出来るようにこちらでも記事にさせていただきます。

 
 

<むそう塾生 恭子さん(29-4)から寄せられた原稿より>

【子供が食欲・睡眠・機嫌を損ねているとき(小児科医の見解)】

薬(西洋医学)との付き合い方の記事にコメントをくださったかのんさん、姫ちゃん、おたにちゃん、おはるちゃん、ありがとうございました。

子供の苦しむ姿を見るのはツライけど安易に薬や西洋医学に頼りたくないという気持ちとてもよくわかります。
息子が2歳になる前、咳がなかなか治りきらず困り果てた時に一度だけ、マクロビオティックや自然療法を実践されている方はみなさんご存知の小児科医のところへ伺ったことがあります。
その先生からの言葉が今でもずっしりと心に響いており、その教えを指標に病院へ行くか行かないかを判断するようになりました。
その先生のお言葉をみなさんと共有したく再度記事を書かせていただきました。

当時の息子は日中の活動している時は元気だったのですが、夜の寝ているときに咳がひどくなり眠れない…という日々で、お手当ての効果もなく2週間ほど続きました。
さすがに連日、夜眠れない息子を見ているのがツラくなり先生のところを訪れました。

先生に状況を話したところ、先生は
「お母さん、あなたの判断は間違ってましたね」
「咳がひどく眠れなくなってしまった時点で(医院に)連れてくるべきでした」
とおっしゃりました。

そして…
子供の食欲・睡眠・機嫌を損ねるような症状が起きた場合、まずその原因となっている症状をすみやかに取り除くことが最も大切であること。
食欲・睡眠・機嫌を損ねている原因を取り除くには薬を使うこともある。
と、私に教えてくださり
その日は咳止めのお薬を数日分いただいて帰りました。

その頃の私は薬に頼りたくないという気持ちが強く、息子の睡眠に影響が出ていることに気付いていたのにもかかわらず、自分の勝手な想いを押し付け、何も対処していなかったと深く反省しました。
それと同時に、子供の食欲・睡眠・機嫌については母である自分が一番よくわかってるので、今後は間違った判断はしないだろうと安心しました。

食欲・睡眠・機嫌を損ねる=自己免疫力低下=治癒の遅延
 いたってシンプルな考え方なので、普段から子供の様子を観察していればすぐに判断できると思います。
薬や西洋医学との付き合い方に悩んでいる方々の判断基準のヒントとして役立ってくれたら嬉しいです。

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 子育て

 
 

(働く車や電車が大好きな息子です この笑顔を守れる母でありたいです)

【2016.6.22 恭子(29-4)記】

*   *   *

<マクロ美風より>
私も薬に頼らない子育てをするんだと独身の頃から決めていました。
でも、実際に子供が産まれてみると、アトピーにはなるわ、麻疹にはなるわ、水疱瘡にはなるわ、てんやわんやの時がありました。
そんな時はいつも1冊の本を頼りにしていました。
小児科医の書かれた本ですが、極力薬を使わない子育ての本でした。
彼の本は妊娠中にも読んでいて、陣痛が来ている時にも読んでいました(笑)
頭に叩き込んでおこうと思ったからです。

私が叩きこみたかったのは、「どういう時には病院に連れて行くべき」という判断です。
一刻を争う状態になったき、すぐ行動出来るようにするためです。
幸い、自分の子供のときには一刻を争うことがありませんでしたが、知人が相談して来た時にはまさに一刻を争う状態だったので、すぐ救急車で病院に行くようにいって一命をとりとめられました。
勉強しておいて良かったです。

恭子さんが小児科医に行くまで時間が経ったのは、昼間は元気なお子さんだから大丈夫だと思ったからでしょうね。
そういうケースは多いと思います。
そういえば息子もしばらく咳をしていたことがありましたが、夜は寝ていたのでそのままになっていました。
これも観察ですね。

マクロビオティックでは第一段階としてお手当をしますが、そのお手当の判断が間違っていると効果が出ないばかりか、悪化することもあるので要注意ですね。
子育てをしている人たちが、ケースバイケースで臨機応変に判断出来るようにするためにも、親が判断基準をしっかり持っているのは大切なことだと思います。

 
 
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コメント

  1. かのん より:

    美風さん、おはようございます。
    早速の恭子さんからの投稿。しかもお忙しい中通勤途中に書いてくださったとのこと。
    とてもありがたいです。

    私も極力薬に頼らず、自然治癒力にまかせた方法をと出産前から考えておりました。

    小児科の看護師をしていた義理母がくれたアドバイスがまさに「子どもの様子をよくみること、頑なにならずら必要に応じた処置をすること」でした。
    今回の恭子さんの投稿にまたまた共感しています。

    美風さん、コメント欄お借りします。

    恭子さんへ
    ほんとうに恭子さんは私の目指す育児をしていらして、記事もたいへん参考になります。
    お忙しいところ、投稿してくださりありがとうございました!

    • マクロ美風 より:

      かのんさん、おはようございます。

      恭子さんは本当に時間の使い方がうまい人です。
      そしてそれを可能にするだけの体力もあります。
      通勤電車の中でもこれだけの記事が書ける生き方をされていることが素敵だなと思います。

      義理のお母様がアドバイスしてくださったお言葉は、あなたの性格をよくご存知の上ですね(笑)
      私も同じようなことを口にすると思いますから(^^)
      マクロビオティックでも偏りはよろしくありません。
      何事も中庸を目指しましょう。

      • かのん より:

        美風さん、おはようございます。お返事ありがとうございます。義理母にはほんとうに感謝しています。
        最近は玄米のおかげか、私もやっと体力がついてきました。限りある時間を有意義に使っていきます!(移動中のホームにて 笑)

        • マクロ美風 より:

          かのんさん、おはようございます。

          体力がついて来たのですね。
          良かった良かった。
          ずっと気になっていました。
          これからは濃厚なお時間を!

  2. 恭子 より:

    美風さん、こんにちは。
    こちらの記事と陰陽を感じる日々の暮らしの記事とそれぞれコメントをありがとうございます。

    美風さんも育児に翻弄されていた時期があったんだ…と思うと私が育児に悩んだり困ったりするのは当たり前、息子と一緒にひとつずつ解決していけばいいんだ!とすごく勇気付けられます。

    今回はこのような記事を書かせていただく機会を与えてくださり本当にありがとうございました。
    自分自身の育児を見つめ直す良い機会になりました。

    実は先日の2つの記事もコメントも全部通勤電車の中で携帯で書いているのです。

    家で何かを考えたり書いたりする時間はじっくり取れないので、そういうことは通勤時間にあてるようにしてます。
    元々、何かを書いたりするのが好きなので、今回の記事を書くことで憂鬱な通勤時間が楽しくなりありがたかったです。

    かのんさん、こちらにもコメントありがとうございます。
    偉そうなことを書いてますが、私の育児なんてお手本にできるようなものではありません。
    毎日バタバタとスゴイことになってますから(笑)

    これからもむそう塾を通してみんなで育児の悩みなどを共有して解決できたらいいですね。
    よろしくお願いいたします。

    美風さん、コメント欄お借りしました。

    • マクロ美風 より:

      恭子さん、おはようございます。

      私の子育てスタイルは当時住んでいた町で私しかしていなかったかも知れません。(他にいたとしても知りませんでした。)
      ですから、当然話し合える人などいませんでした。
      でも、これで間違いないと信じていましたので、手探りで日々を送っていましたが、息子を保育園に入れたところ、そこの先生の1人がとても関心を持ってくださり、自分のお子さんもそのように育てたいと話してくれました。
      今は自然派志向の人たちの間では当たり前のような育て方なんですが、30年前くらいではかなりの少数派だったのです。

      >家で何かを考えたり書いたりする時間はじっくり取れないので、そういうことは通勤時間にあてるようにしてます。

      ああ、やはり恭子さんは時間の使い方が上手ですね。
      そして体力があります!
      デキル人の時間の使い方ですね。
      それではこれからも通勤時間帯に何かを書いて送ってくださると嬉しいです。
      子育てのことに限らず、何でも自由投稿なさってください。
      お待ちしています。

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