身体に少しの毒はあっても良い

昨日久しぶりに野口整体のことを書いたので、ついでにもう一つ。
野口整体ではお食事のことをあまり厳しく言いません。
しかし、「白いものは体に良くないよ〜」的に言われますが、マクロビオティックのように細かく陰陽で分類することはありません。
大雑把な言い方をすると、何を食べても良い体にすることが目的なのでそれは当然のことなのですが、あまり理詰めで食べ物に目くじらを立てることがありません。

たとえば、体に好ましくない働きをするものは、すぐ排除しようとする人が多い現在の世の中ですが、野口整体ではその好ましくないものも健康には意味のあるものと考えるのです。
少々の毒は身体に効果的な面もあるので、体内毒を一掃しようとやっきにならないことです。
よく潔癖症の人は神経質になって食べ物に膨大な時間と神経を使うのですが、その割には健康的ではなかったりします。
それよりも、のほほんとしている人の方が何となく健康的だったりすることも多いです。

なぜなら、身体はいつでも怠け癖がつきやすいので、常に身体を理想的な状態にしないことによって、逆に健康になろうとする身体の働きを呼び起こさせられるからです。
つまり、毒もちょっとあった方が良いということになります。
心身ともに完全に満たされた状態は渇望感に薄れ、丹田に力がありません。
人のパワーは丹田にあるので、ここがズブズブの人はいただけません。

あなたの丹田をちょっと触ってみてください。
満ちていますか?
満ちる(陽性)前は欠乏(陰性)も必要なのです。
いつも満たすことを考えていても満ちません。
その時には反対分子の存在が役立つのです。
この辺のカラクリはマクロビオティックの陰陽で面白いように解説出来ますね。

この記事に書かれていることは、断食をしてみるといっぺんに納得できます。

 
 

京都 真如堂の紅葉4

 
 

(京都 真如堂にて 2015.11.24)

 
 
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