マクロビオティック料理としての中川式寿司三種

【白米の巻き寿司】
巻き寿司 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

【玄米のちらし寿司】
ちらし寿司 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

【玄米の稲荷寿司】
稲荷寿司 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

一般的なマクロビオティック料理教室で教えるお寿司と、むそう塾で教えるお寿司とは、美味しさに格段の違いがあります。
それはマクロビオティックで最も大事にする陰陽バランスを徹底的に研究しているからです。
写真の一番上は白米の巻き寿司です。
マクロビオティックの料理教室ですが、あえて白米で教えています。
日本の伝統料理としてのお寿司を伝承するためにも、ここは白米でしっかり陰陽バランスを取ってあります。

真ん中は玄米のちらし寿司です。
もどき料理ではなく、最高品質の食材ばかりを集めています。
一番下は玄米の稲荷寿司です。
味をお伝えできないのが残念ですが、こんなに美味しい稲荷寿司があっても良いのでしょうか?というほどの美味しさです。

お酢にも陰陽がありますが、マクロビオティックの料理教室では梅酢を使うところが多いですね。
しかしこれではお酢が陽性すぎて全体のバランスが悪くなってしまいます。
昔、桜沢先生がある弟子に「お前はもう一生寿司は食うな」と言ったのは、そのお寿司が陰性との位置づけだからです。
しかし、お寿司というのは実に陰陽バランスを取るのが面白い食べ物で、食材の組み合わせによっていかようにも変化させられます。

プレーンな玄米ご飯に比べて、寿司飯はどの程度陰性になるのか?
海苔の陰陽は? 椎茸の陰陽は? かんぴょうの陰陽は? などと、食材と料理方法の陰陽を考えながら組み合わせて行きます。
そうして完成したのが上のお寿司三種です。
どれもしっかり陰陽バランスを考えてありますので、マクロビオティックを実践している人も、マクロビオティックを知らない人も、みんなで「美味しいね♪」と笑顔で召し上がれるようになっています。

もしあなたのご都合で食材の一部を変更する場合は、陰陽バランスをしっかり整えることと、食感やその食材の主張具合を考慮しなければなりません。
ですから、まずは教えられたとおりの食材を用意して、忠実に再現することから始めてください。
陰陽バランスはマクロビオティック料理の命ですからね。

 
 
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コメント

  1. kaekuru より:

    美風さん おはようございます。

    昨夜、中川さんに 穴子なしで青みも法蓮草に変えた巻き寿司の画像を送り、
    陰陽のバランスが取れていない とご指導いただきました。

    それぞれの具材は美味しいのに、何だか紅ショウガの味ばかりが目立つような気がしたのは、当たり前だったのです。

    巻き寿司を巻くことばかりに目がいき、肝心の陰陽のことがすっかり抜け落ちていました。
    情けないです。
    海苔巻き!というだけで、家族は喜んでくれましたが、
    家族にも申し訳ないです。

    ただ、鈍い私のこと、画像を送ってご指摘いただかなかったら
    何度も同じような間違いをしていたかもしれません。
    自分の理解力のなさにかなり落ち込みましたが、
    次に活かしていきたいと思います。

    これからもよろしくお願いいたします。

    • マクロ美風 より:

      kaekuruさん、こんにちは。

      あれれれ、それはまた陰性なお寿司を作ったこと。。。
      それも真冬の北海道で・・・。
      むそう塾でお伝えするお料理は、中川さんがしっかり陰陽を考え抜いたうえでの材料なので、ちゃんと材料を揃えてから復習してね。
      北海道という土地柄、もし揃いそうもない場合は事前に中川さんに相談されたら良いでしょう。
      もちろん、自分で先に食材を考えて、その陰陽解釈で間違いないかどうかを確認する意味でね。
      そうするととっても陰陽の勉強になりますよ。
      めげずに第2弾を頑張ってください!

  2. 中川善博 より:

    こんにちは
    だから事前に「穴子が地元で手に入らなかったらカスベの鉄板塩焼きを入れたらいいですよ」って言っておいたのに。
    帯広豚のチャーシューでもいいし、無着色ベーコンでもいいし、北の寒さに負けない「陽」を巻いて欲しかったのです。 

    • kaekuru より:

      中川さん こんばんは。

      チャーシュー!無着色ベーコン・・・・!!
      寒いところに住んでいるからと言って、
      頭までカチコチになってはいけないですね。

      情けないやら 悔しいやら・・・・
      もっと良く考えます。

      ありがとうございました。
      これからも、ご指導よろしくお願いいたします。

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