玄米ご飯が美味しく炊きあがると本当に幸せ感を味わえます。
スイッチ一つでポンと炊き上がったら、この感動はないかも知れません。
でも、難しくて微調整の必要な気難しい玄米を中川式で炊きあげると、それまでの苦労が報われた気持ちになるのです。
なんというか、ご飯に愛着がわく感じです。
それはまさに使い捨てではなく、手づくりの愛おしさに似ています。
ユネスコ無形文化遺産に「和食；日本人の伝統的な食文化」が登録申請されておりますが、それは「食べ物」だけではなく「精神」も評価されるのだと私流に解釈しています。
一汁三菜を中心とした丁寧な料理工程と味わい方。
自然界に五感のすべてを投入して感謝していただくその精神のあり方こそが、日本の伝統的な食文化なのだと思います。
そしてそこには当然のことながら「穏やかな心」が存在します。
これは使い捨ての文化にはないように思います。
むそう塾では一貫して和食の良さをお伝えしてきましたが、それは体に負担をかけないからです。
さらに、マクロビオティックの陰陽を駆使すると、心身をコントロールすることができて、少しの食事でも元気に行動することが可能になります。
それはいわゆる「陽性」のエネルギーのおかげなのですが、何かの都合で陽性のエネルギーが不足している時には、食べ物で補うことも可能です。
マクロビオティックで最高の陽性食品というと、代表的な食べ物が鉄火味噌や胡麻塩です。
私は鉄火味噌が大好きで、リマ・クッキングスクールの試作会でも鉄火味噌を提出したほどです。
忙しい今は自分で作る時間がとれないのですが、ありがたいことに塾生さんが作れるようになってくれたので、それをいただけるようになって助かっています。
ところで、鉄火味噌の歴史を調べていたら、江戸時代にはすでに存在していたそうです。
鉄火味噌を作るときに重要な「氣」のあり方は、案外武士の世界にも通じるのかもしれないとふと思ったのでした。
いわゆる「武士道」の氣で鉄火味噌を作ったら、さぞかし美味しくキレのある味に仕上がるだろうと思ったことでした。
今朝も鉄火味噌で子育ての大変な時期を乗り切っている塾生さんからメールが届きました。
彼女は先日風邪をひいてしまって体調がダウンしていたのですが、それでも京都まで日帰りで愛クラスを受けに来てくれました。
遠いところをご苦労様でした。
その後の体調を心配していたのですが、鉄火味噌を召し上がってお元気になられたそうです。
その体験談をお寄せ下さいましたので、記事にさせていただきます。
＜Ｔさんからのメール＞
美風さん、おはようございます、Ｔです。
おかげさまで、Ｒ投稿は無事に終えられました。
鉄火味噌の力によるところが、とても大きかったです。
１瓶、３〜４日を目安に食べ始めて、２〜３日目から、効果を感じました。
体のだるさが少しずつ抜けて、疲れにくくなりました。
何かひとつ家事や用事を済ませては一息入れたくなっていたのが、体が軽く、さっさと動けるようになってきました。
以前は、to do リストを書き出したり、思い浮かべるだけでげんなりしてたのが、あまり深く考えず、淡々とこなせています。
体がじわっと熱く(カーッとなるイヤな感じはないです)、薄着で過ごしています。室内では、半袖でいることも多いです。
精神的に、あまりイライラしなくなったように思います。
あと、無駄な空腹感が減りました。
以前に比べて喉が渇く感じは、ほとんどないです。
朝ポットに入れるお茶の減り具合から見ると、むしろ飲む量が減っているような？
鉄火味噌はとにかく美味しくて、まったく飽きなくて、制限がなければ一度に１瓶でも食べてしまいそうです。
お味が元々よいのはもちろんですが、やはり体が求めてるように思います。
愛クラス受講と投稿の相乗効果もあってか、心身共にかなり浮上してきました。
もうすぐ２瓶目が終わるところです。
引き続きこのペースでいただき、またご報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。
（中川式鉄火味噌 料理：中川善博）
美風さん、こんばんは。
メールのお返事もありがとうございました。
頭で考えて数値に頼らず、体の声を注意深く聞くよう、気をつけます。
一歳児の育児は、想像以上に甘いものではありませんでした。
以前ならすぐ治ったはずの風邪が、いつまでも尾をひいてしまう…
疲れがたまっていたり、真夏の乱れた食生活の影響だったり、思い当たることはたくさんあります。
夜泣きや後追いにヘトヘトで、死んだふりをして横になってると、思いっきり笑顔の子どもが絵本で殴ってきて、お願いだから休ませて～と泣けてきます。
とにかく治さないと、と焦るばかりでした。
そんな中、鉄火味噌に助けてもらえました。
これを足がかりに、消化吸収のよい玄米ご飯と共に、体を立て直します。
貴重なお時間と労力を費やして作られた鉄火味噌を、丁寧で素敵なラッピングで、細やかな気配りで送ってくださる子象さん。
ご縁をつないで、心強いアドバイスをしてくださる美風さん。
体に良い上に、おいしい鉄火味噌を開発された中川さん。
本当にありがとうございます。
いずれ、私も作ることを教えていただきたいと思いますが、当分の間、よろしくお願いいたします。
りすのんさん、おはようございます。
よ〜く分かります。
その年齢での子育ての大変さは私も経験したことなので、あの大変だった昔を思い出します。
それにしても「死んだふり」には笑ってしまいました。
お子さんの無邪気なお顔を想像しています。
むそう塾生の間でお互いに助け合うシステムが出来たらいいなと前から思っていました。
出来る状態と出来ない状態がその人の環境によって異なるので、出来る環境の人が出来ない環境の人を応援するというシステムですね。
遠慮なく今は応援してもらってください。
そして、時間が作れるようになったら、りすのんさんの美味しい鉄火味噌をご主人と召し上がれるといいですね。
今は子育て優先で行きましょう。
美風さん こんにちは。
私も子象ちゃんの鉄火味噌の恩恵を受けている一人として
コメントさせて下さい。
りすのんさんのコメント内容が現状の自分ととても似ていて
読み進めながら、大きく頷いている自分がおりました。
私の場合は息子が２歳を過ぎてから、これまでの貯金が無くなるよう一気に体調が傾いていきました。
体調不良を何とか改善したくても、自分でコントロールがままならず。そんな時に、思いきって受講した陰陽落とし込み講座で、子象ちゃんの鉄火味噌をご紹介頂き、藁にもすがる思いでした。
食べ始めて一週間で効果があり、身体にチカラがしっかり入るようになって驚きました。
鉄火味噌の陽性の効果を体験した一週間でもありました。
ここ一ヶ月、子供の風邪を貰ったようで咳が止まらない状態に陥り
先日、またお願いして送って頂きました。
新米が届くのを待って、玄米御飯と鉄火味噌、お出汁がしっかりきいたお味噌汁を今朝、そしてお昼に頂きました。
身体がホカホカになって、眠気とかダルさがありません。
そのお蔭で今こうやってコメントしている状態です(笑)
中川さんのご指導、子象ちゃんの氣が伝わる鉄火味噌、そしてご紹介下さった美風さんのお氣持ちに感謝しています。
ありがとうございました。
あけねーさん、おはようございます。
うんうん。分かりますよ〜。
私も高齢出産だったから。
高齢出産の何が大変って、親の体力が追いつかないことですよね。
陰陽で考えれば当然なのですが、当時はそんなことも知らずにヘロヘロになって私もヘロヘロになっていました。
としくんは好奇心旺盛なタイプのお子さんだから、追いかけるのも大変ですよね。
でもね、大丈夫。
私にもそんな時があったけれど、今はこうして元気に頑張っていられるから、将来は暗くないですよ。
一時期だから希望を持って頑張ってください。
それまでは利用できるものは何でも利用して、体力の確保をしましょう。
美風さん、りすのんさん、あけねーさん
こんにちは。
お二方のコメントが、
本日UPして下さった美風さんの記事の「子育て適齢期」という言葉と重なりました。
もし、私たちにも授かったら、私も該当者です。
今、私がさせていただいていることの大きさ、ありがたさ、ただただこの環境に感謝するばかりです。
「出来る環境の人が出来ない環境の人を応援するというシステム」
これは、
「出来ない環境の人から出来る環境の人が応援される」
が続きとしてあると思います。
この良いエネルギーを、私の中で無駄にしないように。
心新たにする記事とコメントでした。
ありがとうございました。
子象さん、おはようございます。
＞「出来ない環境の人から出来る環境の人が応援される」
＞が続きとしてあると思います。
ここに気づいてくださって嬉しいです。
生きるって「お互いさま」なんですよね。
同世代であっても、異世代であっても、お互いが何かの形で応援しあいながら生きています。
でも、それを自覚できる人と自覚できない人がいます。
そこをマクロビオティックは、陰陽で自覚できる道を教えてくれます。
私も中川さんもそうですが、塾生の皆さんに「やりがい」をいただきながら毎日頑張っています。
言い換えると、皆さんに育ててもらっているのです。
ありがたいことです。
嬉しいですね、こんな関係って。
美風さん、こんばんは。
あたたかいお心を、ありがとうございます。
昨日あたりから、睡眠時間が短くなってきたのを、はっきり感じています。
鉄火味噌、本当にすごいです。
普段、自分の年齢のことは忘れてるのですが、体調がすぐれなくなると、「やっぱり歳だからか…」と気弱になり、「頼れる元気な親がいる人はいいなあ、だんなさんが毎日お風呂に入れられるくらい帰りが早い人はいいなあ」などと、ないもの探しをする始末でした。
でも、「もっと早く、若いうちに産めればよかった」とは、思わないです。
10年前に比べて、総合的には今の方が“健全”だと思うので。
昔の方が、勢いはあっても自信がなくて、不調や不安をたくさん抱えていました。
私はむそう塾に出会えて、幸運でした。
孤独感に苛まれることなく、心強く日々を過ごせます。
甘えること、頼ることが苦手でしたが、これもまた成長のチャンスだと感じています。
死んでいる場合ではありません(笑)
将来、私も何らかの形でご恩返しができるように、助けていただきながら、今に向き合っていきます。
あけねーさん、“子供の風邪を貰ったようで咳が止まらない状態”、まったく一緒だったので、ちょっと驚きです。
共感していただいて、なんだかうれしくなってしまいました。
男児のお母さんの先輩の存在、とても励みになります。
ありがとうございました。
子象さん、「子育て適齢期」、確かにあると実感してます。
周囲のサポートがつくづく身にしみます。
体調を崩すと、子どもを甘えさせる余裕がなくなり、かわいそうで、よりつらくなりました。
「かわいいけど大変」なのが、鉄火味噌のおかげで体も心も軽くなるにつれ、「大変だけどかわいい」と思える瞬間が増えていき、とてもうれしいです。
鉄火味噌を通じて、子象さんに、一緒に子どもを育てていただいてます。
家族全員から、あらためて、ありがとうございます。
りすのんさん、おはようございます。
私の子育ては、私の実家が北海道なので一切頼らず、また夫の両親はすでに他界していたので、こちらも頼れず、夫婦二人だけで育てました。
といっても実質は夫は仕事が優先なので、私が一人で頑張っていました。
子育てで大変な時期にゴルフに出かける夫をどれほど恨めしく思ったことか。
でも、男性には息抜きも必要だと必死に我慢していました。
今ではこんなに自由にさせてもらっているので、帳消しになりましたけどね。
子供が風邪をひくといつも私に移りました。
でも夫には移らないのです（笑）
それも少々不満でした（ごめんよ、夫）
そんなこんなで子供が小さいうちはどうしても母親が大変な思いをします。
でもね、子供はその分ちゃんと分かっていますよ。
中学生くらいになったら、ぜひご主人にバトンタッチなさってください。
父親の出番です。
今は子象さんの力もお借りして、エネルギーを注入して乗り切ってくださいね。
もう少しです。
美風さん、おはようございます。
私は鉄火味噌をいただいても直後に変化は感じられなかったのですが、月経の周期に変化があって、あ、じんわり効いてるなという感じがしました。
＞出来る状態と出来ない状態がその人の環境によって異なるので、出来る環境の人が出来ない環境の人を応援するというシステムですね。
このコメントの文章はとても普遍的なことだと思います。
私は今女性医師支援の仕事に携わっているのですが、この発想が一番大事だと考えています。
比較的余裕のある者が、子育てで体力的にも時間的にも厳しい者を援助して、援助された人は余裕ができたらまたそのときに大変な者を援助する。
順繰りに応援するのが当然だという発想で助け合えば、とても穏やかな循環が生まれると思うのです。
自分だって、誰かの援助がなければ絶対に続けてこられませんでした。
逆に、この発想が浸透し当然のものになれば、皆で集まって子育てと仕事の両立に悩む女性医師の支援をどうしようかとわざわざ話し合わなくてもいいのに。。。と思ってしまいます。
マクロビオティックをうまく生かせれば、自分のことも周囲も応援できるエネルギーを得られると実感できている今が本当にうれしいです。
これからもマクロビオティックをどんどん利用させていただきますね。
てんこさん、こんにちは。
てんこさんは元々陰性タイプではないので、そんなに著効というほどではないと思います。
それに量にもよりますしね。
１食だけでも変化の出ている人は、やはりかなり陰性傾向の人が多いです。
だからお勧めしたんですけどね(^^)
でも、ジワジワ効いているとのこと。
そうだろうと思います。
中川式鉄火味噌ですから(^_^)v
＞私は今女性医師支援の仕事に携わっているのですが、この発想が一番大事だと考えています。
これは女性医師に限らず、多くの職業で出産と育児をしながらでも、やりがいのある仕事を続けられるシステムが確立するといいですよね。
現状では出産のためには会社を辞めなければいけないケースが多いため、優秀な人材が能力を発揮できなくて社会の損失にもつながります。
マクロビオティックの考え方が少しでもお役に立てば嬉しいです。