性エネルギーとマクロビオティック

昔「美風ゼミ」をしていた時のこと。
「私処女なんです、だから恥ずかしいんです」と訴える女性(Aさん)がいました。
あるいは岡部賢二先生と一緒に、お酒を飲みながら語り合う会を開催した時のこと。
「私(Bさん)はまだ男性を知らないんです、どうしたら良いでしょうか?」というご意見もありました。

 これに似た話はいくらでもあって、本人は誰にも話せなくて結構真剣に悩んでいることが多いのです。
Aさんの話によると多くの女性は10代で性交渉を経験をして、大学を卒業するまでには男性経験がないと異常だと思っていたというのです。
まあ、性体験のことは個人差があるので、一概に何歳でどうあるべきとは言えませんが、私にはむしろ彼女らのその思いつめた表情のほうが問題だなと思いました。
その「重い」表情が気軽に声をかけられない 雰囲気を醸しだしているのです。
「声をかけにくい=交際のチャンスがない」ということになります。
そのタイプの人は実に多いですね。
恋愛においては、男性側からも女性側からも「重い」のは敬遠されます。
昔々私が小料理屋の止まり木でお酒を飲んでいた時のこと。
若い純朴な男の子(田舎出身の良さを持つ)に、酔った勢いで電話番号を教えてしまったことがありました。
軽い気持ちでの連絡のためだったけれど、「今度いつお店にきますか?」「明日はお店に来てくれますか?」と電話が来るようになって、鬱陶しくなってしまいました。
自分勝手だけれど、私がそのお店に行った時、たまたま彼がいて話が盛り上がるのはいいのです。
でも、私が行きたくない日まで彼のことを思う気持ちはなかったのでした。
これは私が彼に恋愛感情を持っていない証拠ですね。
私に時間がある時のみ、遊びの気持ちとして話し相手には良かったのかも知れません。
でも、相手がそれを越えてきそうになると途端に興味がなくなるのは、男性の遊び方に似ています。
この「越えそうになる」ところから「重さ」が始まるのです。
恋愛はまさにバランス感覚が必要で、相手に重いと思われたら余程のことがない限り成就は難しいでしょう。
追えば去るのです。
*   *   *
うまく恋愛が成就するには、まず声をかけやすい明るさをもつこと。
そして声をかけたくなる雰囲気を漂わせること。
それは第一に笑顔であり、身なりであり、テンポだと思います。
次は誠意があれば良いと言い切ります。
誠意は多くのことを包含します。
どんな時にも相手の誠意を感じられたら、それで問題は乗り越えられるでしょう。
誰かが愛してくれるのを待つのではなく、誰かを愛すること。
この差は大きいです。
ここには陽性のエネルギーが必要ですから、陰性タイプの人はここで躓きます。
誰かにしてもらうことばかり考えている人は、結婚してから大変です。
世の中の異性は結構相手をよく観察しています。
誰かを待って嘆いているかたは、一転して行動を開始しましょう。
それが陰陽のバランスというものです。
マクロビオティックを知っているのなら、恋愛に陰陽を当てはめてごらんなさい。
待つだけで進展しないのは、陰陽のバランスが崩れているからです。
そういう人が多いですね。
恋愛がどれほど人間の隠れた力を引き出すことか。
そのことを考えると、一人でいるのは余りにももったいないです。
そうそう、この前岡部賢二先生や磯貝昌寛先生と話をしていて、性エネルギーとマクロビオティックの話題になりました。
もちろん、3人とも同じ考え方です。
このことをタブー視しないで、ちゃんと伝えて行きましょうという内容です。
性エネルギーは限りなく人間を高揚させ、文字どおりエネルギー源です。
あなたもエネルギーを感じさせる魅力的な人になってください。
そのためにはマクロビオティックの陰陽論は有効です。

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コメント

  1. げんたろう より:

    この話について記すと、英櫻先生が『男なら自ら声を掛けなければ駄目だ』と仰っていたことが強く印象に残っています。

    個人的にはこの件について、常日頃からいざという時のために自分自身を磨く必要があると思い、そのように努めているつもりですが、
    そのやり方が正しいかどうかはいずれ判ると思いますし、これでは拙いと思ったらその時に自分自身を修正したら良いと思っております。

    いつ、いかなるタイミングでその時が来るのかは判りませんが、その準備だけはしていたいと思う今日この頃ですし、
    普段からの過ごし方が大事だと思っているところです。

    実は変に焦っている訳ではなく、風の向くまま気の向くままにと自然に任せているのですが、
    さてどうなるのか?自分自身でも楽しみです。(笑)

  2. マクロ美風 より:

    げんたろうさん、おはようございます。

    英櫻先生の言葉には思い出があります。
    その昔は英櫻先生は女性には声をかけることが出来ないタイプで、赤面恐怖症だったとよく話されていたからです。
    でも、一慧先生にしたプロポーズの話は堂々としていて、さすがと思ったものです。

    げんたろうさんのこと。
    私はある見方をしています。
    うふふ(´∀`*)

  3. fujitamanegi より:

    私も愛してくれるのをただ待っていただけだったと思います。「どうして○○してくれないの?こっちを見てくれないの?協力してくれないの?」って。
    逆の立場なら私だって引いちゃうのに。冷静になれば分かることなのに、以前の私は分かりませんでした。
    離婚という結果は結果じゃなく通過地点なのかも、と思えるようになりました。夫と距離をおいて接することで、お互いに一緒に住んでいたときは見えなかったことが見えてきたような。
    変な元夫婦ですが「もう一度恋愛からやり直すのも悪くないかな」と二人とも話しています。子ども抜きで二人でお酒飲んで美味しいお造りを食べに行こうかなとか話しています。こういうのも、またアリかなって。
    夫に限らず、異性に振り向かれるような女になろうと決意しました~。(美風さんみたいな、ね。)

  4. マクロ美風 より:

    fujitamanegiさん、こんばんは。

    離婚してから知ることっていっぱいありますよね。
    そして、やり直したいと思う気持ちも。

    >二人でお酒飲んで美味しいお造りを食べに行こうかなとか話しています。

    いいですね~。
    そうしてらっしゃい♪
    その方がよっぽどマクロビオティック的なバランスですよ。
    してもらう立場から、してあげる立場に変わると、世の中が180度違って感じますよ。
    別世界が見えて来ます。
    ぜひ後日談を!

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