マクロビオティックと動物性

私のブログを初めて読んでくださった人は、マクロビオティックのブログなのに動物性料理の記事を書いていて、あの人はインチキだと思われた人がいらっしゃるかも知れませんね。
私だってマクロビオティックを始めたばかりの頃は、ちりめんじゃこ一匹だってお料理に入れるのはマクロビオティックじゃないと思っていました。
そして、そんなお料理を教えているお料理教室を、正しくないマクロビオティックの教室だと思っていました。
でもね、後でなぜ動物性のお料理を教えるかの理由が分かって、大いに納得したものです。
私がまだ全国を歩いていた時のことです。
行く先々でマクロビオティックの相談を受けるのですが、一番多いのが何といってもご家族のブーイングです。
マクロビオティックの考え方に反対されたり、動物性のおかずを食べたがるご家族とのせめぎ合いで苦しんでおられる人があまりにも多かったのです。
そして、本人も動物性を我慢して、ストレスで甘いものに走っているというパターンも多かったです。
私がなぜブログタイトルを「マクロビオティックが楽しい♪」にしているか。
それは、マクロビオティックは苦しいものではなく、楽しくなれる考え方と方法であることをお伝えしたかったからです。
そのためには、常に楽しいことの連続、笑顔の連続が必要であると考えました。
マクロビオティックを修行僧のように家族に強制するのではなく、美味しいお料理を食べながら「気がついたらマクロビオティックだった!」というように、本人にもご家族にも無理のない方法を採用しました。
ちなみに我が家は、ある日突然玄米ご飯になり、おかずも茶色いものが多くなり、冷蔵庫の中身も激変しましたが、私の鼻息に家族がついて来てくれた結果、著しい体調の変化があって、それを追認する形でマクロビオティックに賛成するしかないというような、ある意味力任せのスタートでした(汗)
*   *   *
さて、ご家族が反対されている場合ですが、一番無理のない方法は、ご家族のご希望を聞き入れつつ「質」を良いものにすることです。
そして、マクロビオティック料理を作るときは、抜群に美味しく作ることです。
この美味しいは、作る人の美味しいではなく、食べる人の美味しいです。
決して作る人の自己満足であってはいけません。
それはマクロビオティック料理とはいいません。
口の悪い私に言わせればオナニー料理と名づけます。
最終的には動物性が身体に及ぼす影響を身体で感じ取りながら、なだらかにマクロビオティックに移行してもらえたらいいなと思っています。
反対するご家族との折衷案として、ご家族との折り合いを上手につけながらマクロビオティクで健康になってくれたらと思って、この方法を提案しています。
そのために過渡的には動物性のお料理も必要だし、ご親戚やご友人との関係で一般のお料理が必要なときもある現実を考えて、むそう塾としては動物性のお料理もお伝えしています。
マクロビオティックで一番大事なこと。
それは動物性云々ごときで孤立しないように。
もっともっと大きな視点で物事を考えられるようになってほしいと、塾生さんをみていていつも思います。
そのためには動物性と上手におつき合いをして、気がついたら動物性がそんなに必要でなくなっていて、心身が平穏になっていることを実感出来るといいですね。
すべての時点で「愉しい♪」気持ちを忘れずに。

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コメント

  1. firuzeh より:

    まさに“マクロ”だなぁ~とおもいます。
    食は人が良くなるものなのに、誰かの気分を害するものじゃあ本末転倒ですもの。
    やっぱり「たのしい」や「おいしい」を共有することは「うれしい」ワケです。ひとりではぜんぜんたのしくもおいしくもうれしくもないってことです=自慰行為と同じですな(って、小生も口が悪いもので)。

  2. より:

    美風さんこんばんは。

    昨年の11月に相談させていただいたIです。
    マクロビオティック(と思っていた)料理から離れ、家族が喜んでくれるように白米と動物性を取り入れた食事にしてから1ヶ月半で無事に生理が戻りました。
    本当にありがとうございました!
    そして、美風さんが書いてくださっていた通り、気持ちよく新年を迎えることができました。

    美味しくないマクロビオティック料理を作って、家族の顔色をうかがいながら生活していた頃よりも、陰陽に気をつけながら普通の食事をしている今の方がずっと楽で、笑顔が増えました。夫が家事を手伝ってくれたりと、なんだか優しくなり、やっと普通の夫婦に戻ってきたようでちょっとした新婚気分?です。

    まだまだバランスがうまく取れてないな~と感じることもあったり、課題もあるのですが、やっとミクロからマクロに動いている感じがしています。

    あのときに気づかせていただき、修正できて本当に良かったです。「にこにこ楽しい」をベースにがんばります。
    いつか幸せコースにも通えるように!と思います。

  3. げんたろう より:

    ワタシの場合、マクロビオティックで培った理論を元に身体作りに励んだ結果、
    体重はー3kg程度ですが、体脂肪率はー8%ほど減りました。

    スポーツクラブの計測器が残酷なほどに筋骨量や脂肪量などを表示するので、
    それを指標に食事改革をしたのですが、
    体重が減っても筋骨量まで減っては本当の意味で痩せ細ってしまうので、
    筋骨量は増やし、脂肪量は減らすという、二律背反とも思える挑戦に励んでいるところです。

    尤もこれは、ある程度の運動量を必要とすることから動物性もそれなりに注入することになりましたが、
    今のところ、徐々に成果が出ている最中だと思います。

    個人的には徐々にしか進行しないなと思い、焦らず、慌てず取り組んでいるつもりですが、
    クラブのスタッフに言わせると、驚異的なペースだそうです(笑)

    まあ玄米を基本にしてますから、脂肪量はある程度減らせると思っていたのですが、
    筋骨量を増やすことは本当に大変だと実感しています。

    その際に大事にしていることは、食べ物をよく噛むこと。

    せっかく栄養を摂取するにしても、流し込むだけでは鋳造品の身体になるので、
    噛むことで鍛造品の身体にすることを心掛けているつもりです。

    そういう意味ではプロテインやサプリメント等は噛むことの視点が欠けていると認識しています。

    幸いなことに、クラブのスタッフもプロテインに頼るよりはと言いますし、
    タンパク質を摂取するにしても大豆製品をなどとも言いますからね。

    そこで世間一般の食生活を見ると、あまりにもご馳走を食べ過ぎですね。

    肉魚を食べるなとまでは言いませんが、酷い場合は野菜がほぼゼロなんてこともありますから開いた口が塞がりませんし、
    あれでは病気になって当然だと思わざるを得ません。

    大森先生の指導も見聞きして感じたことですが、
    普段特に運動をしない、あまり身体を動かさない人なら動物性はあまりと言うか、殆んど必要無しな人もいるかと思いますが、
    世の肥満体と言われる多くの人々の場合、溜め込むだけ溜め込んで排出することは怠っていますからそりゃあ身体の調子がおかしくなっても当然だと呆れています。

    本当は全体のバランスが取れれば良いのでしょうが、それが一番難しいのかも知れませんね?!

  4. マクロ美風 より:

    firuzehさん、こんにちは。

    いやはや、自慰行為で一致しましたなぁ(*^_^*)
    だってホントにそう思うんだもーん!

  5. マクロ美風 より:

    Iさん、こんにちは。

    生理も復活して、ご夫婦仲も円満になり、本当に良かったです。
    こうして一度原点に立ち返って修正をして、そこに陰陽のバランスを持ち込み、美味しく感じられるお料理を作ることが一番無理のない方法です。
    必要な時にはいつでも幸せコースにいらしてください。
    2013年度以降になってしまいますが、その頃にはご主人にもご理解してもらえると嬉しいですね。

  6. マクロ美風 より:

    げんたろうさん、こんにちは。

    スポーツクラブではおかしな指導をしているところもあって、そのせいで体調を悪くする人もいます。
    健康になるためにスポーツクラブに通っているのに、笑えない話ですが本当です。
    筋肉は落ちるのは早いですが、筋肉をつけるのは大変ですよね。
    良い筋肉の持ち主に出会うと、私なら惚れちゃいます♡
    あ、お婆さんに惚れられても困るでしょうが(*^_^*)

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