親の影響

私の母はとても漬け物上手な人で、いつもたくさんの漬け物が食卓に並んでいました。
お酒の好きな父を慕って、毎晩のように飲み仲間が我が家にやって来ては、母の料理や漬け物に舌鼓を打っている姿が目に焼き付いています。
美味しい漬け物が毎食あるのは当たり前で育ったので、私を含めた3人の姉妹は実家を離れてからも漬け物に挑んでいました。
しかし、なかなか母の味にならず苦労したり断念したり。。。
その当時は環境の違いがそれほど影響するなんて知らなかったのです。
でも、今こうして中川菌を育てていると、環境や氣のあり方がよ?く理解出来ます。
私は39歳で初めて出産したのですが、子供が産まれても何をどうしたら良いのか現実には要領を得ません。
つまり、仕事はそれなりに自信を持ってしていたのですが、子育てのことになると全くの素人なのです。
とにかく目の前に転がっている赤子を何とかしなくちゃいけないから、その対応だけで精一杯です。
赤子の爪を切ることだって、怖くて怖くて汗ビッショリでした。
何歳になっても知らないことは知らないのです!(自信を持って!)
そんな私が唯一手がかりにしたのは、野口整体の考えと子育てでした。
そしてふっと気がつくと、母がしてくれたように我が子に接している自分がいました。
そして父も登場してきます。
私は父から実直さと忍耐を学びました。
父の忍耐力は並外れていたので、子供の頃は母の方を上だなんて思っていました。
しかし、私も社会人になって思い通りに行かないことが多くなると、父の忍耐力の凄さを思い知ることとなりました。
親の真の凄さを知ったのは、愚かにも私が30代になってからです。
息子が30代になった時、私は息子にどんなふうに思ってもらえるのだろう?
そんなことを思いながら、今日も一日を大事に生きます。

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