物に宿る氣

3月26日に「第1回 マクロ美風の家事アドバイス講座」を開催してから、そのフォローとして、家事アドバイス講座のカテゴリを設けて記事を綴っています。
皆さんから送られて来る写真や文章を拝見していて思うことが多々ありますが、きょうは家具のことについてちょっと書いてみたいと思います。
今の時代だから仕方のないことかも知れませんが、皆さんのお部屋にはプラスチック製品が多かったですね?。
中味が見えて便利、安価、軽い、様々な形状があるなどの理由で購入される方が多いのでしょうが、私はもう少し違った視点から考えます。
「命」を感じる物かどうか。
たとえば木。
木は種類にもよりますが、人間以上の寿命があります。
環境の影響を受けながら育って、ある物は建具や家具に加工され、ある物は紙に加工され、またある物は燃料になったりします。
神社やお寺は木を使って建立しますよね。
木は氣に通じるからです。
プラスチックの製品から氣を感じるでしょうか?
そこに命を感じるでしょうか?
木、紙、土、石などで昔の家は出来ていますが、そこには命を感じます。
命のある物が命を護ってくれると考えたら解りやすいと思いませんか?
ですから私は家具や小物を買う時には、いつも氣の感じる物を選びます。
そのような物に囲まれると、自然に氣が穏やかで安定していることに気づくはずです。
そうそう、いわゆる学校(の生徒)が荒れることとコンクリート校舎の関係は無関係ではないようですよ。
ネズミの実験ですが、コンクリートに囲まれた空間で飼育されたネズミの死亡率と、木材だけを使った空間でのネズミの死亡率が比較されて驚く結果が出ています。
そこで、校舎を木材で建てて机や椅子も木にしたところ、生徒に落ち着きが出て来て学校が荒れなくなったと10年以上も前の新聞で読んだことがあります。
*   *   *
私は以前本格的な木造建築の一戸建てに住んでいましたが、今はマンションに住んでいます。
当然環境が悪くなることを懸念して、駆体以外の部分には極力木や和紙を使用して内装を調えました。
強度の関係で鉄骨・鉄筋・コンクリートが使われていることには目をつぶり、直接手に触れる物は可能な限り自然素材を使うことで氣の低下を防ごうとしたのです。
私のように土に触れる生活が出来ない人は、出来るだけ自然素材で氣のバランスをとることを意識しないと、今は知らず知らずのうちに悪い環境の中で暮らすことになってしまいます。
何となく疲れる人、何となくだるい人、いつもイライラする人などは、もう一度家の中をチェックしてみることをお勧めします。
そして、生きた物をお部屋に置くこともお奨めします。
観葉植物やお花ですね。
ただし敏感な人はこれらの植物の農薬や肥料に反応しますので注意が必要です。
家の中に命を満ち溢れさせるような家具ならあっても良いのですが、反対に氣を下げてしまうような家具ならない方が良いですね。
これは材料だけでなく、作り手の想いも含めて判断する必要があります。
物に宿る氣。
これを考えて暮らしてみましょう。

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コメント

  1. kaekuru より:

    美風さん こんにちは。

    木のもの・・・・特に無垢のものは、
    心落ち着くものですね。
    なかがわさんの空間もとても気持ちがいいですものね。

    普段何気なく接しているものたちですが
    子供の友達が遊びに来て、
    机や家具など スリスリしていく(笑)姿をみると改めて感じます。

    私は単に好きだから。
    夫は、プラの帯電して薄汚れていく姿が我慢ならないから。
    理由は違えど、たどり着いた家具たちが同じで良かったのね・・・と今日の記事を見て感じました。

    実は、珍しくちょっとブルーになっていたので
    嬉しかったんです。

    家事アドバイス講座を受講してはいませんが
    こうして記事にして下さっているのでとても参考になります。
    ありがとうございます。

    「氣の流れる居心地の良い空間」
    で少しでも家族が気持ちよく過ごせるよう
    心掛けたいと思います。

  2. マクロ美風 より:

    kaekuruさん、こんにちは。

    あらあら、ブルーなのですか。
    では、楽しいことをイメージしましょうね。
    30日にみんなでグランヴィアで集う姿などはいかがでしょうか?

    >子供の友達が遊びに来て、
    >机や家具など スリスリしていく(笑)姿をみると改めて感じます。

    子供は本能で氣を感じているんですよね。
    ですから我が家は息子のオモチャも極力木製の物にしました。
    kaekuruさんの桂剥き投稿のお写真から、kaekuruさんのお宅の氣の良さを感じていましたよ。
    ちょっとした空間ですが、それでも写真からは氣が伝わります。

    寒い北海道で糠床を越冬させたあなたの氣はかなりのものですよ。
    頑張っておられます。
    自信をもってお過ごし下さいね。

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