マクロビオティックの混乱

マクロビオティックは今、間違いなく曲がり角に来ています。

情報網が多い分何が正しいのかも判らず、著しい偏食を続ける人が多いのです。
その結果体調が悪くなっても原因が判らず、出口の見えない日々を送っているのです。
このような人をどれだけ多く見て来たことでしょう。
昨年は「陰陽ひとり立ち講座」で、今年は幸せコースの中で食事日記を指導しました。
その結果きちんと取り組んでくれた人は、ちゃんと成果が出ています。
体は正直なのです。
食べた物がストレートに反映するのです。
昔マクロビオティックの哲学に燃えて、理想を掲げて無双原理を説いた諸先輩はどのような人生を送ったのか?
マクロビオティックは本当に正しいのか?
60年前の食べ方を今の時代に適用して大丈夫なのか?
何よりも今、自分は楽しいのか?
イキイキとしているのか?
やりたいことがあるのか?
こんなことを次から次と質問したくなります。
目の輝いていない人が多すぎるから。
マクロビオティックは万能ではないけれど、かなり私達を暗闇から救い出してくれます。
私も救い出された一人です。
妄信するのではなく、自分なりに判断して納得がいったのでマクロビオティックを続けています。
今のこの混乱したマクロビオティックが存在する時代に、交通整理をして標識をきちんと見えるように出来たらいいなと思っています。
具体的にどういうことをするかと言えば、ただ一つ。
体質の見極めと体調に合った食事の仕方です。
これこそがマクロビオティックの素晴らしいところであり、難しいところです。
画一的なマクロビオティックが横行して、中には目に余るものも登場しています。
これだけは理解してほしい。
マクロビオティックは個人の体調に合ってこそ効果を発揮するものだということを。
だから、体質と体調の判断を誤ることなく的確にしなければならないのです。
ここを理解しないでいると、いつまで経ってもマクロビオティックの恩恵に浴することはできません。
さあ、今からでも遅くはありません。
あなたの体質をしっかり理解しておきましょう。
漠然とマクロビオティックを続けるのは危険です。
陰陽をきちんと把握しておきましょう。
これに尽きます。
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コメント

  1. koto より:

    美風さん、おはようございます。
    私もそのひとりでした。
    情報を集めるのが得意だったがために、その情報に踊らされ、もともと陰性な体質が更に陰性に傾いてしまっていました。
    いえ、そもそも情報の集め方、取り入れ方が間違っていたからです。
    陰陽のお勉強もきちんとしないまま、インターネットや本からの情報で実践。
    でも、一番大切な「自分の体質に合ったやり方をしているか」というところを軽視していました。
    本に書いていることは一般的なことで、そもそも自分が陰性なのか陽性なのかの判断もできない状況なのに「陰性な人はこれ、陽性な人はこれ」という、かなり大雑把なもの。
    体調が良くなるはずはありませんよね。

    愛クラスを受講してからもうすぐ1年になりますが、私がきちんと玄米や陰陽に向き合ってからはまだ半年くらいだと思っています。
    それでもこの半年で、体調はかなり改善方向に♪
    美風さん、中川さん、むそう塾のおかげです。

    来年、幸せコースで陰陽を身につけるのが大きな目的ですし、日々の生活にもっと取り入れていきたいと思っています。

    体質に合わないマクロビオティックをされている方に是非この記事を読んでいただいて、早く気づいていただきたいです。

  2. エリコ より:

    美風さん こんにちは。

    私が主人と出会った頃、主人はマクロビオティックと聞いて顔色を変えて反対しました。よくよく話を聞いてみると、彼の近しい友人の一人が、(誤った)マクロビオティックで命を落としたからということでした。その方は、若いフランス人女性だったということですが、非常に残念に思いました。

    私もマクロビオティックという言葉に出会ってから随分経ちますが、陰陽をきちんと理解できて人生を謳歌しているという状態に至るにはまだまだ本当に程遠いです。というか、むそう塾の扉をくぐった瞬間に、マクロビオティックを知らなかったころの状態に何故か戻った気がします。今から、まっさらな状態で吸収していきたいなという心境です。

  3. マクロ美風 より:

    kotoさん、おはようございます。

    kotoさんは変わられましたよね~。
    そのためにされた努力も素晴らしかったです。
    糠漬け1年目で瑠璃茄子も漬けられましたしね。
    お見事でした!

    これからは完璧を目指すのではなく、楽しむマクロビオティックを味わってほしいなと思います。
    今も充分楽しんでくださっていると思いますが、マクロビオティックの哲学部分でスケールの大きい楽しさを共有しましょう。

  4. マクロ美風 より:

    エリコさん、おはようございます。

    あらま~、それはご主人が反対されるのも無理はありませんね。
    その女性やそのご家族のかたが本当にお気の毒です。
    このようなことがあるから私は声を大にして、誤ったマクロビオティックの危険性をお伝えしているのです。
    つまり、マクロビオティック車の運転の仕方をお伝えしているといったところです。

    うまく行くと5月から京都でご一緒出来そうですね。
    真っ白なキャンバスに絵を描くおつもりで、バランスのとれたマクロビオティックをご自分のものにしてください。
    再会を楽しみにしています♪

  5. kinoko より:

    はじめまして。
    5年前に本を読んで自分なりのマクロビオティックをはじめました。最初は体の変化が楽しくて夢中になったけれど、ここ数年忙しくて玄米をよくかんで食べられないけど、やめることが怖くて今思うと消化の悪い玄米を食べ続けてほぼ未消化の便の状態。
    でも付き合いやストレスから罪悪感を持ちつつかえって砂糖ものなどを多く食べたり、偏食ぎみになるということを繰り返し、かえって体に悪かった気がします。
    実際、きれいな肌になるためにマクロを始めたのに、この数年しみそばかすがかなり増え、いぼが出来、おなかの具合も悪くなって、この1ヶ月玄米をやめ、白米にしておかずも家族とほとんど同じにしてみました。最初は物足りず、今も玄米のほうがおいしく感じるのですが、いつも弱っていた胃腸が元気になったり、しみは消えないけど肌の調子もよくなったり。
    地方に住んでいて事情があり、むそう塾や料理教室にも出かけられない場合、どうしたら「自分の体調にあった」マクロが実現するのでしょうか?
    それは不可能なのでしょうか。生き生きとした体になって私はやりたいことがたくさんあります。出来てしまったシミを消すのはもう無理なのでしょうか?

    ただ出来るのは、「体は正直」「体と心は繋がってる」ことのみを判断基準として手探りでいくしかないのかなということです。ここ数年、マクロビオティックという自分が作った「宗教」から抜け出るのが大変で振り回されて自分がなかった気がします。

  6. マクロ美風 より:

    kinokoさん、初めまして。

    あなたのような方が結構多いですね。
    仕方のないことだと思います。
    そのような広まり方をしてしまっているのですから。
    マクロビオティックはそういう意味では功罪併せ持つものですね。
    そのような方のために私があちこち走り回るようになったので、何とかしてあなたにもマクロビオティックの良さを体験していただきたいなと思います。

    まず本を読んで始めたと書かれていますから、どのような本を読まれたのか教えていただけますでしょうか?
    著者が分かればどのようなマクロビオティックをされて体調不良になられたのかが判ります。

  7. kinoko より:

    美風さん
    私も本当のマクロビオティックが知りたい。
    本当に体調がよくなるってどういうことなのか?

    5年前、奥津典子さんの「マクロビオティックと暮らす」を読み、わかりやすくてとても衝撃をうけて始めました。
    その後、オーガニックベースの単発の料理教室に通ったり、久司道夫さんの本や、その他奥津さんの本、そしてマクロ系のブログで自分なりの知識を取り入れてきたつもりでした。でも環境的なストレスもあり砂糖を制限したことでかえって過食や、ナッツ系がやめられませんでした。マクロのお菓子作りも大好きでした。

    自分が主導権をとった食事の選択ができないから今は我を折り、家族の言うことを聞いています。

    私は本来の人間の体にあった、自然にそった、私にそった食事がしたいです。それは指導者につく意外はやはり無理なのでしょうか。

  8. マクロ美風 より:

    kinokoさん、おはようございます。

    なるほど、納得しました。
    あなたのような状態の方は実に多いです。
    お会いしていないのに断定的なことを申し上げるのは危険ですが、kinokoさんは今、陰性過多の状態にあるものと思われます。
    しかし、元々陰性な体質かどうかまでは判りません。
    5年間のうちに体質が偏ったことも考えられるからです。
    お目にかかれば一目瞭然なのですが。。。

    そこで白いご飯を食べていてもいいから、おかずを陽性なものを摂るようにしてごらんなさい。
    ご家族との関係でそれも難しければ、お菓子を減らすだけでも違って来ます。
    お菓子の影響は大きいですよ~。
    単純にお菓子だけ減らしたり止めたりするのではなく、必ずご飯をお代わりして食べるようにしてくださいね。
    ご飯の量が少ないと絶対にうまく行きません。
    白いご飯でもいいから実行してみましょう。
    必ず変化が出て来ますから、しっかりと観察をしておきましょう。

    このようにしてご自分で観察しながら食事をコントロールして行くのがマクロビオティックです。
    ですから、指導者につかなければ絶対ダメというものではありません。
    ただ、指導者に一度でも診てもらうと、確実なところを把握できるので安心ですね。

    むそう塾では一度だけ京都においでいただくと、まず玄米ご飯がしっかり炊けるようになるまでご指導いたします。
    そして、あなたの体質や特徴を把握することが出来ますから、アドバイスもあなたに合った内容になります。
    色々なご事情がおありでしょうが、本当のマクロビオティックの良さ
    を心身両面で感じることができるようになってほしいなと思います。

  9. kinoko より:

    美風さん
    丁寧なアドバイスありがとうございました。
    陰性過多・・
    どうりで?砂糖が受け付けなくなってから、塩気のあるものを
    たくさん欲しくなり、塩&ナッツばかりほしくなってました。
    そして植物性の油・・・
    塩気のあるお菓子とマクロ系の焼き菓子。
    これがどうしてもやめられなかった。

    事情がありしばらくは無理ですが、いつか京都にいきたいです。
    今は自分の体調をきちんと観察してみます。
    自分の体をよくしたいのに悪くしていくのは何とも悲しいことです。

  10. マクロ美風 より:

    やはりそうですね。
    まずご飯をお代わりして摂ることは守ってください。
    主食がすべてのスタートです。
    それから焼き海苔を1日1枚(全型)、他にミネラル類を多く含むおかずを食べましょう。
    これ以上の詳しいアドバイスは他の人が誤解をするといけませんので、個人的に差し上げます。
    下記記事の最下段にあるお問い合わせフォームからメールをお送りください。
    http://blog.goo.ne.jp/macro21/e/99aed97c560163fd0c2623f4b0797e7e

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