木の芽の解釈(必読)

昨日ご紹介したmarikoさんの記事に書かれている中川さんの文章が、とても素晴らしいのです。
勉強になります。
携帯で苦労してスクロールされる方のために、ここに転載させていただきます。
1コメントとしてスクロールの海に埋もれてしまうのが、あまりにも勿体なくて。。。
              *    *    *    *
<松茸ご飯に木の芽を飾った場合の話>(中川善博さんのコメントより)
–前略–
まりこさんのお庭にある山椒の木は和食には無くてはならない香りを届けてくれます。
しかし「木の芽」と呼ばれるくらいですから芽なのですね。
そこからも判るように陰性です。
ですから強い香りを持っています。
使うのは立春を過ぎてから。
これを守れない料理人や料理屋はほんまもんではありません。
本当の木の芽は青菜の葉の部分のように柔かいはかない葉に繊維の立たない軸からなる、少し巻き込むようなRがついた小さな新芽の事を指します。
まりこさんがお弁当に載せられたものは正確には木の芽では無く「葉山椒」と呼びます。
使う季節はすこし木の芽より後になります。
それから夏に向けて「花山椒」が出て、ご存知「実山椒」が出ます。


私なら。
今回のお弁当に何かを載せるならば美山山椒の佃煮か山椒昆布を少し載せたでしょう。 
青物は不要です。
墨絵や書にはカラフルさは野暮でしょう? 
そういう事です。

–後略–

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コメント

  1. Hisako より:

    美風さん、marikoさんの記事を取り上げて下さって有難うございます。
    私もmarikoさんの所でこのコメントを拝見してとっても感動しました。
    そして、和食の繊細さと奥の深さにも改めて驚き、自分がまったく無知である事を確認しました!
    高校を卒業してからずっと親元を離れて暮らしていていましたし、仕事も上司と出かけたりっていうのが無かったので、ちゃんとした和食のお店に行った経験がとても少ないのです。それでも京都に通ってた間はいろいろなお店にも行ってみましたけど。。。
    でも、こういう事って、お店に行くだけじゃなくて、小説を読んだり、八百屋さんをちょっと意識してのぞいたり、普段の生活の至る所に勉強になる材料が転がってるのでしょうね。
    私のお店にはマクロビアンだけでなく、普通の学生さん達もよく来てくれます。若い人達に少しでも和食の心や季節感を味わってもらえるように私ももっと勉強しなくっちゃ!
    marikoさん、貴重な勉強の機会をありがとうございました!

  2. マクロ美風 より:

    私は中学を卒業したらすぐ親元を離れて暮らして来ましたから、親からもらえたものは中学生までです。
    その後は本を片手にお料理をし、飽き足らずに料理の世界に飛び込みましたが、本当の勉強は自分でするものだと思いました。
    中川さんは厳しい修行過程で学んだものだけでなく、ご自身でお勉強されたもの、ご自身で磨き上げた技術が今の中川さんだと思いました。
    時々お料理に関する蘊蓄(うんちく)をお話ししてくださる事があるのですが、それはそれは深い知識に感心します。

    お互いに学びはこれからのつもりで頑張りましょう。

  3. まりこ より:

    美風さん Hisakoさん おはようございます。
    幸せコースでは一通りを覚えて持ち帰るのに精一杯なのですが、実際に復習して初めて理解を深められるものですね。
    磨き上げた技術、裏打ちのある料理法を目の当りにできる幸せコース。
    それだけでも嬉しいのに、12回の講座以外にも「我が家の台所」でたくさんの塾生とともに学びを深められ贅沢なことでした。
    わからずやの私に丁寧に教えていただき素晴らしい講義でした。
    ありがとうございました。

    この塾長と美風さんお二人の留まることを知らない大きな包容力に、あの受講料はなんて安いのだろうと思います。

  4. マクロ美風 より:

    まりこさん、おはようございます。

    すべてはまりこさんが上手に誘導してくださったお蔭ですよ。
    多くの仲間に学びの場を提供してくださってありがとうございました。
    ブログがこのように活きて使われることが私と中川さんの希望でした。
    そのためにリンク集も作ったのですが。。。。

    受講料を高くするか安くするかは、塾生さん次第というのが現実ですが、お安く感じていただけて嬉しいです。
    まりこさんの努力のお蔭です。
    ありがとうございました。

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