中川式玄米炊飯法を正しくご理解いただくために

せっかく中川式玄米ご飯の炊き方に出会っても、パスポートに至らないままご連絡がなくなる人がいると、とても心が痛みます。
しかし、これからもそのような人が出るかも知れません。
でも、その分かれ道は、ほんのちょっとしたボタンの掛け違いのようなものだったりします。
ですから、どうぞそのようなことにならないように、改めてパスポートに至るまで実行して戴きたいことをまとめますので、是非これらのことを守って早くパスポートに辿り着いてほしいと願っています。
<愛クラスで炊き方を伝授しますから、教わったとおりに炊いてください。>
なんだ当たり前じゃないかと思われるでしょうが、これがなかなか出来ない人が多いのです。
中川式の炊き方は難しいことではありません。
ただ、決められた時間や方法を忠実に再現していただくだけなのです。
ただそれだけなのですが、そこに自分流や性格が加わって来ると、再現が崩れてくるのです。
優しい人、神経質な人、アバウトな人、強情な人、傲慢な人、臆病な人、度胸のいい人などなど、それはそれは色々な性格が反映して来ます。
ここが中川式炊飯法の最大の面白さでもあり、泣きどころでもあります。
ま、お料理というものはそんなものですが。
玄米投稿で指示されたとおりに、再現できるように、ご自分の気持ちや生活を整えながら、毎日炊飯していただくと、1週間ほどでパスポートに到達するはずなのですが、これが2週間、3週間、1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月と長引き、最後には投稿が途絶える人がいるのです。
その理由の主なものが次のとおりです。
1 愛クラスでのデモの記憶違い(勘違い)
2 毎日炊飯しない(炊いたご飯を消費するまで炊かない人がいます)
3 圧力鍋の扱い方(部品の交換や洗浄)が間違っている
4 お米の品種や栽培方法が玄米で食べるには硬過ぎる
5 炊く人の氣が整っていない

              *    *    *    *
これですべて網羅しました。
何度アドバイスしてもなかなかご理解いただけないのが、2番目の毎日炊飯することです。
これはお米を粗末にしないために、炊き上げた玄米ご飯を召し上がってから次のご飯を炊こうとされるからなんですね。
でも、これはパスポート品質の玄米ご飯が炊けるようになるまでは、考え方を変えていただきたいです。
パスポート品質の玄米ご飯にならないと、消化吸収力が理想的にならないので、胃腸の弱い人達は硬い玄米ご飯は練習用と割り切って土に返してほしいです。
早く上手になれば、土に返すお米が早く終わりになりますので、この方が粗末にならないのです。
毎日続けて炊かないと、人間の記憶はどんどん薄れてしまうので、習ったらその日(せめて翌日)から炊き始めてほしいです。
このようなことから、パスポート取得までは短期決戦で臨んでください。
早い人では3回の投稿でパスポートでした。
あとは5日間、6日間、1週間、10日間と続きます。
上記のことを守っていただければ、2週間以内にパスポートは取れるようになっていますから、万が一それより長引いた場合は、上記のどれかが守れていないと思って、改めてみてください。
必ずパスポートに辿り着くようになりますから。
もしお忙しい人でも、2週間以内にパスポートを取ることを目指してください。
お忙しいからこそ、早く消化吸収の良い玄米ご飯を召し上がって、体力をアップしなければなりません。
主食を疎かにしない生き方が試されていると思って、2週間だけ万難を排して取り組みましょう。
必ず後であの時に集中して良かったと思えるはずですよ。
皆さん、頑張って下さいね!

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コメント

  1. てんこ より:

    美風さんこんばんは。

    ここまでのお気遣いを記事にしてくださって、ありがとうございます。
    今日丁度WAKOさんと玄米炊きについて語ってきたところでした。
    やっぱり食の軸である玄米。いくらこだわっても、こだわり過ぎなんてことはないですね。

    明日も子供と自分の為に、最高の氣を注いで炊きます!

  2. マクロ美風 より:

    てんこさん、こんばんは。
    何ていうか、ちょっと迷路に入ってしまうと、もうどうしようもなくなってしまうんですよね。
    そんな時にはもう一度原点を確認することですね。
    これが一番近道です。

    玄米は食だけでなく、心の中心軸にもなり得ます。
    知らず知らずのうちに心の安定を感じることでしょう。

  3. げんたろう より:

    確かに何事も『やろう!!』と思えば、短期決戦が集中出来ますし、時間が空けば、何となくモチベーションが下がるような気もします。

    ついでに書けば、玄米を炊くことに慣れることなのでしょうね。

    これが日常になれば、そんなに負担には感じないでしょうし、
    再現性はどこの世界でも最初の一歩になることが多い気もしますが、いかがでしょうか?

    仰るとおり、お米の品種等でそれぞれにお米の癖というものがあると実感していますが、
    それらも含め、創意工夫して欲しいものですよね!!

    炊き方自体はそう変わらないと思いますが。

  4. マクロ美風 より:

    げんたろうさん、おはようございます。
    確かに再現性については、何事にも共通したものなので、玄米ご飯に限ったことではないのです。
    ですから何も目新しいことではないのですが、そのようにされない方が多くて。。。。

    お米の種類については、まあ、こんなにも硬いお米があるのかと思うくらい凄いお米を持参される方もいらっしゃいます。
    それはそれは凄いのです。
    ですから、中川さんはそういう場合は、微妙に炊き方を変えて教えていますよ。
    あとは炊く人のやる気次第です。
    モチベーションが下がらないうちに、身につけてしまうのが一番ですね。

  5. エリコ より:

    美風さん、こんにちは!

    ご指導に関するご丁寧な記事をありがとうございます。

    いつからか、毎日の終わりに中川さんのブログに伺って玄米投稿を拝見することが日課になっています。中川さんの炊かれる玄米をまだいただいたことはないのですが、毎日皆さんの炊かれる玄米とそれらに対する中川さんのご指導内容を読んでいるだけでも自分の炊きたいご飯のイメージがよりはっきりしてくる気がします。

    しかし!実にもどかしい毎日です。蒸らしだとか火の調節だとか、いろいろなことを想像しながら今はご飯を炊いているのですが、本当に早く正しい炊飯方法を習って、その上で目標に近づけるように炊き進めていきたいものです。

    今はTの2,5Lを使っているのですが、(ドイツがお隣という事情なので)お鍋はこちらで購入して、日本滞在中にも練習できるようにお鍋と一緒に来日しようと思います♪

    まだ8月10日のお申し込みが完了していないので少々気の早い私です。

  6. マクロ美風 より:

    エリコさん、おはようございます。
    エリコさんはこれから小さなお子さんも一緒に食べられる玄米ご飯を炊きましょうね。
    ご夫婦で美味しいだけでなく、小さいお子さんも消化吸収してくれる玄米ご飯。
    それがエリコさんの炊くべき玄米ご飯です。

    無事日本にお里帰りが出来ますように。

  7. エリコ より:

    美風さん

    早速のご返信ありがとうございます。

    おととい、娘は玄米のお粥を漉したものを食べ始めました。一口目は変な顔を見せたものの、まったく吐き出したりせず、美味しく食べているようで福福しい表情でお口を開けています。

    そうですね、この子が一緒に粒のご飯を食べられるようになる頃には、家族みんなに旨い飯が炊けるようにがんばらなくっちゃ!です。

    ところで、こちらで手に入るお米は、有機農法で育てられたイタリアの玄米・スペインの玄米あるいはフランスの玄米なのですが、それぞれ特性が随分違うように感じます(見た目・食べた感じなど)。単純に考えると、フランスに住んでいるのでフランス米がよいのかもしれませんね。しかし、以前の玄米投稿では海外在住の方でも日本産の玄米を炊かれているようでした。できれば、日常的に確保しやすい欧州米を上手く炊ければよいなと思うのですが、当日、三種のお米を持参して見ていただくのはご迷惑ではないでしょうか。(まだ、登録完了していないのに気の早い質問で恐縮です!)

  8. マクロ美風 より:

    お米の件ですが、以前海外から投稿された方の中には、現地で玄米を調達できない環境の方もおられました。
    そこで日本から調達していたのです。
    エリコさんは幸いに3種類ものお米が手に入るのですから、それらを炊き比べてみることをお勧めします。
    そして炊き上がってから、エリコさんが炊きたい玄米ご飯にはどれが一番適しているかを判断されるのが良いかと思います。

    お米だけ持参されても、お水の質が違います。
    気温・湿度なども違います。
    これらはすべて炊き上がりに影響します。
    その環境の違いが、持参されたお米を変えてしまうことがありますので、仮に持参されても参考程度になさってくださいね。
    あくまで判断されるのは、エリコさんご自身であることをご理解ください。
    そのうえで持参されるのなら、お持ちくださいませ。

    過去の例から言って、日本で炊かれるととても美味しく炊き上がるのに、お住まいの国に帰られると別人が炊いたかのような炊き上がりになってしまう人がいました。
    環境の変化が物凄いのです。
    困ってまた来日されると、また美味しく炊けるのです。
    そんな人もいらっしゃいましたので、ご参考までに申し添えておきます。

    なお、お米は保存方法でもずいぶん変質しますので、ご注意なさってくださいね。

  9. エリコ より:

    美風さん こんにちは。

    ご返答ありがとうございます!

    なるほど、そういうわけですか。
    お返事を拝読して、確かにそういうものだろうと頷いております。お米の性質だけが炊きあがりに反映されるわけではないですよね。

    それでは、お会いできる日を楽しみにしております。

  10. マクロ美風 より:

    ご理解いただきありがとうございます。
    では、お待ちしております。

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