病気を治すな 病人を治せ

桜沢如一先生の本に何回も出てくる言葉の一つ。
「病気を治すな 病人を治せ」   
一瞬ハッ?とするかも知れない。
それは「病気は治すべきもの」という固定観念があるから。
私がマクロビオティックを始めて間もなくこの言葉に出会った時、凄くうなずけた。
20代から続けていた野口整体とリンクする考え方だから。
野口整体の考え方を知って、私はどれだけ人生が変わったことだろう。
既成概念にとらわれないで人間の本質を見抜く目。
これは野口整体の得意とするところだ。
そこにマクロビオティックの考え方が加わった。
野口整体は身体から心を見抜き、マクロビオティックは易(えき)による原理から心を見抜く。
それぞれ人間の内面を異なる角度からアプローチする。
ところで、「病気を治すな 病人を治せ」は、玄米炊きにも通じる。
中川式の玄米ご飯を炊こうと思ったら、まず心が健康であることが要求される。
心のありようがすべて玄米炊飯に映し出されるからだ。
野口晴哉氏のこの言葉と相通ずるところがある。
さあ、あなたはどうだろう?

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コメント

  1. mussanto より:

    なんだか最初からこのことばがしっくりきました。

    病気の母が

    「長生きしたくない、良くならなくてもいい」と

    言っていたからです。私はそうは思いませんでした

    が、すべては(その人が)主役の人生なのであることも確かなので「生きたくない」と思う自由もあるのかもしれませんが、

    私の中で「何か」が波立つ感覚はあります。元を辿れば逆境に強く産んでくれた両親や病気に感謝するところであります。退院してきた母により美味しい玄米を出したいと思っています。

    しかし、3回に一回はタイ米です(笑)いつもぶれぎみです。

  2. マクロ美風 より:

    mussantoさん、こんにちは。
    お母様とのことは、文面からは正確に把握できないので、何も申し上げることはできませんが、ただ一つ玄米ご飯について書かせてください。

    >しかし、3回に一回はタイ米です(笑)いつもぶれぎみです。

    これはきちんと安定して消化に良い玄米ご飯が炊けていないと解釈させていただきました。
    そうであるならばなおのこと、ご病気のお母様にはきちんと消化吸収のできる玄米ご飯が炊けるようになってほしいです。
    そうなれば、お母様もmussantoさんも、意識に変化が出て来ますよ。
    いつでも希望を持ってくださいね。

  3. mussanto より:

    返信ありがとうございました。

    中川式を習ったことがないので
    玄米投稿を見て見よう見まねで
    炊いているので失敗も多くありますが、

    多少、お便りにケースが残る以外は
    まあまあのときもあります。父と母は
    超快便だったそうですが私は良かったり
    悪かったり、その時によって違います。

    病院にも差し入れしたいですが、まだ
    母も手術をしたばかりなので無理なの
    です。

    早くお金を貯めて愛クラスに行きたい
    です...。

  4. マクロ美風 より:

    mussantoさん、おはようございます。
    なるほど。
    お便りにケースが出るようでは硬いですね。
    中川式玄米ご飯は、お便りにケースがなくなるまでの炊き上がりを求めます。
    このようなご飯でないと、術後のお母様には負担になりますね。
    相当良く噛まないと・・・・。
    京都でお会い出来ますことをお待ちしております。

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