出家とその弟子

今日も京都はきれいな青空が広がっています。
朝の冷え込みも厳しいです。
昨日は一日地震のことを思いながら過ごしていました。
このような災害が起こる度に、私はマクロビオティックとの関係で「あること」を思い出します。
それはこちらの記事に書かれています。
こちらの記事でも想いを綴っています。
マクロビオティックは万能ではないけれど、かなり頼りになります。
何年も前にマクロビオティック指導者の山村慎一郎先生と必然について話し合っていたときのこと。
とってもせつないお顔をされながら、「美風さん、世の中にはどうしようもないことがあるよ〜」と静かに話されたことを想い出します。
私と山村先生は同じ年齢なので、妙に親近感があって、結構深いお話をする機会が多かったのですが、このお話もその一つでした。
歳を重ねると、若いときにはなかった物の見方や考え方も出来るようになります。
そして、年齢を重ねたからこそ出てくる発見もあります。
塾生さんのブログを拝見していたら、「出家とその弟子」について書かれてある記事がありました。
いいですね〜。
私の20代の愛読書でした。
この本から受けた影響は、今も私の細胞に息づいています。
この塾生さんもこれから私と同じように、この本が生涯忘れられない本の1冊になるのだろうなと思うと、何だかほわっと包んであげたい気持ちになりました。
「出家とその弟子」。
古い本ですが、いつも新しい気持ちにさせてくれる名著です。
「歎異抄」も。

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コメント

  1. Mu(30-3) より:

    美風さん、こんばんは。
    年明けの日経新聞の『私の履歴書』は細川元首相の連載なのですが、彼が学生時代に夢中になって読んだ本として挙げられていた中にこの二冊も入っていて、どちらも最近、是非読みたい!と思った本です。特に『出家とその弟子』は私が親しくさせて頂いている作家さんと私の父が偶然にも年末の同時期に、この作品について話をしていたのです…それを美風さんまで取り上げられるなんて、もうこれは読むしかありません(笑)
    何だか偶然が重なって、嬉しくなりコメントさせて頂きました。

  2. Ni(7-7) より:

    美風さん、こんばんは。
    いつも見守って下さりありがとうございます。

    「出家とその弟子」は唯一祖父から手渡しで受け取り、今でも自分の手元に残っている本で、
    形見、ということになるのだろうと思います。

    高校の頃、初めて読んだ時は正直あまりピンときませんでした。
    祖父に感想を伝えることさえできませんでした。
    祖父が亡くなり、改めて読み返してみて
    やっとその深さに気付き、震える思いをしました。
    祖父はいつでも未来で私を待っていてくれるようです。
    美風さんもいつも待っていてくださいます。
    私は幸せ者だなーと思います。

  3. マクロ美風 より:

    Muさん、こんにちは。
    細川元首相の記事ですかぁ。
    いいですね~。
    一時期の多くの若者達はこの本を読んだようですが、今の若者は価値観も生き方も変化しているので、どうなのかなぁと思っていました。
    でも、このように著名な方が本をご紹介することによって、今の若者が読んでくれるならそれは嬉しいですね。
    きっとMuさんの心に響くものがあると思います。

  4. マクロ美風 より:

    Niさん、こんにちは。
    Niさんは素晴らしいおじい様をお持ちですね~。
    羨ましいです。
    本に書かれてある内容は、その人によって咀嚼できる年齢に違いがありますよね。
    私も若い頃には理解できなかったけれど、今なら理解できる本というのが沢山あります。
    それが読書の醍醐味かもしれません。
    Niさんの今のお気持ちを、おじい様はきっと喜んでくれていますね。

  5. はいじ より:

    書物でも音楽でも繰り返し読み、聴くものは自分に必要なものなのだろうと思います。
    年齢とともに、また置かれている状況によって今までは読み(聴き)逃していた部分が、あるときハッとするほど色濃く鮮明になったり、あるいは解釈がかわったり。
    美風さんからうかがうお話もその日の自分によって違うと思います。
    ブログで書いていただいていることも、繰り返し拝見していると、その日によって違うのです。

    文字であれ、音であれ、言葉であれ、それはみんな細胞にきざまれているのですね。

  6. マクロ美風 より:

    はいじさん、こんばんは。
    まあ、私のような拙いブログを繰り返しお読みいただいて、ありがたく思っております。

    >文字であれ、音であれ、言葉であれ、それはみんな細胞にきざまれているのですね。

    はい、本当にそう思います。
    ふっとした時、何十年も前の感動が熟成した形で表に出て来ることがあります。
    そんな時には自分のものとなって、まろやかささえ感じます。
    だから年齢を重ねるって面白いんですね~。
    若い時には出来なかった見方が出来るから。

    細胞に刻まれたもの。
    いっぱいいっぱいあり過ぎる私です。

  7. Mu(30-3) より:

    美風さん、おはようございます。
    ラッキーなことに『出家とその弟子』、父が昭和32年(当時18歳)に買ったものを借りることが出来ました!岩波文庫のもので当時はなんと80円です(笑)
    文字も旧字体、言い回しも古いのでかなり難しいですが、がんばって読もうと思います。『気』の文字も『氣』になっているのですよ~♪

  8. マクロ美風 より:

    Muさん、こんにちは。
    お! お父様の御本ですか~。
    それはそれはお父様が喜ばれますね~。
    今は読みやすい文字になった本も出ていますが、ま、それもいいでしょう。
    タイムスリップして楽しんでくださいね。

  9. Im(12-5) より:

    美風さん 早速購入して読みました。涙が止まりませんでした。慈愛の輪郭が私のなかで少しくっきりした感覚です。素敵な本をご紹介いただきありがとうございました。

  10. マクロ美風 より:

    Imさん、おはようございます。
    おっ!
    読まれましたか~。
    感動してくださって嬉しいです。
    きっと心に残る1冊になると思います。

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