お料理における「何のために?」

まだ5月だというのに、夏のように暑い日が続いています。
確実に季節は移り変わっているのに、頭の中が移り変わっていない人が多く見受けられるようになって来ました。
「むそう塾のパスポート取得者」でも、最近玄米ご飯が美味しく感じなくなっている人はいませんか?
「中川式玄米ご飯の炊き方」では、その人に、その季節に合ったピッタリの玄米ご飯を炊くことが出来ます。
しかし、炊く人の心が季節の変化や体調の変化に鈍感であれば、絶対にその人が美味しいと感じる玄米ご飯は炊けません。
先日も30度近い気温の日が続いているのに、真冬に教わったとおり毛布や半纏をお鍋にかぶせて保温をしている人がいました。
それなのに本人はさっぱりした玄米ご飯が食べたいとおっしゃる。
これは無理です。
お鍋の身にもなってください。
汗ばむ季節なのに、そんなにくるまれては息苦しいと思いませんか?
お鍋だって薄着をしたり、裸になりたいはず。
炊いているあなたは、Tシャツだったり、タンクトップだったりしませんか?
馬鹿の一つ覚えのように、一年中同じ炊き方をするのは「中川式」ではありません。
もし、あなたが真冬に習ったのなら、その炊き方を見直してくださいね。
今は体中の細胞が開いて活躍している時です。
自然界の木々や草花がそうであるように、私達の心も細胞も開いてくるときなのです。
ですから、それに合わせた玄米ご飯を炊いてくださいね。
水に浸ける時間、保温のあり方、お鍋の種類などをもう一度見直してください。
そして、一番大事なことがあります。
今自分のしている行為は、何のためなのか。
このことをいつも理解してお料理をしてほしいのです。
これが「むそう塾」の最大の願いです。
玄米ご飯なら、何のために玄米を洗うのか?
何のために水に浸すのか?
何のために攻撃的加圧をするのか?
何のために火を弱めるのか?
何のために蒸気を出さないのか?
何のために保温カバーをするのか?
何のためにお塩を入れるのか?

等々たくさんのポイントがあります。
これらのポイントをピシっと押さえてほしいのです。
この「何のために」が理解できていれば、自然に季節の移り変わりに沿った炊き方ができるようになって、一年中美味しい玄米ご飯が炊けます。
その結果、体調も絶好調になります。
*    *    *    *
先日中川さんが炊かれた水浸時間ゼロで、保温カバーなしの玄米ご飯をいただきました。
このお写真のご飯です。
炊いた時間帯は朝。
見事に美味しかったです。
お味噌汁と糠漬けと玄米ご飯のみで、幸せな朝食をご馳走になりました。
中川さんの炊かれる玄米ご飯は、日々進歩している感じです。
一度「むそう塾」にご参加された方でも、パスポート取得者でも、最近玄米ご飯が美味しく感じない方は、もう一度「愛クラス」に参加してみてください。
必ず新しい発見があります。
私自身もそうでした。
何回も発見があって、感動したのを覚えています。
デモに使うお鍋はフィスラーとニューシラルガンです。
このニューシラルガンは優れものです。
どうぞ、あなたの目でお確めください。
玄米ご飯の炊き方がとってもラクチンになりましたよ。
「第2回 愛クラス」についてはこちら

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コメント

  1. お花(16-3) より:

    美風さん

    こんにちわ。
    ほんまにこのコメントにグサッときました。
    私の事やーんと。
    自分は半袖なのに・・お鍋さんにはすっぽり
    タオルかけてました。。
    浸水時間はお米の様子を見ながら短くしていた
    のですが圧が落ちへんな。。と感じながら何でタオル
    取る行動にでーへんかったのか??と

    生活においても、思い込みで動いてるな~と
    ちょっと反省しました。
    タオル一枚ですが、”そうやーん”とパッと
    開けた感じがします☆
    これからも、いろんな事を修正&気づける
    ええ女になっていきたいです

    そして。。今は
    ”私達の心も細胞も開いてくるとき”なんですねー☆

  2. げんたろう より:

    妥協したわけではないので、こういうタイトルで書きましたが、
    120%では硬めで文句を言われ、130%ではベチャッとしてワタシが不満を持つので125%なら良いだろうと思い、炊いてみると見事にワタシの思い通りの玄米が炊けました。

    せっかく炊いた玄米もお湯を振られるとワタシ自身ガッカリなので、そうならないようにしましたが、
    いつどこで母が要らんこと手を加えるか判らないので要注意ですが、
    そういう性格だから仕方ないと半分諦めざるを得ない部分もあります。

    そうかと思えば、母が自分勝手にやって土鍋の白米(分づき米)を焦がすことも少なくないので手が掛かりますが、
    ワタシには中川式玄米が快適で、活力が漲ってきます!

    なので梅雨明けの猛暑日に恐れはありますが、その時期の玄米には恐れが無い自信はありますが、それは夏本番のお楽しみになりますね!

    みなさんはいかが?

  3. マクロ美風 より:

    お花さん、こんにちは。
    あらあら、グサッと来ましたか?
    案外と生真面目な人に多いのよね、こういうことが。
    自然(宇宙の営み)に寄り添うことができれば、体も心も変わってきますよ~。
    お花さんはお若いから、これからの成長が楽しみです♪

  4. マクロ美風 より:

    お母様は筋金入りの頑固者?(失礼)
    食べ物って「慣れ」の部分が多いから、なかなか変えることには時間がかかりますよね。
    ましてや外部からの働きかけとなると、なお一層困難を極めます。
    命がかかっても変えたくない人もいるくらいですからね。
    ゆっくり変化を待ちましょう。

    でも、げんたろうさんには中川式を気に入ってもらえて良かったです。

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