「マクロビオティック料理がすべて」になっていませんか?

先の記事「Nさんにアドバイスをお願いできますか?」に関連することです。
私がブログを始めた頃から、Nさんのような方からのご相談が多くて、とても心を痛めておりました。
そのうちに、救急車で病院に運ばれる人まで出る始末です。
明らかにここ2、3年で、「マクロビオティック」の言葉から受ける印象は大きく変わってしまいました。
マスコミを通じて言葉だけが拡がり、マクロビオティックの核心部分が抜け落ちたまま、本来のマクロビオティックとは似て非なるものが流行ってしまいました。
その結果、ダイエット目的、マクロスイーツだけの人がどんなに増えたことか!
このままだと、ダイエット目的から死者が出る可能性もないとは言えません。
その危機感は私だけでなく、マクロビオティックに精通している多くの人がお感じになられていることと思います。
そのお一人である吉度日央里さんは、その危機感からダイエットの本まで編集されたほどです。
(詳しくは別記事にてご紹介予定)
死者が出たら大変です。
マスコミはこぞってマクロビオティックを叩くでしょう。
そう、オ○ム真理教や新興宗教のように。
そうしたら、真摯にマクロビオティックの指導にあたっている人達も同じ穴のむじなと見られてしまい、社会から抹殺されてしまうでしょう。
そんな危機感を持ったからこそ、私は「美風ゼミ」や「むそう塾」で、マクロビオティックの真髄をお伝えし続けています。
しかし、Nさんのように「美風ゼミ」や「むそう塾」に参加できない人のことを考えると、こうしてパソコンの向こうにいる人に呼びかけたくなるのです。
「世の中はマクロビオティック料理だけじゃないよ?」と。
何を食べるかではなく、食べ物とはまったく違うステージに問題の本質が隠れているのです。
このような人は実に多いです。
言い換えると、「食べ物だけですべてを解決しようと思わないで」となります。
このことは「美風ゼミ」でも「むそう塾」でも口を酸っぱくしてお伝えしていますし、私の過去の記事にも書かれています。
でも、改めてもう一度言います。
「たかが食べ物、されど食べ物」くらいのウエイトで、食べ物とは違った角度からアプローチしてみましょう。
その時には「魔法のメガネ」をかけてね。

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コメント

  1. Myu より:

    長文になりました^^;

    「○○ダイエット」と同じ感覚で「マクロビダイエット」をする人、多いですよね。
    流行に飛びつく人なら別のダイエット法が流行ればマクロビダイエットからは離れるでしょうし、
    効果があるのなら問題ないのですが、最近のメディアでのマクロビの扱われ方は気になるところです。
    万人に受ける形、飛びつきやすい形で見せるのが手法なのでしょうけど・・・
    私もマクロビオティックは治療のために始めましたが、三年間、毎週鍼に通って、鍼治療と平行しての食事指導でした。
    健康のために始めるのなら、独学でもかまわないと思うのですが、治療のためにマクロビオティックをするのなら、やはりきちんと指導を受けるべきだと思います。
    そうでないと、体を壊したり、これでいいのか不安になったりして、逆効果ですから。

    マクロビオティック食をすれば、心も体も美しくなれる!ってのがメディアで言われることなので、食事だけじゃないよ、といっても食べ物に固執する人多いかもしれません。
    食べ物だけに固執するのは簡単ですし。

    なかがわさんでお話させていただいたときに、一番目から鱗だったのが「マクロビオティックがきちんとできている人なら、行き詰らない」と言う言葉でした。
    体にいい、と言いながら、救急車で運ばれたり、拒食になったり過食になったりするのであれば「きちんとできていない」ということなのだ~としみわたりました。

    マクロビオティックで迷っているなら、指導者を見つけるか、気軽に相談できる人を見つけるのが一番のような気がします。
    顔を見ないと判断できないことっていろいろあると思うし、メールだけのやり取りよりもずっと説得力があると思うのです。
    気軽にマクロビオティックで治療、と思っている人はそういうことはしないでしょうけど・・・

  2. papilloma より:

    拒食から、マクロで体重を取り戻し、今は過食に悩んでいます。食事で過食は治せませんか???

    つらくて、つらくて、いつ抜け出せるのかわからない迷路にいます。どうか、どなたかいいアドバイスをください…

  3. マクロ美風 より:

    マクロビオティック=マクロビオティック料理=排除食、なんて言えそうな人が沢山います。
    私はそういう人を、マクロビオティックをしているのではなく、著しい偏食をしているだけだと思います。

    Myuさんならお分かり頂けると思うのですが、マクロビオティックは食べ物以外のすべてを包含したものであることを忘れてほしくないですね。

  4. マクロ美風 より:

    拒食と過食を繰り返す場合は、私の経験上、お食事より精神的な面でのフォローが大切なように感じます。
    「何を食べれば効く」という単純な図式ではありません。

    寄せられた情報だけでは、papillomaさんのことを知る材料があまりにも少なくて、いいアドバイスが出来かねます。
    お許しください。

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