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きょうは私の「たこ焼き記念日」 みんなの笑顔がうれしかった

(中川式たこ焼き 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

実は

私は
今までたこ焼きを食べたのは
一度しかありません

その時美味しいと思えなかったから
二度と食べなかっただけです

でも きょう食べた
中川式たこ焼きは
初めて美味しいと思えました

だから
きょうは私の「たこ焼き記念日」です

試作会のときには
まだ不思議な食べ物で
美味しいと思える
ゆとりがなかったのです

きょうのたこ焼きは
間違いなく美味しかったです
いやな味が一切しなかったのです

熱々を頬張るより
ちょっと熱さが落ち着いてからの方が
タコの味も分かることに気がつきました

中川さんのおすすめで
いろいろな味で食べてみました
初めて知る美味しさが楽しかったです

みんなもそんな感じだったのかな?
終始なごやかで
笑い声が絶えず
うれしい一日となりました

1年間コースの最後の日に
全員が揃えたことも嬉しかったです

全員の健康と笑顔のために
このたこ焼きが活躍してくれますように

 
 

(マクロビオティック京料理教室むそう塾 第1期自由人コース2)

 
 

***

あの〜

「抹茶ぼうる」がすごく美味しかったのです
授業中に1個だけ味見をしました

もっと食べたい!
って思いました(笑)

実は
これは 試作会では登場しなかったのです
また食べたいな

 
 

(抹茶ぼうる 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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お弁当のおかずに悩んだら、「窓ぎわのトットちゃん」を!

塾生さんのお弁当の記事を書いていて、ふと「窓ぎわのトットちゃん」を想い出した。
お読みになった方も多いだろう。

黒柳徹子さんの自伝的作品だが、私はその中のお弁当の話が好きなのだ。
もう手元に本はないので、ネットで調べてみたら、ちょうどよい記事があったのでお借りする。

 
 

***

「窓ぎわのトットちゃん」

       海のものと山のもの

 さて、トットちゃんが待ちに待った『海のものと山のもの』のお弁当の時間が来た。この『海のものと山のもの』って、なにか、といえば、それは、校長先生が考えた、お弁当のおかずのことだった。ふつうなら、お弁当のおかずについて、「子供が好き嫌いをしないように、工夫してください」とか、「栄養が、片寄らないとうにお願いします」とか、いうところだけど、校長先生はひとこと、
 「海のものと、山のものを持たせてください」
 と、子供たちの家の人に、頼んだ、というわけだった。
 山は・・・・例えば、お野菜とか、お肉とか(お肉は山でとれるってわけじゃないけど、大きく分けると、牛とか豚とかニワトリとかは、陸に住んでいるのだから、山の方に入るって考え)、海はお魚とか、佃煮とか。このニ種類を、必ずお弁当のおかずに入れてほしい、というのだった。
 (こんなに簡単に、必要なことを表現できる大人は、校長先生の他には、そういない)とトットちゃんのママは、ひどく感心していた。しかも、ママにとっても、海と山とに、わけてもらっただけで、おかずを考えるのが、とても面倒なことじゃなく思えてきたから、不思議だった。それに校長先生は、海と山といっても、”無理しないこと””ぜいたくしないこと”といってくださったから、山は”キンピラゴボウと玉子焼き”で海は”おかか”という風でよかったし、もっと簡単な海と山を例にすれば”おのりと梅干し”でよかったのだ。
 そして子供たちは、トットちゃんが初めて見た時に、とっても、うらやましく思ったように、お弁当の時間に、校長先生が、自分たちのお弁当箱の中をのぞいて、
 「海のものと、山のものは、あるかい?」
 と、ひとりずつ確かめてくださるのが、うれしかったし、それから、自分たちも、どれが海で、どれが山かを発見するのも、ものすごいスリルだった。
 でも、たまには、母親が忙しかったり、あれこれ手がまわらなくて、山だけだったり、海だけという子もいた。そういうときは、どうなるのか、といえば、その子は心配しないでいいのだった。なぜなら、お弁当の中をのぞいて歩く校長先生の後から、白い、かっぽうまえかけをかけた、校長先生の奥さんが、両手に、おなべをひとつずつ持って、ついて歩いていた。そして先生が、どっちか足りない子の前で、
 「海!」
 というと、奥さんは、海のおなべから、ちくわの煮たのを、ニ個くらい、お弁当箱のふたに、のせてくださったし、先生が、
 「山!」
 といえば、もう片ほうの、山のおなべから、おいもの煮ころがしが、とび出す、というふうだったから。
 こんなわけだったので、どの子供たちも、「ちくわが嫌い」なんて、そんなことは、いわなかったし、(誰のおかずが上等で、誰のおかずが、いつも、みっともない)なんて思わなくて、海と山とが揃った、ということが、うれしくて、お互いに笑いあったり、叫んだりするのだった。
  (後   略)

 
 

***

これが黒柳さんが通っていた「トモエ学園」なのである。
なんて素敵なんだろう!
海のものと山のもの。

4月からお弁当を作る方もおられるだろう。
おかずに悩むこともあるだろう。
そんなときには、この魔法の言葉「海のものと山のもの」で乗り切ってほしい。

 
 


(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 おたにさんのお弁当)

玄米ごはん210g
じゃこ生姜煮
おから炊いたん
三度豆胡麻和え
出汁巻玉子
モバイル味噌汁
糠漬け

海のものと山のもので出来上がっている。
お味噌汁も糠漬けもついる。
理想的なお弁当だ。

 
 
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口数の多い人と少ない人の陰陽 黒柳徹子さんのこと

むそう塾にはニューヨークから学びに来てくれている塾生さんがいます。
お子さんと一緒に京都に家を借りて住んでいます。
ニューヨークにいらっしゃるご主人とは離れ離れの生活ですが、上手に家族全体をまとめていて素晴らしいなあと思います。

その彼女と先日性格の話しをしていました。
彼女は白黒はっきりさせるタイプで、きちんと発言できる人なのですが、ニューヨークではそれでも弱い方なのだそうです。
あちらでは最初から主張しないで、それが何回か繰り返されると、居ないものとして扱われる傾向にあるのだとか。

一方、日本では白黒はっきりさせるより、「まあまあ」と突出しない立ち位置を選ぶ人が多いですね。
そのファジーさが外国の人には不可解なようですが。
ですから、性格によっては海外生活の方が合う人もいます。

 
 

***

これを陰陽で見てみると、「発言する=陽性」「発言しない=陰性」になります。
ということは、日本人の「発言するが白黒はっきりさせない立ち位置は中庸」ということになりますね。
これは無用のトラブルを避けるためには賢明な方法かもしれませんが、会議などでは困ります。

まあ、日常の近所づきあいや、サークルなどの人づきあいでは、この「中庸」というのが無難なのでしょう。
しかし、習い事や研修などでは、もっと積極的になった方が収穫できるものが多いですね。
なぜなら、発言するには疑問を持っている必要があり、疑問を持つことは自分の頭で考えているからです。

 
 

***

ところで、女優の黒柳徹子さんは、早口でドンドン話せる陽性タイプですが、「徹子の部屋」ではもっぱら聞き役に徹して、陰性側にまわっています。
こうすることによって、その日のお客様の話を引き出す(陽性)目的が達成できるからですね。
一流である所以です。

私たちも日常生活で、よく話す人と、あまり話さない人がまわりにいると思うのですが、陰陽で判断してみると面白いですよ。
そして、それを日常生活に反映させましょう。

あなた自身が常々よく話すタイプであったとしても、相手がなにか相談したそうだなと思ったら、グッと陰性になって相手の気持ちを吐き出させてあげましょう。
これは子育てにも通用しますし、夫婦間でも力を発揮します。

要注意なのは、無口なのに陽性な人がいることです。
これが本当の陽性ですね。怖いほど。
また口数が多いけれど陰性の人もいます。
弱い犬ほどよく吠えるというのに似ています。
ここを見落とさないように。

 
 

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むそう塾にも話さないタイプの人は多いのですが、せっかく習いにいらしているのですから、もっと積極的になってほしいと思います。
どんどん話しても平気です。
すべては陰陽の結果なのですから、そういう判断で塾生さんを見ています。

話すのは苦手でも、文字にすると素晴らしい内容が綴れる人もいます。
どんな形でもいいですから、自分の感じていることを外に出すことは大事です。
なぜなら、陰陽バランスがそれで理想的になることが多いからです。

なお、こちらの記事もご参考に。
心地よいスピード スピードで知る持って生まれた陰陽 2022.3.23

私のところには、塾生さんから毎日メールが届きます。
日常の些細なことから、困ったことまでいろいろですが、メールをもらうと嬉しいものです。
どうそ遠慮なくメールをしてください。
iMessageでもいいですよ。

 
 

(スンドゥブチゲ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

見た目は辛そうですが、食べると辛くないんです。
これが元気をくれるんですよ〜。
3月26日・27日に開催します。
「中川式アジア料理講座 第7弾」
乞う、ご期待!

 
 
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心地よいスピード スピードで知る持って生まれた陰陽

どうも人には持って生まれたスピードというのがあるようです。

というのは、むそう塾を始めてから、ずーっと塾生さんのスピードを観察していると、いくら外野から「速く!」といっても、ほとんど改善されないからです。

厳しい修業を経てきた中川さんは、「速く! もっと速く!」という意識で走り続けて来ました。
でも、一般の人はそんなに速さを意識しません。
スポーツ系でタイムを競う人はその限りではありませんが。

ですから、まずご自分のスピードで生きている人がほとんどなのです。
お料理の実習で、ススッと終えて待っている人、待っているだけでなくお皿拭きを手伝ってくれる人がいたりします。
こういう人は、常々そういうスピードと気配りで生きておられるんですね。

また、食べ終えるのがが早い人がいます。
反対に食べるのが遅い人もいます。
これもその人のスピードですね。

これはどちらが良い悪いというよりも、その場面で要求されているスピードに応えられるかどうかが大事です。
つまり、臨機応変にスピードを変えられたら、ストレスが少なくなりますし、周りと歩調も合わせられます。

 
 

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誰かと比べることによって、確実にそのスピードが分かるのですが、話し方でも分かります。
話し方からその人の持って生まれたスピードを知ることができます。
周りにいませんか? 早口の人、ゆっくり話す人が。
これはもう性格みたいなものです。

これもどちらが良い悪いではなくて、その場面に合ったスピードならベストです。
誰しも急ぐときには早口になるでしょうし、のんびりしているときにはそんなに早口でなくてもいいわけです。

東洋医学では「望診」といって、声の質や話すスピードで陰陽を判断する方法があります。
これは相手との相性を考える時に参考にされたらいいですね。
お仕事仲間との相性、交際相手との相性、結婚した相手やそのご家族との相性などなど、人間関係を円滑にするために役立ちます。

 
 

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さて、そのスピードなんですが、速いというのは陽性で、遅いというのは陰性です。
往々にして人は自分と似ていると安心して、正反対だと緊張することが多いです。
ですから、仮に母親が陰性(遅い)で子どもが陽性(早い)だと、母親が疲れます。
まあ、子どもも子どもなりに疲れはするのですが、大人の方があれこれ感じ取るので子どもより疲れます。

では、ご夫婦がこの組み合わせならどうか?
とかく摩擦が多いかもしれません。
でも、似た者同士でなくても、正反対だからこそうまくいく組み合わせもあります。
そこはその人たちの力量ですね。

もし相手が家にいるときには疲れて、相手が出かけると疲れないなら、それは組み合わせとしてはあまり合っていません。
でも、相手が家にいる方が疲れないなら、すごく恵まれた相性で最高ですね。
これはスピードでみた陰陽ですから、男女間の細かなことは抜きに考えます。

話すというのは空気を振動させるわけですから、その空気感がその人に心地よいかどうかの問題です。
ちなみに世の中には「空気が読めない」という言い方がありますが、まさにその空気になるわけです。

 
 

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速い・早いというのは、処理能力は上がるのですが、本人も周りも緊張を生みます。
反対に遅い・ゆっくりというのは、本人は緊張しないのですが、処理能力が落ちたり、周りのスピードに合っていない場合があります。
ケース・バイ・ケースなので一概には言えませんが、自分で調節できたら疲れが減りますね。

持って産まれたスピードだけでなく、後天的にスピードはある程度変えられますから、目的に合わせて意識してみると、ストレスが半減するかもしれません。
ストレスは万病の元ですから注意しましょう。

先日、ある塾生さんの歩き方を見ていて、ああ、ストレスフルだなあと実感しました。
でも、ご本人は気づいていないのですよね。
今度会ったら教えてあげようと思いました。
自分で自分のことは分からないものですから。

いつか、望診講座もしてみましょうかね。

 
 

(菜花と筍の炊合せ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

春には陰性の食べ物が次々と出てきます。
冬に溜め込んだ体内の毒を外に出すために必要なので、積極的に摂りましょう。
ただし、山菜は栽培された野菜より陰性が強いので、大量に摂らないこと。
山菜は少しでも役目を果たしてくれます。

 
 
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「アジア料理講座 第7弾」のこと 粉唐辛子の美味しさに目覚めた私

面白いもので、「唐辛子の=からい」という体験の人が多いらしくて、もちろん私もその一人でした。
でも、韓国の粉唐辛子は辛くなくてビックリ!
むしろ旨味があるのです。

「アジア料理講座 第7弾」の試作会で、中川さんが「スンドゥブチゲ」を作ってくれたのですが、その美味しさに二度ビックリです。
赤いのに辛くない。そんな世界がなんとも楽しいお料理です。

その後私は中川さんにお願いして、何度も作ってもらいました。
やっぱり元気になれます。不思議です。

ちょっと調べてみると、この粉唐辛子にハマっている人がいるようで、色々「赤いお料理」を作っていました(笑)
ご多分に洩れず、私もハマりました(^。^)

3月26日には、第1回目の「アジア料理講座 第7弾」が開催されます。
その時の皆さんの反応が今から楽しみです。
「スンドゥブチゲ」をリクエストしてくれた、ペロリさんの驚くお顔が待ち遠しいほどです。

26日だけあと2席空いていますから、あなたもぜひハマってみてください。

 
 

(スンドゥブチゲ 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室  むそう塾)

器の赤さで粉唐辛子の赤さがわからないのですが、このスープが本当に美味しいのです。
滋養たっぷりで元気になること間違いなしです。

 
 
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