マクロ美風の家事アドバイス講座」カテゴリーアーカイブ

ポケットコイルベッドのボトムとダブルクッションについて

塾生さんからベッドのご相談があったので、今日デパートに行って来た。
デパートや家具屋さんに並ぶベッドは、たくさん生産されるメーカーの商品が多いが、実際に商品が陳列されていなくても、品質のよいベッドメーカーもある。

過去に「マクロ美風の家事アドバイス講座」では、品質重視で商品をご紹介してきた。
そのメーカーは「ポケットコイル」の種類が豊富なのと、その品質の良さに定評がある。
今も一流ホテルでの採用が多い。

ところで、「ポケットコイル」と「ダブルクッション」の組み合わせは、最高の眠りを保証してくれるが、そのダブルクッションに変化があった。
あるメーカーがポケットコイルのダブルクッションを廃止したのである。
ポケットコイルの場合は、ボトムにスプリングを入れない方が効果が高いからだそうだが、本当にそうなのだろうか?

こんな理由も聞く。
ポケットコイルはボンネルコイルより通気性が劣るので、それが錆びやすさにつながると判断したからだという情報もある。
湿気がこもればカビの発生にもつながるので、そういう面から廃止されたのかもしれない。
日本独特の湿気問題を抱えて、ベッドメーカーはこれからの商品が変わるのかもしれない。

N社が早いのか、S社やF社が遅れているのか、それはもう少し調べてみないと分からない。
今度、大阪か東京のショールームに行ってこよう。

 
 

(教室の掛け花 マクロビオティック京料理教室むそう塾)

 
 
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家の湿気 一戸建て 庭付きマンション

私は引っ越しが好きだ。
新しい住まいとともに、環境が変わるのがたまらなく嬉しい。
体の中に新しい風が吹き抜ける感じがしてたまらない。
変化の刺激があって、それが好きだ。

結婚して最初の住まいはテラスハウスだった。
駅から1分で、庭もついていて、デパートも近くて、とても便利で気に入った。

庭には2連の物干し竿を使って洗濯物を干していた。
庭の草花を眺めながら洗濯物を干すのは癒やしだった。

2階のバルコニーにも洗濯物を干していた。
そこであることに気がつく。
同じ洗濯物でも、庭で干すより2階で干した方が乾きが早いのだ。

これは空気の動きにもよるが、やはり地面近くの方が湿気が多いと判断した。
つまり、2階建てなら、1階より2階の方が湿度が少ないということだ。
一戸建ての場合、1階の北側が一番湿度が高いのは、誰でも知っていることだから、洗濯物の乾きでも納得した。

 
 

ところで、建物は上に上がるにしたがって、風が強くなる。
だから、高層階では洗濯物が飛ばされる割合が高い。
場合によっては、バルコニーにある履物まで飛ばされることがある。

こういう階は湿気より乾燥が気になる。
湿気も乾燥も過度の状態は困るが、どちらかというと湿気のほうが体へのダメージが大きい。
特に梅雨の季節にその影響は顕著になる。

よく、マンションの分譲で、1階には庭をつけたり、駐車場をつけたりして特別感を出すのは、「1階はしける」ことを消費者が知っているための売り方だ。
余談だが、新築マンションの1階は、コンクリートに含まれた水分が乾くまで、猛烈に湿っぽくなる。
上の階から徐々に水分が抜けていくが、購入の際には慎重になった方がよいと思う。

 
 

先日、「住まいの氣 土地の履歴や間取り図のこと」という記事を書いた。
住まいを選ぶのは、健康を買うに等しい。
これから住まいを探す人たちが、納得の行く物件に巡り会えることを祈っている。

 
 

冷えてきたので、湯気をどうぞ。

 
 

(京都 尾張屋 高島屋店にて 現在臨時休業中)

 
 
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住まいの氣 土地の履歴や間取り図のこと

人に氣があるように、土地にも家にも氣がある。
日当たりが良い家は、それだけで氣がアップする。
太陽の力ははかり知れない。

案外と見落とされがちなのは、湿気の多い家だ。
たとえ南向きに建っていたとしても、湿気の多い家というのがある。
その場合は、その土地と周りの環境に原因がある。

土地には履歴がある。
もとは川だったり、湿地帯だったり、田んぼだったり。
その履歴が今の状態を作り出す。
さらに、まわりに樹木がいっぱい生い茂っていても湿気は強くなる。

私はある夏、窪みの地形にある温泉地に湯治に行き、樹木に囲まれたその土地の湿気に驚いた経験がある。
和室の障子紙がいつもふわふわに緩んでいて、一度もパリッとしなかった。
泉質は最高なのだが、その環境がストレスになったので、他人にはお薦めしない。
マイナスイオンだなんて喜んでいる状態ではなかった。

 
 

前にも記事に書いたことがあるが、地名がある程度その土地の履歴を表している。
「谷」「窪」「田」「川」「河」「沼」「池」「岸」などがつく地名はなるべく避けたい。
おうおうにして「氵(さんずい)」は、水に関することに使われることが多い。
「丘」「台」のような文字が地名に入っているときは、造成地であることが多いので、これも注意が必要。

ちなみに私が埼玉で住んでいるマンションは、地名に「原」の文字がある。
地元のお年寄りが、「ここは地盤が固くて安心できるよ」と言っていた。
京都のマンションの地名には「岡」の文字が入っている。
東山に近くて気持ちがよい。

 
 

***

ホテルなら景観を重視するが、普通の住まいは構造を重視したい。
先日、ご家族の引っ越しをお手伝いした塾生さんが、新しい物件がとても氣がよくて嬉しかったと喜んでいた。
そうそう。氣のよい物件は幸せのもとになるのよね。

さらに、最近大阪で引っ越しを済ませた塾生さんは、一戸建てからマンションに住まいを変えた。
構造が一戸建てより堅固になって、すごく快適になったと喜んでいた。
以前は一戸建ての「この家がいや」と言っていたので、とても明るくなって本当によかったと思っている。

土地の問題をクリアしたら、家の構造を確認して、それから間取りに行きたい。
夫婦喧嘩が絶えない原因が土地の氣にあったり、家の間取りに原因があったり、住まいの氣というのは誠に面白い。

私は間取り図を見るとき、お風呂とキッチン、そしてトイレの位置に注目する。
いわゆる水回りだ。
これは人間の体でいうと、腎臓に影響する部分なので、その方角も注意して見る。

土地も家も、良い氣に満たされて、元気に全力を出せる暮らし方が出来るように、ご縁のある皆さんを応援している。

 
 

(京都市左京区 ロームシアター京都裏にて)

 
 

つぼみがいっぱいあって、これから次々と咲くのが楽しみ。

 
 
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家の中の冷え マクロ美風の場合

「冷えは万病の元」 リウマチと冷え」のつづき。

人は「寒い」と認識していなくても冷えていることがある。
若いときにはこういうことが多い。

私は20代のとき、勉強をするため某教室の出入り口ドアから70センチの席に週3回、1回につき4時間ほど半年間座っていたことがある。
その教室の出入り口はビルの中なので、直接外気が入ってくるわけではないが、常時換気扇がまわっていたため、冷たい空気が吸い込まれていた。

それでも若かった私は、その冷気を意識していなかった。
しかし、その冷気の影響で、私はその冬の最後に左側に異変を感じるようになった。
ここでやっと、「もしかしたらあの席に座っていたことが原因かもしれない」と思うようになった。

さらに、自宅では机を窓際に置いていた。
左側に窓がある。
だんだんその左側が冷気に反応するようになった。
じんじんする痛みが出るようになった。
それで、窓際から離れた位置に机を移動した。

私が「マクロ美風の家事アドバイス講座」で、机やベッドを窓際に置かないように配置するのは、体を冷やさないためである。
しかし、そのように考えられていない間取り図がとても多い。というか、大半だ。
これは冷えの怖さを知らない人の設計だね。

人の体には個人差がある。
比較的寒さに強い人もいるし、寒さを感じただけで体調を崩す人もいる。
「その人」に合わせて、寒さを我慢しないこと。
寒いと感じたらすぐ対処すること。

家の中に寒いところがあったら、スポット暖房でもいいから暖めること。
冷気から離れること。
このことを口を酸っぱくして伝えたい。

次は、家の氣について触れたい。

 
 

(京都市左京区 ロームシアター京都横にて)

 
 
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宅配クリーニングとアイロン掛け  

京都で借りているマンションには、宅配クリーニングが契約されているので、24時間好きな時間にクリーニングの出し入れができる。
まずまずな仕上がりだったので、入居以来ずっと利用していた。

しかし、今年の夏、アイロン掛けが気に入らない部分があって、自分でもう一度洗って掛け直した。
妙に伸びていたり、お洋服のデザインを理解していない掛け方が気に入らなかったから。

そんなことが何度かあったのだが、先日、「今年いっぱいで営業をやめる」旨の連絡が文書であった。
どうしたのかな? 体調が悪いのかな?
とにかく新しい業者を探さなくてはいけない。

 
 

右京区の方にあるクリーニング屋さんをネットで見つけ、電話をしてみたら、左京区にも来てくれるとのことでお願いしてみた。
このクリーニング屋さんは、マンションとは契約していないので、クリーニングに依頼するときも、受け取るときも対面で行なう。
(受け取りだけは宅配ロッカーを利用できる)

以前のクリーニング屋さんは、もう7年以上もお願いしているのに、お顔も見たことがない。
衣類と月に1回お金だけが宅配ロッカー経由で行き来している。
これはこれで便利だ。

昨日、左京区のクリーニング屋さんが、仕上がった衣類を納品してくれた。
宅配ロッカーでもよかったのだが、手渡ししたい感じだったので、部屋の玄関で受け取った。
ふっくりとしたおじさんが、マスクを引きずり上げながら仕上げの説明をしてくれた。
ブラウスの袖に見事な気遣いがされていて、これこそデザインを重視した仕上がりだと思った。
いちいち対面で出したり引き取ったりするのは面倒だなと思う反面、仕上がりの良さは魅力だった。

 
 

そうこうしているうちに、今までのクリーニング屋さんから電話がかかってきた。
初めて声を聞いた。
何しろ顔を見たこともないし、話したこともなかったのだ。
話の内容は、「新しく引き継いでマンションに行ってもらえる業者を探していて、もう少しで決まりそうです。ご不便をおかけしてすみません。」というものだった。

「あ、そうなのね。それならそれでもいいけど、仕上がりが綺麗な業者さんだといいな」と思う自分がいた。
話の最後に、やめる理由を聞いてみた。
すると、「もう老体なので」ということだった。

人間って勝手なものである。
楽な方に流れる。
良い仕事をしても、面倒な部分があると、それをなくした方に流れる。
ふっくりとしたおじさんのお顔が目に浮かぶ。

ふっくりしたおじさんはメールができないので、電話をしてくださいという。
(え? サイトにメールで依頼出来るようになっていたよ)
でも、メールは息子しか見ないから、見落としてしまうことがあるのだそうだ。
(あ〜、ここを改善するといいのにね)

日常的なものは新しい業者さんに頼もう。
大事なお洋服はあのおじさんに頼もう。
もっと大事なものは自分でアイロン掛けをしよう。

さ、明日は私のアイロン掛けの日。

 
 

【アイロン掛けに関する過去記事】
綺麗にアイロン掛けされたエプロンが素晴らしかった 2021.4.5
私が使っているアイロンとアイロン台をご紹介します 2019.10.27
Yシャツのアイロンのかけ方(家事アドバイス) 2013.5.21
アイロンかけとエプロン 2012.11.29
手作業と心の安定 2012.4.3
アイロンかけ 2011.8.17
家事 2011.6.10
手仕事 2006.12.21

 
 

(マクロビオティック京料理教室むそう塾 塾生の好さんのエプロン アイロン掛けが上手!)

 
 
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