子育て・野口整体・アトピー」カテゴリーアーカイブ

子どもは大人より氣を感じていることを意識して子育てしましょう

塾生の“京子”さんからメールをいただきました。
先日の記事を読んでのご感想ですが、子育て中の人には共通の内容が含まれているので、記事にさせていただきます。

*   *   *

<京子さんからのメール> 抜粋

16日にブログで書いてくださった「子どもがご機嫌でいられる環境が増えるといいですね」の記事を読んで感じたことがあったのでメールを致します。

私は気の合うお母さん方と森や山で子どもたちを遊ばせる自主保育の活動をしています。
春になってから活動が活発になり、現在では週3回定期的に集まりがあり外遊びの機会がぐんと増えました。

母子だけでは閉塞感がありしんどかった子育てが自主保育のおかげでとても楽になりました。
自然の中だと子ども達も衝突し合うことがあってもすぐにけろっと仲直りしてのびのびと遊んでいる様子が楽しいです。

会は立ち上がったばかりなので親同士で色々と話し合う機会も多いです。
「子どもがご機嫌でいられる環境」を念頭に置けば話が迷宮入りすることがなさそうです。

最近はむそう塾で学んだことをこの自主保育の場でも活かしていけたらと良いなという気持ちが強くなってきました。

来月からはお料理も座学もしっかり学べる機会があるので、今からとても楽しみです。

 
 

*   *   *

<マクロ美風より>

素敵なお写真とともに、気持ちのよいメールをありがとうございました。
私も経験済みですが、母と子が密室で向き合っての子育ては、とてもつらいものです。
特に働いていた女性が出産を機会に子育てに専念すると、その密室度にやられてしまいます。
あなたはマクロビオティックをご存知なので、これを陰陽でご説明しましょうね。
・狭い空間=陽性
・子ども=陽性
・くっつく=陽性

これが授乳期であれば、もっと陽性度が増すわけです。
そりゃあ、誰だって煮詰まってしまいます。
ですから、子育て中は努めて外に出た方が、親も子も心身が健康になります。

子どもってね、大人より感性が鋭いんです。
だから、大人が当たり前だと思っていることでも、子どもにとってはイヤなことだったりします。
氣で判断しているからですね。

子どもが外に出て喜ぶのは、家の中と空気が違うからです。
天井のない開放的な場所が好きなんです。
まだおしゃべり出来ない赤子でも、この氣の違いは感じていますね。
だから、外でたっぷりその欲求を満たしてあげると、子どもは満足して、夜はコロンと寝ます。
夜になかなか寝ないとか、夜中に起きるという子は、昼間の時間の過ごし方に原因があることが多いです。

子どもはすごく体力があるので、子どもが満足するまで遊ばせようと思うと、親の方が疲れてしまいます。
ですから、こうして親は見守って、子ども同士で遊ばせるのが一番理想的ですね。
子どもは大人に遊んでもらうより、子ども同士の方が好きなのです。

こうして土や木や草花に触れながら、免疫を獲得していくのです。
お写真で一番左のお子さんが、木の葉で遊んでいますね。
こういうのが最高のオモチャです。

5月からは無双原理コースも始まります。
ぜひ子育てに無双原理を活かしてみてください。
中心軸のある子育てが出来ると思いますよ。

 
 

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「tacco アトピーで困る人の相談場所」のコメントを読んで

ふとしたことから、アトピー体験者のTweetを目にしました。
“ちさ”さん(@chisa_aakaaのTweetです。
私自身も重度のアトピー患者でしたから、この人のお気持ちはとてもよく理解できます。
息子も産まれて間もなくアトピーになって、そこから地獄とも思える生活を味わった者として、親の気持ちも含めて、体験者の想いを共有できます。

息子は「アトピーで人生が狂った」と、たまに口にしますが、アトピーのせいにすることなく、強い気持ちで人生を歩んでほしいと思っています。
でも、アトピーの症状に苦しめられている人は、とにかくつらいのですから、そのつらさを少しでも減らしてあげたいと思います。
それは、その人の理解者になってあげることでも良いのです。

「tacco アトピーで困る人の相談場所」というのが開設されました。
ここに寄せられている様々な書き込みを読んでいると、ちょっとしたことでその人が救われたり、もうすぐこの人は良くなるだろうなあと思える内容もあります。
でも、ご本人はきっと暗闇の中で手探り状態なのだと思います。

私が息子のアトピーを治そうとして模索していた時もそうでしたが、本当に藁にもすがる思いなのです。
その結果たどり着いたのは、「腸を改善すること」でした。
目に見える皮膚を治そうとするのではなく、目に見えない腸を改善することが先決だったのです。
皮膚は腸の状態の結果でしかありません。

ですから、食べ物は腸に決定的な影響をあたえるので、食べ物をチェクするとずいぶん楽になるはずです。
その人達の食事日記を拝見すれば、きっとご本人が気づかない見直し点が出てくることでしょう。
とても手間のかかることですが、この食事日記は効果的です。

西洋医学でも東洋医学でも民間療法でもなんでもいいから、「その人に合う方法」で寛解されて、穏やかなお気持ちで暮らせる日が来ることを、我が事のようにお祈りしています。

 
 

(中川式糠漬け 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

腸の改善に糠漬けはとても効果的です。
発酵食品を多く摂って、健康的な腸にしましょう。

 
 

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子どもがご機嫌でいられる環境が増えるといいですね

緑の綺麗な季節になりました。
人は緑に癒され、精気をもらえます。
そこには樹木や草花のもつエネルギーがあるから。
樹の中には人間よりはるかに寿命の長いものがあるので、そのエネルギー差はとても大きいですね。

(京都 木屋町通にて)

桜の散ったあとには次々と新芽が顔を出し、その近くではツツジが出番を迎えています。
ツツジは北から南まで種類も多く、ずいぶん広い範囲に分布していますが、その寿命の長さは案外忘れられているかもしれません。
環境に恵まれれば、800年以上も生きるそうですよ。

(京都 鴨川にて)

先日も信号待ちをしていたら、民家の庭先のツツジが目に飛び込んで来ました。
思わず「懐かしい!」と口にしてしまいました。
それは、北海道の実家の庭先にあったツツジと同じ種類だったからです。

*   *   *

小学生のころ、長い冬に飽きていた私は、桜やツツジの枝を折って室内に活け、蕾が膨らんでくるのを毎日眺めていたものです。
もっと寒い時には、雪を掘って福寿草探しをしていました。
静かに春を待っている草花には申し訳ないことをしてしまいましたが、子供心に自然界のエネルギーがほしかったのかもしれません。

子どもは総じて外遊びが好きです。
夏の暑いときも、冬の寒いときも、外に出ると機嫌が良くなる子どもがほとんどです。
子どもは「ぐずる」ことによって、「違うよ」ということを大人に教えてくれているのかもしれません。
大人がよかれと思ったことでも、子どもにとってはいやなことになってしまうのもよくあることですが、暮らしぶりもまたその対象になっていることでしょう。

子どもがご機嫌でいられる環境。
それは大人にとっても心地よい環境なはず。
そんな環境が増えて、子どもたちも増えてくれたら嬉しいなと思ったことでした。

 
 

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マクロビオティックの指導現場から 一日に15分でもいいから一人の女性としての時間を

今日は嬉しいことがあった。
3人のお子さんの子育て中で、3番目はまだ授乳中のMさんに、先月「一日15分でもいいから、母でも妻でもない一人の女性としての時間を作ろう」と提案していたのだが、1か月後の今日、その結果報告があった。
15分どころか、もっと時間が取れる日もあって、精神的にとてもスッキリしたそうだ。
やったね!(^^)v

Mさんは3番目のお子さんを妊娠中に初めてむそう塾に来られ、流産しかかっていた。
他でマクロビオティックを学んで、かなり陰性なマクロビオティックをされていた。
それで、すぐ実行してほしいことをアドバイスしたところ、ママだけでなく上のお子さんたちの食事の反応もすぐ変わり、Mさんはどんどん元気になって毎月京都まで通ってくれた。
単発講座の時には、ご主人様が車を運転して、上のお子さんたちも一緒に、東京から来てくれたことがあった。

Mさんは8月に出産されて、まだ授乳中だけど、4番目のお子さんが宿ったと報告してくれた。
ああ、体力がついて来たんだなあと、とても嬉しかった。
3人のお子さんを育てていても、彼女にはゆとりを感じる。
だから、これから上級幸せコースに進んで、途中で4人目を出産し、お料理もせっせと作ってくれると思う。

昨年、彼女がお子さんの運動会の日に取った行動は実に見事で、彼女が子育てだけでなく“自分”をとても大切にして生きておられることが伝わってくる。
子育てで自分をなくしてしまうのではなく、一日に15分でもいいから一人の女性としての時間を生み出せるか否か。
もし生み出されば、精神面で想像以上の整理ができてリフレッシュできる。

そういえば、ご主人様から「3人目を産んだ今が1番いいね」と言ってもらえたそうだ。
素敵だね、こういうご夫婦。

※参考記事
マクロビオティックの指導現場から 運動会のお弁当と判断の一例 2017.10.11

 
 

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 幸せコース土曜クラスの最終日風景)

 
 

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私が思う子育て 育児疲れのママとパパへ

育児のことで思うことは数あれど、これ!という決まりはないし、ましてやマニュアルもない。
育児の先輩の意見が必ずしも正しいとは限らず、お医者さんや評論家の意見が絶対というわけでもない。
行政の指導だって??な点が多々ある。

そんな中で子どもを育てるのは、とても不安だろうと思うが、それは自分の生き方を試されているといっても過言ではないと思う。
学校では詰め込み主義で、自分で考えることをしないで来てしまった人が突然親になると、教科書がほしくなる。
てっとり早くは育児書を買い、病院や行政の指導に従うのだろう。

でも、子どもは当然のことだけどみんな違う。
比較的育児書に近い成長を示す子もいるし、どうにもこうにも何を基準にしたらよいのか皆目検討のつかない子もいる。
中でも一番新米ママを悩ませるのは、夜泣きではないだろうか?
理由がわからず、ただただ寝不足の日が続き、母乳は吸い取られて、ママはヘロヘロになってしまう。
中には夜になるのが怖いと思うママもいる。

そうかと思うと、気抜けするほど力まずに子育てをしているママもいる。
「子どもは泣くのが商売!」と言って、少しぐらい泣いても動じないで、ママの用事を優先している人もいる。
上手に第三者に子どもを託して働きに出る人もいる。
案外これが気分転換になってよい。

*   *   *

私の姉妹や親戚、そして知人たちの子育てをみても、親に仕事があって、仕方なく子どもを一人にせざるを得ない環境下にあっても、その子たちに問題があるどころか、自立心もちゃんとあって、まともな大人になっている。
そういえば、私の姉なんて、兵児帯に結ばれて、2メートルほどの長さで柱につながれた状態で家に置かれ、母が食事に畑仕事から帰ってくるまでおっぱいはもらえなかったそうだ。

おむつは当然濡れ、泣き疲れて床に寝ている娘をどんなに不憫に思ったか知れないと、母が話してくれたことがあった。
しかし、父は戦争に行っているから、子供を食べさせるために、母親も働かなければならないのだ。
でも、その長女は4人兄弟で一番体格も成績も良くて、頼れる大人になった。
80歳を過ぎた今も一人暮らしで元気に人生を楽しんでいる。

昔はこんな育ち方をした子どもがいっぱいいた。
昭和の初めは子どもも沢山いたし、母親だってゆっくり子育てだけをしている暇はなかったのだ。
ましてや洗濯機も掃除機も炊飯器もない時代ならなおのこと、家事にかかる労力だって今とは想像もつかないくらいだ。

そんな中でも子どもたちは青っ鼻を垂らしながら逞しく生きたものだ。
そういう子どもたちがいずれ金の卵となって日本経済に貢献した。
私の同級生も集団就職であちこちに散って行った。
中学を卒業すると、もう社会人となって働くのだ。
成績が1番の友人も、富山の紡績工場に就職することになり、学校にスーツケースが送られてきて、卒業してから一度も会っていない。

*   *   *

そんなことをつらつら思っていると、今の若いママたちは、「こうであらねば」という理想像が先にあって、そのようになっていないと物凄く不安になるのではないだろうか?
子育てにマニュアルなんてないし、相手は生き物なんだから、どんなことをしても生き延びようとする。
それが生命力というものだ。
だとすると、あまり面倒をみない方が逞しくなるような気がする。

私のささやかな育児体験から言わせてもらうなら、「子どもは勝手に育つ」
ただし、品を感じるように育つか品を忘れて育つかの違いはある。
それと親が忙しいかどうかは別問題だ。
貧しいから品がないというわけでもない。
経済的に恵まれていても品のない人はたくさんいる。
それは親の生きる姿勢の問題だ。

授乳が終わるまでは、特に母親が大変だけど、もっと子どもの生命力を信じて、子ども第一ではなく、自分のことも大事にしてほしい。
体力のある母親なら少しの無理はきくけれど、そんなに体力のない母親なら、自分に体力をつけることも考えてほしい。
今は、明治や昭和の母のように体力のある人は少なくなって来ているから、育児も母親の心配をしなければいけない時代になっている。

世の夫たちは、核家族の中で子どもと母親が置かれている立場の苦しさを理解して、2年間は徹底的に家事を手伝ってあげてほしい。
そして3年目からは、子どもと一緒にママを助けてあげてほしい。
そうしながら子どもには、体験をとおして本当の品格を身につけていってほしい。
そういう子どもが大人になったら、絶対男性からも女性からも世代を超えて惚れられるだろう。

育児って、それでよいのでは?

 
 

(筍の木の芽和え 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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