食べ物あれこれ」カテゴリーアーカイブ

続ける力とマクロビオティック

幸せコースの桂剥き投稿がスタートしましたが、これから24名の塾生さんがどのように進まれるかとても関心があります。
個人的な環境は別にして、一日24時間は等しく皆さんのものです。
それをどのように使うかの個人差があるだけです。
そこには継続する力も影響してきます。
それは陽性の力なのですが、たった1か月間ですから、あまり陰陽の区別なく誰でもその気になれば続けられるものです。

ところで、私は2005年にブログを書き始めて丸12年になります。
8月には13年目に突入します。
よくもまあ飽きずにほぼ毎日書き続けて来たものだと思いますが、書きたいから書いてきました。
すると、ブログを書き続けているうちに「むそう塾」が出来上がりました。
これは継続の結果が招き寄せた産物だと思っています。

期間の差こそあれ、継続することではブログも桂剥きも同じです。
・一度やろうと決めたら、わずかな時間でも必ず実行すること。
・義務感ではなく、楽しい気持ちで取り組めるようにすること。
この2点はともに陽性の力として、将来に何かを生み出すエネルギーになります。

マクロビオティックの陰陽を知ると不安が減ります。
希望を持てるようになります。
そして、マクロビオティックの陰陽バランスが取れたお食事を続けると、下半身がしっかりして立つことが楽になります。
さらに続ける力が増してきますので、何かの目標を達成する時には、短期間であっても陰陽を意識したお食事をされると効果です。

ジワジワと体が変わっていく力。
それは日々のお食事の結果です。
良い方にも悪い方にも。

 
 

蓬豆腐とじゅんさい 京都 瓢亭 

 
 

(蓬豆腐とじゅんさい 京都 瓢亭)

加減出しがとても美味しくて、細胞に染み渡って寿命が伸びる思いでした。
(この加減だしは中川さんのお料理でいつも感じている美味しさなので、秘伝コース修了者には目新しいものではありませんが。)

体が喜ぶお料理は疲れをとるだけでなく、ジワジワとやる気を生み出しますね。
「まずいお料理=陰性 美味しいお料理=陽性」なので、人は頑張る前に美味しいものを食べたいと思うのです。
あなたも美味しいものを食べたら、「頑張ろう!」って思いますよね?
むそう塾では、そんな元気になれるお料理を教えています。
そんなお料理を作るための第一歩が桂剥きでもあるわけです。

 
 
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マクロビオティックにおいて「玄米」は一つの座標軸

Facebookで「玄米」について意見交換しておりました。
私の尊敬する高桑智雄氏の記事に、玄米について書かれていて、その表現がとても解りやすいので、ここでも共有させていただこうと思います。
コメントがまた素晴らしいので、コメントも抜粋で転載させていただきます。

<高桑智雄氏の記事より>

今日はマクロビオティックの料理教室「リマ・クッキングスクール」の初級5回目。私にとっては、2期に渡った全12回の最終日でした!

メニューは、発芽玄米と玄米をそれぞれ土鍋で炊き食べ比べ、お味噌汁と車麩煮、なますと葛餅でした。

仕事がらみとはいえ、15年たずさわってきたマクロビオティックの活動においても初心に帰るとてもよい機会になりました。

とにかくあらためて「玄米」と向き合う毎日。
とかくマクロビオティックは、「玄米にこだわりすぎ」とか、「玄米教」とかいわれるとこもあります。

しかしながらマクロビオティックにおいて「玄米」は、一つの座標軸です。玄米をゼロポイントとして、自分が陰性、陽性のどちらに傾いているかを知ることがマクロビオティックのメソッド(方法論)なのです。

だから、陽性に傾いていれば、玄米ではなくより陰性な分搗き米や麦やうどんを食べればよいし、陰性に傾いていれば、雑穀を入れたり、そばなどを食べればよいわけです。

だから「玄米を絶対に食べなくてはいけない」なんて言っているのではありません。環境によっては玄米を食べられない所ももちろんあります。しかし、どこまでも「玄米」がすべての食材の中での中心軸であると考えるのがマクロビオティックなのです。

中心軸を定めることによって、私たちは陰陽を捉えることができるようになります。マクロビオティックを実践する者にとって「玄米と陰陽」は、世界の荒波に溺れないための「救命胴衣」であり、世界を自由に泳ぎまわるための「サポートアイテム」なのです。

だから「また玄米・・・」とか言わないでくださいね(笑)
とにかく玄米と向き合うことから始めるのが、マクロビオティックなのです。

*   *   *

<高桑智雄氏のコメントより> 抜粋

【最近マクロビオティックの業界の中でも、「玄米にこだわりすぎ」と言われることが多くて…。
茶道の世界で「お茶にこだわりすぎ」とはいわれないのに(笑)】

【自然食なら「米」にこだわるで充分だと思いますよ。ただ、マクロビオティックは「穀物中心」「一物全体」思想が基本ですから、どうしても「玄米」ということになりますね~】

【「現時点の自分の中心軸」を見つけるための第一歩が「玄米」なのです。だから「現時点の自分の中心軸が玄米ではない」と発見できることも、「玄米」が座標軸になっているからなのです。

マクロビオティックは、日本の伝統食から発展した新しいメソッド(方法論)です。ですから「マクロビオティック=日本の伝統食」ではありません。大森先生も「マクロビオティックは新しい未来の食べ方」と言っていましたね!

現代的な道具で炊けるようになった「玄米」を基準点として、自分の生き方を見つけて行くという、ある意味「新しい試み」なのです。】

【マクロビオティックにおいての「玄米と陰陽」は、茶道でいうところの「お茶と茶筅」みたいなものなので、「玄米と陰陽はもういいよ」というのであれば、それは「マクロビオティック」ではなく「自然食」やら「ベジタリアン」でよいのではないかと思ってしまいます。
まぁそんなこと言っているとまた「原理主義」とか、「時代にそぐわない」とか言われちゃうのですが(笑)
でもまずは「お茶と茶筅を取り上げないで!」と。まぁ達人になれば、「お茶と茶筅」がなくても、茶道を体現することはできるのでしょうか(笑)】

【マクロビオティックにおける玄米論争盛り上がってきました(笑)
そうそう、マクロビオティックが多くの人々の助けになったのは、玄米と陰陽という座標軸があるからです。これがあるから、複雑な現象世界を迷わずに生きることができるようになるのですね~。座標軸はあくまで座標軸で、善悪の基準ではありません。座標軸に善悪の基準があったら、それはもう座標軸ではありません。】

【マクロビオティックは、食、とりわけ玄米を通して「自分」を発見するプログラムです。だから私も茂木さんと同じように、私なりの「自分」をマクロビオティックを通じて発見しています。

100人いれば、100通りの自分のマクロビオティックを発見していいと思いますし、それこそがマクロビオティックの醍醐味です。

なので私ももちろん「タカクワ・マクロビオティック」を持っています。

ただ人にはそれぞれ役目があります。
自分で発見したマクロビオティックを普及する人もいれば、元のプログラムが変更されないように守り手として活動する者もいます。

私は「タカクワ・マクロビオティック」を配信するより、源流の守り手としてプログラム管理を行う方が性にあっているのです。

そういう意味では、私は「原理主義」です。
でも日常では「原理主義」を離れて、自分のマクロビオティックを楽しんでいます。

そういう二重人格的な要素を持っているので、みなさんからはとてもわかりにくい人になっているかもしれませんね(笑)】2016.5.26追記

*   *   *

<マクロ美風より>

いかがでしたか?
高桑氏の発する言葉の数々で、玄米や陰陽のことで腑に落ちたことがあったのではないでしょうか。
むそう塾はマクロビオティックの料理教室として、他に類を見ない玄米の指導をしています。
それらはマクロビオティックの総本山である「リマ・クッキングスクール」でもしていない取り組みなのですが、それは少人数だからこそ出来ることであり、プロの料理人だからこそ見える世界があるからです。

しかし、それを続けるのは恐ろしく労力のいることで、誰も真似をしたくない方法かもしれません(笑)
それでも、むそう塾を始めてからずっと玄米を大切にして、おかずを教える前に主食の玄米に膨大な時間を費やしているのは、玄米がそれだけ多くの情報を教えてくれるからです。
玄米にこだわればこだわるほど見えて来る世界があります。

高桑氏は「座標軸」という言葉を使って説明されていますが、まさに塾生さんをずっと見続けていると、玄米ご飯とその人の生き方がリンクしていて恐ろしいほどです。
心身がブレたらいつでも原点に返る場所があって、むそう塾の場合はそれが愛クラス(玄米の炊き方講座)です。
一物全体の世界に我が身を置いて、静かに自己の内面と会話することが玄米では可能になります。

陰陽と玄米。
この2つで人生が変わることを、私は日々確認しています。

 
 

玄米ご飯 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(中川式玄米ご飯 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

【これから開催予定の講座案内 最新版】
【玄米の炊き方講座(愛クラス)】

 
 
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こだわりや

昨日ひさしぶりに地元で食材を購入するため、近くのデパ地下へ。
埼玉の自宅から徒歩4分圏内にデパ地下やスーパーが4店舗あって、私はその中で成城石井をよく利用していました。
理由は京都からの帰りに開いているから。

ところが揃いも揃ってこの4軒のお店が全部リニューアルしたのです。
そして、そのうちの2軒に「こだわりや」という自然食品店が入っていました。
首都圏を中心に展開していて、ネットショップも出来るようになっているので、これからのニーズに応えられたらいいなと思いました。
むそう塾でもお馴染みの食材がゴロゴロ置いてあったり、東京のリマまで買いに行っていた商品がたくさん並んでいて、とても懐かしく、でも駆け足で見てきました。

 
 

こだわりや8

 
 

こだわりや7

 
 

こだわりや3

 
 

あのマズイ(失礼)ムソーの焼きそばも売っていました(笑)
初期のむそう塾生なら、あれを美味しく食べる方法を中川さんから伝授されていますので大丈夫ですが・・・。
何と! これが玄米の炊き方以外で教えたお料理の第一号です。
それにしてもムソーとオーサワジャパンの商品がいっぱい並んでいたなぁ。

こだわりや6

 
 

こだわりや4

 
 

こんなお弁当も売っていました。
どんなところで作っているんだろう?
のぞいてみたい気がします。

こだわりや1

 
 

下の段に隠れていたのを含めると、全部で5種類ありました。

こだわりや2

 
 

こだわりや5

 
 

果たしてこれが売れるのか?
このお店がこれから多くの人に支持されるのか?
同じフロアに見た目の華やかな名の知れたお弁当屋さんがひしめき合っているので、今後この場所がどう変化して行くのかが気になります。

 
 
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癌とマクロビオティックそして玄米ご飯

私が玄米ご飯をおすすめする理由は、マクロビオティックにかぶれているからではなく、単に体調が良くなるからです。
生き物はすべて個体差があるので、人間だって同じく体調の個人差もあるわけです。
それでも、誰でも体調が良い方が嬉しいし、仕事や勉強もはかどる経験はおありだろうと思います。

私はどちらかというと陰性体質に産まれたのですが、両親が陽性だったために少しは陽性ももらって来ました。
それは骨格や鼻や指の形などにもよく表れています。
私の血縁家族6人のうち、両親はともにガン(乳がんと直腸がん)で他界し(父母ともに95歳没)、次女と長男もガン経験者ですが二人とも生きています。
次女は39歳の時に乳がんを手術したのですが、76歳になる今も元気に暮らしています。
長男は60代のとき直腸がんで人工肛門になりましたが、73歳になる今も仕事をしています。

ということで、ガンになっていないのは長女と私だけです。
私(67歳)だっていつガンになるのか、あるいは体のどこかですでにガンが進行中なのか判りませんが、今は不都合なく元気に仕事をしています。
先日の愛クラス(玄米の炊き方講座)に、子宮がんと診断されている方が来られました。
不正出血をされているようなので、素人判断ではなく信頼できる専門家(医師)を紹介して、きちんと対応するようにアドバイスをしました。
むそう塾で出来ることはお食事面からのサポートですが、玄米ご飯を中心にして陰陽を踏まえた食べ方をされると、希望がもてると思っています。

それはやはり、白米を食べた時の体力と、玄米を食べたときの体力に差を感じるからです。
体調や体力には個人差があるので、絶対といえることは何もないのですが、少なくても私や私の周りにいる人達は、玄米ご飯の力を実感しています。
マクロビオティックを知って陰陽の考え方を学んだことと、毎日食べても飽きない美味しい玄米ご飯の炊き方を知ったことは、間違いなく私のガンの発症を遅らせているのではないかと思います。
マクロビオティックを知らなかったら、私は平気でお菓子を食べ続けていたと思えるからです。

きっと私は一生玄米ご飯を食べ続けるでしょう。
だって、美味しいから。
白米には物足りなさを感じるから。

 
 

玄米ご飯 マクロ美風 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

昨日の午前中に、中川さんのところでいただいたお食事です。
さっきまで畑にあったえんどう豆を、上賀茂の農家さんが届けてくれたといって、サササッと作ってくれたお料理です。
烏賊の旨味が出ていてお汁がとっても美味しくて、お代わりして飲み干しました。
玄米ご飯とたっぷりの糠漬け。
これがあるから長時間立っていても平気なんです。
きょうもお弁当講座を頑張ります!

 
 

【これから開催予定の講座一覧 最新版】

 
 
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お料理の習い方7か条 最強の方法

【お料理の習い方7か条 最強の方法】

1.メモをしない
2.ガン見する
3.味見をする
4.匂いと香りを記憶する
5.音を記憶する
6.すぐ復習する
7.完全コピーの復習をする

むそう塾は撮影・メモ禁止のお料理教室です。
メモをした途端に「美味しい」から遠のくからです。
これは実体験に基づいて確認されている方法です。

 
 

コーンのかき揚げ マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(コーンのかき揚げ 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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