からだ」カテゴリーアーカイブ

村上康文教授の話

とても参考になる記事なので、リンクさせていただきます。

 
 

村上康文教授の話 2022.9.7

村上康文教授の話2 2022.9.7

村上康文教授の話3 2022.9.7

 
 

 
 

ワクチンを接種してしまった人は、とにかく解毒をしましょう。
玄米は解毒のために有効です。
排出力が増します。
果物も甘すぎないものを摂りましょう。

 
 
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マクロビオティックでは陰性も大事にね 便秘の人へ 

先日「マクロビオティックで頻尿になった人 塩分のとりすぎが問題」という記事を書きました。
その後Aさんとメールでやり取りをしているのですが、マクロビオティックで最初に入り込んだ知識が邪魔をして、なかなか陰性を取り入れることに躊躇されています。
ご本人なりに今まで努力されていたのですが…

すごくよく分かります。
怖いんですよね。
今まで頑張って来たことが無駄になってしまうようで。
私にも一時期そういうことがありましたから、とても理解できます。

そういう時って、頭で食べているんですよね。
あれは陰性、これは陽性って分類して。
でも、体が本当に求めているものを食べるのが本来のマクロビオティックであることに思いが至れば、解決への道は開かれます。

今日いただいたメールに次のような文章がありました。
本当は、ほわほわしたパンのようなものにバターをたっぷり付けて食べたいのですが
腸によくないかなぁと我慢しています。米粉パンなら少しましかなと焼いてみました。
食べながらこういうものが今は欲しているのかと泣きながら食べました。

Aさんはまだ強い玄米信仰があるので、このようになったのでしょう。
そして、小麦粉は腸に悪いという知識が入っているのでしょう。

でもね、食べ方次第ですよ。
Aさんはガリガリに痩せておられるそうですが、それは腸から栄養分をうまく吸収できていないものと思われます。
ですから、そんな腸に小麦粉は厳禁と思われたのでしょう。

間違いではないですが、その知識に振り回されるととても悲しく、味気ない食生活になったりします。
メールに書かれていたように、ほわほわした陰性をAさんは求めていたわけですから、思い切ってバターを塗って召し上がったらよいと思います。
バターは動物性だからと敬遠することなく、良質の栄養源として使われたらよいのです。

バターにはビタミンAやDをはじめ、カルシウム、カリウム、リン、ナトリウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルも入っています。
とても大事な栄養素が揃っていますし、消化しやすい状態なので、腸がお疲れのAさんにはおすすめです。
ほうれん草のバター炒めなんて簡単で栄養的にもバッチリですよ。

油分は陰性ではありますが、エネルギー源であることも忘れないで、上手に取り入れてほしいなあと思っています。

 
 

(茄子の油焚き 中川さんのブログ記事より)

 
 

陰性の代表にあげられる茄子ですが、油との相性がとてもよいので、こんなふうに煮物にして召し上がるのもよいですね。
こちらのお料理は、胡麻油と昆布出汁で炊いてありますが、出汁はお好みで変えてもかまいません。
美味しく感じるお味に仕上げましょう。

 
 
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マクロビオティックの陰陽で夜間の頻尿改善を考えてみよう

「マクロビオティックで頻尿になった人 塩分のとりすぎが問題」の記事では、マクロビオティックで陽性にしすぎて頻尿になったAさんのことを書いた。

マクロビオティックで陰性と判断された人は、陽性の食材や陽性の料理方法にする人が多い。
しかし、それを続けて調子がよくなったら、そのあたりから中庸の食事にする必要がある。
中庸の食事とは、陰性にも陽性にも偏らない食材や料理方法のことをいう。

たとえば陰性だった人でも、陰性な食材をことごとく排除するのではなく、料理方法を中庸にして食べればよいのだ。
中庸にするには、調味料や熱や時間で調整する。

 
 

さて、頻尿のことだが、マクロビオティックではトイレの回数が多い場合は陰性と判断する。
しかし、夜間にトイレに起きるのは陽性と判断する。
人間は寝ている時間帯はトイレに行かなくてもよいのが普通であって、その間に起きるというのは、それだけ膀胱がかたくなって、しっかり尿を溜めるだけの柔軟性がないからである。

ということでAさんは、膀胱がかたくなっている状態なので、一定期間塩分を抜くお食事をするのがいい。
つまり陰性なお食事にするのだが、改善が見られたらそこから先は中庸にする。
この見極めが大事である。
ただし、塩分抜きの食事は危険なので長期間続けないこと。

 
 

なお、Aさんは玄米を召し上がっているそうだが、体調が落ち着くまでは白米の方がよいと思う。
何しろ精神面への影響が大きくて、お通じが形にならないほど腸が弱っているからだ。
そんなに胃腸が弱っていたら、考え方も積極的なことは考えられない。
事実Aさんは「今の世界から消えてしまいたい」とメールに書かれていた。

マクロビオティックの良いところは、たとえ肉体が病気に侵されていたとしても、精神面は元気でいられる考え方なのだが、そこが全然機能していないようだった。

Aさんは長年介護をしていた身内を失って、燃え尽き症候群状態なのだが、ここを脱するためにも心身をやわらかくする陰性が必要だ。
そして、ある程度やわらかくなったら質の良い動物性も摂って、これからはご自分のための人生を歩まれることを願っている。

 
 

(万願寺唐辛子 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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マクロビオティックで頻尿になった人 塩分のとりすぎが問題

ある人(Aさんと呼ぼう)からメールがあった。
マクロビオティックを学んだことがあって、今も玄米ご飯を召し上がっているという。
体調不良で将来にとても不安を感じておられた。

Aさんの体調不良の原因は、一言でいうなら塩分のとりすぎである。
古いマクロビオティックでは、陽性にすることが良いと思われていて、そのままの教えを今も続けておられるようだ。

長い間腎臓に負担をかけて来られたようで、夜中にトイレに起きるそうだ。
これは塩分を強くして陽性になることを推奨したマクロビオティックの弊害である。
昔、栄養失調で陰性な人が多い時代のことだ。
しかし今は違う。

Aさんはマクロビオティックの学校に行って、「あなたは陰性だから陽性な食事を摂るように」と言われたのだろう。
それを何十年と続けてしまったAさんは、「ちょうどよい」時を通り過ぎてしまって、今は精神面まで混乱していた。(これも問題)

陽性の強い食事にしても、陰性の強い食事にしても、極端な方法は一時期はよいとしても、長く続けるべきではない。
調子がよくなったなと思ったら、そこで陰陽バランスの取れた食事に戻すべきなのだ。
しかし、多くの人がこのタイミングを見誤る。
なぜなら、調子がよいからだ。

ここが落とし穴。

「マクロビオティックの陰陽で夜間の頻尿改善を考えてみよう」につづく

 
 

(教室の掛け花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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免疫力や目に見えない暮らしのこと マクロビオティックのこと

赤ちゃんの時から滅多に風邪をひかず、そのまま大きくなる子がいる。
しょっちゅう風邪をひいて、毎月のように病院通いする子がいる。

食事をたくさん食べる子がいる。
食の細い子がいる。

同じ家庭で、同じように育てられても、兄弟でそれぞれ体力も考え方も異なる。

土に種を蒔くと、成長に面白いほどの差が出る。
同じ畑なのに。

 
 

これらはひとえに個体差そのものだと思う。
だから、ワクチンを接種しても感染する人がいるし、再感染する人もいる。
3回接種しても、4回接種しても……

ワクチン未接種でも感染しない人がいる。
同居していても感染する人としない人がいるのは当然だ。
みんなの体が違うから。
免疫力の違いといってもいいかもしれない。

 
 

***

体温計のように免疫計というのがあったら、どんな展開になるのだろう?
やっぱり数字に頼るのかな?

この世の中には、目に見えないけど大事なことがいっぱいある。
いや、見えないものの方が大事なような気がする。
人の心だって、免疫力だって見えない。

見えるものだけを信じて生きてきた人には、暮らしにくい時代だろう。
でも、見えないものを大事にする生き方のほうが、精神的には穏やかでいられるように思う。

私がマクロビオティックを知ってよかったなと思うのは、見えない世界を考える暮らし方だった。
陰陽なんて考え方は目に見えるものではないけれど、それを反映した事象は周りにいっぱいあった。
だから、案外見える確認をしながら暮らしに取り入れられたのがよかった。

見えるものに振り回されないで、見ない視点で暮らすとよいことがいっぱいある。
お料理だって見えないところに急所があったりする。
それが出来る人のお料理は本当に美味しい。

これからも免疫力を高める暮らしを続けて行きたい。

 
 

(かますの幽庵焼き 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 秘伝コースの授業より)

 
 
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