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マクロビオティックの盲点

マクロビオティックには二つの大きな流れがあります。その二つの違いは主に塩分と油の摂取量にあります。どちらも体質に合っていれば最初は効果的なのですが、続けて行くうちに体調が今ひとつ本調子ではないと感じることがあります。そんな時にはその食べ方を改めるべく、むそう塾までご相談ください。

マクロビオティックを整理してみましょう(マクロビオティック料理で終わっていませんか?)

いま日本国内に広まっているマクロビオティックには、大きく分けて2通りの流れがあります。一つは東京の日本CI協会や大阪の正食協会に代表されるような、古くから存在する桜沢如一先生直系ともいうべき「マクロビオティック」。もう一つは2000年頃にアメリカから入って来た久司道夫先生が提案した「クシ・マクロビオティック」。この他にそれらのところから派生した小さな流れがたくさんあります。

 

問題なのは、桜沢先生の提唱したマクロビオティックと久司道夫先生の提案したマクロビオティックとでは、陰陽理論のスタート部分が異なることです。久司先生は桜沢先生のお弟子さんだったわけですが、アメリカに渡ってからアメリカ人の理解しやすい方法で伝えたのが陰陽五行論だったわけです。それをそのまま日本に持ち込んだため、マクロビオティックと一口に言っても、異なった視点から解説するマクロビオティックが存在することになったわけです。

 

こちらの記事の引用図(下にも転載)を参考にしていただくと解りやすいのですが、陰陽五行論は桜沢先生が伝えたものではありません。桜沢先生が示されたのは、あくまでマクロビオティックの陰陽基本理論として、『宇宙の秩序』の「7つの法則」「対数的スパイラル図」、『無双原理』の「12の定理」「陰陽分類図」にあるのです。

 

ですから大雑把にいえば、桜沢先生はもっと大きな視点で哲学的な世界を唱え、そのお弟子さんたちはもっと具体的な視点で陰陽五行論や4つの体質論を唱えたわけです。なぜなら、実際に病気の人に陰陽を使おうとすると、桜沢先生の視点よりもっと細かな視点が必要になるからです。より具体的になって、目に見える形でイメージしやすい利点があるので、病気治しの現場では陰陽五行論を活用するのだと思います。

 

ここではどちらが良いか悪いかではなく、そのような経緯でそれぞれ異なる視点のマクロビオティックが存在していることを知っていただき、陰陽の理解で解らなくなったときには、桜沢先生の世界まで戻れば解決のヒントがあることをお伝えしたいのです。そして、病気治しに軸足を置いたマクロビオティックが存在することも忘れてはなりません。しかし、それらも究極的に行き着くところは桜沢先生が提唱したマクロビオティックの世界です。

 

マクロビオティックを知ってもお料理の時点で止まっている人がほとんどです。しかし桜沢先生が伝えたかったのは、そんなちっぽけなものではなく、もっとダイナミックで心躍る人生にするためのノウハウだったのです。それなのに「マクロビオティック料理」と称して、動物性・白砂糖・乳製品抜きのお料理だけがひとり歩きして、それを曲解した人たちの中には体調の悪化する人が出続ける現状があります。これでは桜沢先生は嘆き悲しまれることでしょう。

 

今あなたが知っているマクロビオティックは、桜沢先生の伝えたかった内容ですか? もし違うなら、ぜひマクロビオティックの奥義にたどり着いてください。いつまでもお料理でもたもたしないでください。マクロビオティック料理は陰陽の変化を心身で知る導入部分です。このお料理で感じた変化が陰陽の世界でもあるわけです。陰陽料理も無双原理も一生モノです。しっかり落とし込んでダイナミックな一生にしましょう。

 

困難な中にも光を! これがマクロビオティックの世界です。あれダメこれダメの世界ではありません。完全なる自由を手に入れるためのノウハウと、どん底にあっても這い上がる希望を与えてくれるのがマクロビオティックです。ですから、マクロビオティックを知っているのにつらかったり、悲しかったり、悩みが絶えないのは、まだマクロビオティックを真に理解しているとはいえません。それらを吹き飛ばす原理が陰陽基本理論にあります。ここを忘れないでくださいね。

 

「陰陽塾」(陰陽研究室便り) マクロビオティック1

「Macrobiotique」誌(月刊マクロビオティック2月号より)


カテゴリー: | コメント(2)

コメント

  1. てんこ のコメント:
    美風さん、おはようございます。
    どっしりした記事を読ませて頂きました。

    >完全なる自由を手に入れるためのノウハウと、どん底にあっても這い上がる希望を与えてくれるのがマクロビオティックです。
    過去にとても困難な状況に陥って、ばったりと地面に倒れ込んだ心境になって、もう一歩も動けないと思った事がありました。
    でもなぜだか、絶対に立ち止まらない!と自分を突き動かす力があって、本当に這いつくばるようにして何とか日々を過ごしているうちに今の自分に至っていました。
    そのとき遠くに見た光が、無双原理が教えてくれる真理だったのではないかと今になれば分かります。
    順番としては、何とか日々が上手く回るようになってから無双原理を知った、ということになるのですが、自分に起こった変化を後から上手く説明してくれたのが無双原理だったのです。
    だから宇宙の秩序を知ったとき、無双原理を教えて頂いたとき、それらの理論をすんなり受け取ることが出来ました。
    自分と世界がピッタリフィットした感覚があって、とても嬉しかったです。

    心理的な安定、外に求めていた時は決して得られなかった答えが自分のなかから湧き出てくとは。
    自分の中に眠る力を引き出してくれる、それが無双原理であると教えて頂いた事は私の財産です。
    • マクロ美風 のコメント:
      てんこさん、こんにちは。

      >自分に起こった変化を後から上手く説明してくれたのが無双原理だったのです。
      >だから宇宙の秩序を知ったとき、無双原理を教えて頂いたとき、それらの理論をすんなり受け取ることが出来ました。

      私もてんこさんと同じような経緯で無双原理に出会いました。
      私なりに「こうだ」と思って生きて来た過去を、無双原理はとても解りやすく解説してくれて、「そういうことだったのか!」と後から追認した感じになったものでした。
      ですから「これで間違いない!」と、自分の生き方に自信を持って前に進む力を与えてくれている気がします。
      これが羅針盤なんですよね。
      羅針盤があるということは、人生にどれほど心強さを与えてくれることか。

      >心理的な安定、外に求めていた時は決して得られなかった答えが自分のなかから湧き出てくるとは。

      人間は往々にして外に求めがちですが、実はすべてのスイッチは自分が持っていて、まだその使い方のスイッチが入っていないだけなんですよね。
      あるいはまだスイッチのある場所が判らないのかも知れません。
      でも、マクロビオティックを知るとそれらを早く見つけ出すことが出来ると思います。
      お互いにこんな世界を知ることが出来て幸せですね。

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